武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2022年
11月24日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーが大規模修繕工事実施、高さ約160m外壁で昇降機が稼働中

武蔵小杉再開発地区のタワーマンション「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」で、大規模修繕工事が行われています。

工事用の昇降機が外壁に設置され、修繕作業等が行われています。

■丸子橋から見たパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー

こちらは、丸子橋から見たパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー(中央)です。
左側がシティタワー武蔵小杉、右側がパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーです。

ステーションフォレストタワーは、三井不動産レジデンシャル分譲の47階建てタワーマンションで、2008年10月に竣工しました。

隣接商業施設「パークシティ武蔵小杉プラザ(現在のLuz武蔵小杉)」とともに開発され、商業施設にはスーパーマーケット「フーディアム武蔵小杉」と「コナミスポーツ」がオープンしました。

■マンション壁面に設置された多数の昇降機
壁面に設置された多数の昇降機

丸子橋からの写真は2022年10月に撮影したものですが、この時点でマンションの壁面に多数の昇降機が設置されて、稼働していました。

■大規模修繕工事のお知らせ
併設の公開空地から見上げて

大規模修繕工事のお知らせ

併設の公開空地に面して、大規模修繕工事のお知らせが掲示されていました。
施工は建設時と同じく、竹中工務店です。

これだけの規模のタワーマンションの建設や大規模修繕工事となると、対応可能な建設会社は大手ゼネコンなどにある程度限られてくるのではないかと思います。

■昇降機のレール
昇降機のレール

大規模修繕工事の実施にあたり、壁面には昇降機用のレールが地上から最上部まで取り付けられていました。

低層・中層のマンションであれば、上から下まで足場を組んで修繕をするのが一般的ですが、武蔵小杉のタワーマンションのような超高層ビルで足場をはるか高くまで積み上げると、下のほうが荷重に耐えられません。

そこで写真のようなレールを引き、そこで昇降機を上下させながら修繕作業をするというわけです。

■(ご参考)足場を組んで実施する大規模修繕工事
低層マンションの大規模修繕工事

ご参考までに、こちらが足場を組んで実施した大規模修繕工事です。
6~7階かと思いますが、このくらいであれば足場を組んだほうが合理的ですね。

■短い昇降機
短い昇降機

■長い昇降機
長い昇降機

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの昇降機は、よく見ると長短が混在していました。

写真の短い昇降機はレール2本で動いていますが、長い昇降機はレール4本に跨っています。

昇降機が目の前で作業を始めると少々驚くかもしれませんが、通常作業スケジュールはあらかじめ告知されているはずです。

経年での外壁の傷などは雨水の侵入などで耐久性を損なうことにつながりますし、こうした大規模修繕工事はタワーマンションにとっても大切なことです。

マンションの大規模修繕工事は10年以上経過したところで着手されることが多く、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーが14年で実施しているのは一般的なスケジュールの範囲内と思われます。

■2019~2020年に大規模修繕工事を行ったレジンデンス・ザ・武蔵小杉
エレベーターが設置されたレジデンス・ザ・武蔵小杉

武蔵小杉再開発地区では、横須賀線武蔵小杉駅駅前の「レジデンス・ザ・武蔵小杉」が2019~2020年に大規模修繕工事を実施していました。

「レジデンス・ザ・武蔵小杉」は、2007年8月に竣工した武蔵小杉再開発地区の最初の大規模マンションです。
これに2008年10月竣工で続いたのがパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーでした。

武蔵小杉の他のタワーマンションも順次竣工していきましたので、今後各マンションの状況に応じて大規模修繕工事が着手されていくのではないでしょうか。

【関連リンク】
パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー 公式ウェブサイト
2019/9/2エントリ 武蔵小杉再開発最初の大型マンション「レジデンス・ザ・武蔵小杉」の大規模修繕工事が本日着工、再開発は維持・管理のステージへ
2020/1/8エントリ 武蔵小杉再開発地区初の大規模修繕工事:レジデンス・ザ・武蔵小杉で外壁修繕のエレベーターが稼働

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2022年
11月04日

川崎市総合自治会館跡地複合施設「(仮称)武蔵小杉PROJECT」のプロジェクトサイトが開設、11月末まで施設名称3案の投票実施中

府中街道沿いの川崎市総合自治会館跡地で、東レ建設を中心とした事業者によるシェアリングファームや地産地消の飲食・子育て支援の複合施設の再開発が進められ、2023年春に開業を予定しています。

先般、この複合施設のプロジェクトサイトが開設されました。
同サイトにおいて、施設名称の投票が2022年11月30日まで行われています。

■複合施設のプロジェクトサイト「(仮称)武蔵小杉PROJECT」
複合施設のプロジェクトサイト
※プロジェクトサイト(https://www.musashikosugi-project.jp/)より


川崎市総合自治会館跡地は、代表企業の東レ建設に加え、株式会社ナチュラ、一般社団法人クレイドル、東洋コミュニティサービスによる複合施設の建設工事が行われています。

複合施設は、イメージパース左から順番に「農」「食」「憩」「健康」の4つのゾーンで形成されています。

●「農」:東レ建設によるシェアリングファーム「トレファーム」
●「食」:シェアリングファームの野菜や川崎産の食材を使うアウトドアダイニング
●「憩」:二ヶ領用水と連続した芝生の広場
●「健康」:産前産後ファミリーケア施設、保育施設、クリニックなど

このたび、前掲のウェブサイトにおいて、施設のコンセプトに沿って施設名称3案が下記の通り提示されました。
11月30日まで、どなたでもウェブで投票できるようになっています。

■「(仮称)武蔵小杉PROJECT」の名称案
KOSUGI iHUG
コスギ アイハグ
「集まる」「憩う」「育む」。
これらの頭文字をつなぎ合わせて「ア・イ・ハグ」と名付けました。さらに「iHUG(抱きしめる)」という意味を加え、多彩なコミュニティを育む場でありたいという想いも込めています。
KOSUGI DOCK
コスギ ドック
「DOCK」とは波止場や船渠(せんきょ)といった意味をもつコトバ。
この「食・農・建」複合型のコミュニティ・フィールドが豊かな時間を紡ぎ、多彩なコミュニティを深めながら佇み、やすらぐ、憩いの場として多くの方々に親しんでもらいたい。そんな想いを込めたネーミングです。
KOSUGI sketch
コスギ スケッチ
それは、大きなキャンバスに絵を描くように。
ここが利用する方々にとって楽しく豊かに思い思いの時間を紡いでもらえる場所であってほしい。
そして心に残る風景が沢山生まれる場所であってほしい。
そんな想いを込めて「KOSUGI sketch」と名付けました。

投票は、プロジェクトサイトで「いいね」ボタンを押すだけで、個人情報等の入力はまったく必要ありません。

最多得票で決めるとも何とも告知はされておらず、またひとり1票ということですが、厳密な管理はなさそうです。

大々的なPRなどもされていないため、ある程度参考程度かもしれませんね。

ただ、二ヶ領用水と府中街道沿いの良い場所にできる、ユニークな施設ですので、心に沿うネーミングがありましたら投票してみてはいかがでしょうか。

■複合施設の建物外観がお目見え
複合施設の建物外観

複合施設の建物外観

複合施設の建物外観

現地では、複合施設の建物外観がお目見えしました。
三角御屋根が特徴で、シースルーのハウスがシェアリングファームですね。

2023年春の開業に向けて、工事も終盤に入ってきました。

■川崎市総合自治会館跡地の複合施設建設地のイメージパース
東レ建設による複合施設のイメージパース


■二ヶ領用水緑道整備計画のイメージ図
二ヶ領用水緑道整備計画のイメージ図

(はつしも)

【関連リンク】
東レ建設 トレファーム
川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画
2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る
2022/6/30エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む
2022/7/25エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の詳細イメージパースが公開、「農・食・健・憩」を通じたコミュニティの場が2023年春に誕生へ
2022/9/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設整備工事で二ヶ領用水沿いが年末まで通行止めに、緑道再整備のイメージ図も公表

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2022年
09月16日

JR東日本が横須賀線武蔵小杉駅「新下りホーム」の2022年12月18日(日)供用開始を発表、改札口新設は2023年度内に

JR東日本が、横須賀線武蔵小杉駅の新下りホームを2022年12月18日(日)初電から供用開始(悪天候等により工事が延期となった場合は25日(日))することを発表しました。

新下りホーム供用開始に伴い、朝の通勤時間帯は従来比3割程度の混雑緩和が見込まれるということです。

また改札口の新設については、「2023年度内」であることが示されました。

■JR横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの完成イメージ
JR横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの完成イメージ
※JR東日本プレスリリースより

■全体概要図
全体概要図
※JR東日本プレスリリースより

■横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの施設概要
●ホーム長 311m(15 両編成対応)
●ホーム幅員 基本幅員約5m
●エレベーター 1基
●エスカレーター 1基
●階段 3箇所

上記の概要図の通り、階段は3か所、エレベーター・エスカレーターが1基ずつあります。

エスカレーターはホームの最北端のみにありますので、新南改札から入った場合は一番遠いところにあります。

新下りホームはスペースが限られていますから、仕様としてはやむを得ないところなのでしょう。

■横須賀線武蔵小杉駅(新南口)
JR武蔵小杉駅新南口

■建設中のホーム
建設中のホーム

建設中のホーム

こちらは、建設中のホームです。
建設工事は順調に進んでおり、このたび供用開始日の発表に至りました。

このホーム供用開始に続いて改札口の新設工事を行い、こちらは2023年度内(2024年3月まで)に供用開始を予定しているということです。

新改札口については2022/6/6エントリ川崎市のまちづくり委員会の公表資料をご紹介しておりますので、ご参照ください。

横須賀線武蔵小杉駅は2010年3月の開業以来利用者の増加が続いており、混雑が生じていました。

2020年以降はコロナ禍という想定外の社会変化により混雑率は低下していますが、利便性が高まることは間違いなく、利用者にとっては期待が高まるところでしょう。

■新規改札口及び新たなアクセスルートの設置
新規改札口及び新たなアクセスルートの配置図
※川崎市まちづくり委員会発表資料より

【関連リンク】
JR東日本プレスリリース 横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの供用を開始します(PDF)
川崎市 2022年6月1日 まちづくり委員会資料(PDF)

(JR武蔵小杉駅関連エントリ)
2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
2019/7/24エントリ 川崎市がJR武蔵小杉駅南武線ホームに2022年3月ホームドア設置を発表、川崎・武蔵溝ノ口・登戸の各駅にも整備へ
2019/7/25エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅横須賀線ホームの安全対策を発表、2019年11月「転落防止注意喚起センサー」2020年3月「スレッドライン」を設置へ
2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
2021/4/6エントリ JR東日本が2021年度ホームドア整備計画(21駅)を発表、南武線第1号として武蔵小杉駅に整備へ 2021/7/7エントリ JR横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホーム増設工事進む、横浜駅寄りに大きく位置をずらしてホーム躯体と屋根がお目見え
2022/1/18エントリ JR武蔵小杉駅の南武線ホームドア供用開始が2022年3月13日(日)に決定、2月1日・2日に本体設置工事を実施
2022/2/2エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームにホームドア本体が設置完了、3月13日(日)供用開始に向け調整中
2022/2/11エントリ JR武蔵小杉駅北口・南武線駅舎の外壁改修工事が完了しリフレッシュ、駅看板も新調
2022/3/14エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームドアが供用開始、南武線では導入第1号に
2022/6/6エントリ 横須賀線武蔵小杉駅新規改札口の川崎市・JR東日本施行協定資料が公表、上丸子跨線橋からのルート新設し2023年度供用開始を計画

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2022年
09月04日

川崎市総合自治会館跡地の複合施設整備工事で二ヶ領用水沿いが年末まで通行止めに、緑道再整備のイメージ図も公表

府中街道沿いの川崎市総合自治会館跡地で、東レ建設を中心とした事業者によるシェアリングファームや地産地消の飲食・子育て支援の複合施設の再開発が進められています。

この工事が進捗し、二ヶ領用水側の一部歩道が2022年9月1日から12月28日まで通行止めとなりました。

本事業においては、二ヶ領用水とも一体的なスペースの整備が行われる計画であり、今回現地にそのイメージ図が掲示されました。

■二ヶ領用水沿いの通行止めのお知らせ
二ヶ領用水沿いの通行止めのお知らせ

二ヶ領用水沿いの通行止めのお知らせ

こちらは、「川崎市医師会館」裏手の二ヶ領用水沿いです。
このエリアは工事区間ではありませんので通行可能ですが、予告として通行止めのお知らせが掲示されていました。

今回は川崎市総合自治会館跡地の工事区間に面した二ヶ領用水沿いと、府中街道への通り抜け用歩道が通行止めになりました。

■通行止め区間のマップ


前掲の図だけですと、どこが通行止めになっているのかピンとこない方もいらっしゃると思いますので、マップを作成しておきました。

上記の青線の部分が通行止めとなっています。

旧川崎市総合自治会館近くの「今井南橋」付近から、「サライ通り商店街」にぶつかるまでが通行止めエリアです。

■通行止めエリアの北端
通行止めエリアの北端

■事業計画のお知らせ
事業計画のお知らせ

■二ヶ領用水緑道整備計画のイメージ図
二ヶ領用水緑道整備計画のイメージ図

通行止め区間の北端には、従来から公示されている「事業計画のお知らせ」に加えて、新たに二ヶ領用水緑道整備計画のイメージ図が掲示されていました。

従来、このエリアの二ヶ領用水沿いの歩道は狭く、通り抜けるだけの場所になりがちでした。

再整備により、イメージ図のようにベンチも設置され、また川崎市総合自治会館跡地に整備される芝生の広場とも一体的につながることで地域の憩いのスペースとなるよう計画されています。

■今井南橋から先の通行止め
今井南橋から先の通行止め

今井南橋から先の通行止め

二ヶ領用水沿いを渡る「今井南橋」です。
この橋を渡ったことがある方は、結構多いのではないでしょうか。

ここが12月28日まで通行止めになりますので、普段ご利用の方はご注意ください。

府中街道を利用しても良いですし、今井南橋を渡らずに直進すればサライ通り商店街に出ますので、それほど不便はなく迂回は可能です。

■通行止め区間内
通行止め区間内

こちらは、今井南橋先の通行止め区間内(通行可能エリアから撮影したもの)です。

川崎市総合自治会館跡地の工事現場と、二ヶ領用水沿いの歩道の間の仮囲いが取り外され、歩道の一部が作業ヤードになっていました。

この建物配置ですと、歩道ぎりぎりまで建物があった川崎市総合自治会館よりも広いスペースが取れそうですね。

■サライ通り商店街との交差点
サライ通り商店街との交差点

通行止め区間の最南端は、サライ通り商店街との交差点です。
こちらはカラーコーンで通行止めになっていました。

約4か月後の歩道供用開始のときには、従来よりも使いやすい形になっているとよいと思います。

(はつしも)

■川崎市総合自治会館跡地の複合施設建設地のイメージパース
東レ建設による複合施設のイメージパース


■川崎市総合自治会館跡地に整備される「芝生の広場」
「憩」芝生広場


【関連リンク】
東レ建設 トレファーム
川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
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2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
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2022年
08月16日

NEC玉川事業場に高さ約76m・12階建ての新オフィスビル建設が決定、事業所の再編集約がさらに進展

NECが、玉川事業場南側に新たなオフィスビルを建設することがわかりました。
建物は高さ約76m、12階建てで、「(仮称)NEC玉川かえでⅣ期棟」とされています。

■NEC新オフィスビルの建設地(7号館・8号館解体前)
解体前の7号館・8号館

■7号館・8号館解体後の新オフィスビル建設地
NEC新オフィスビルの建設地

NEC新オフィスビルの建設地

NEC玉川事業場は、横須賀線武蔵小杉駅・南武線向河原駅前に広がるNECの大規模事業所です。

1936年からの長い歴史を有し、現在では超高層ビル「NEC玉川ルネッサンスシティ」2棟、「NEC玉川ソリューションセンター」が建設されるなど同社の重要な拠点となっています。

一方で古い工場建屋などは取り壊しも行われ、今回新たなオフィスビルが建設される場所もかつては「7号館・8号館」がありましたが2011年に解体されました。

上記写真は、2011年の解体前後のものですが、約11年にわたってこのまま活用はされず塩漬けになっていました。

場所としてはNEC玉川ルネッサンスシティの南側、NECレッドロケッツ玉川アリーナの北側にあたります。
ちょうどすぐ隣には横須賀線・湘南新宿ライン、東海道新幹線の線路が走っています。

■「(仮称)NECかえでⅣ期棟」の建築概要
用途 事務所
高さ 76m
階数 12階
対象事業区域の面積 70,855.86㎡
建蔽率 60%
指定容積率 200%

■対象事業区域のマップ
対象事業区域のマップ

NECは、グループ全体での事業所の再編を進めています。

その中でも玉川事業場は中核的な存在で、新たなオフィスビルが建設されることで、さらに集約が行われるかたちになるでしょう。

現段階では「事業計画のお知らせ」は公示されておらず未発表の段階で、着工・竣工時期はわかりませんが、遠からず現地に公示されることと思います。

(はつしも)

■NEC玉川ルネッサンスシティとNEC玉川ソリューションセンター
NEC玉川ルネッサンスシティとソリューションセンター

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 D地区
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2011/9/17エントリ NEC玉川事業場の7・8号館解体完了

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2022年
08月12日

綱島街道沿い・旧川島ビルが商業施設「Classense武蔵小杉」としてリニューアル完了、グランツリーと歩調合わせたアースカラーデザインに

綱島街道沿い・グランツリー武蔵小杉向かいの商業施設「川島ビル」のリニューアル工事が完了し、「Classense武蔵小杉」としてリブランディングされました。

建物が外壁にはグランツリー武蔵小杉と歩調を合わせたと思われる茶色系のアースカラーが採用され、統一性のある外観となっています。

■リニューアルされた「Classense武蔵小杉」
グランツリー武蔵小杉とClassense武蔵小杉

上記写真が綱島街道で、写真左がグランツリー武蔵小杉、右が「Classense武蔵小杉」(旧川島ビル)です。

ご覧の通り、グランツリー武蔵小杉は横縞系、Classense武蔵小杉は縦縞系の違いはありますが、明らかに足並みを揃えたカラー・デザインとなっています。

■リニューアルが完成した「Classense武蔵小杉」
Classense武蔵小杉

リニューアルが完成したClassense武蔵小杉

入居テナント

■新規オープンした「ALBA歯科&矯正歯科」
ALBA歯科&矯正歯科

リニューアルに伴い、新たに「Classense」のロゴが掲示されるとともに、テナント看板も新調されました。

従来店舗のドコモショップ、ステーキのあさくま、ジーンズメイト、らあめん花月嵐に加えて、回転寿司店「魚屋路武蔵小杉店」、「ALBA歯科&矯正歯科」が新規オープンしています。

このうち「魚屋路武蔵小杉店」については、リニューアル工事中に先行オープンしたため、2022/5/2エントリでご紹介しておりました。

■別角度から見た「Classense武蔵小杉」
別角度から見た「Classense武蔵小杉」

グランツリー武蔵小杉

改めて、リニューアルした「Classense武蔵小杉」と「グランツリー武蔵小杉」を比較してみます。

「川島ビル」時代をご存じない方がご覧になった場合、「グランツリー武蔵小杉別館」のように感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。

建物の基本構造は変わっていませんが、「ガワ」の部分を改装するだけでかなり印象が違ってくるものです。

■隣接地での新たな商業ビル建設
新たなビル建設

また「Classense武蔵小杉」を所有する川島製作所は、隣接地にも4階建ての新たな商業ビルを建設する計画であり、こちらも本サイトですでにお伝えしておりました。

飲食、物販、クリニック、事務所が入居する計画です。

「(仮称)新丸子東3丁目ビル計画」とされていますが、こちらのデザインは現段階ではわかりません。

【関連リンク】
(旧川島ビル関連)
2008/6/8 中丸子の藍屋で、子どもとランチ
2022/3/30エントリ 綱島街道沿い「藍屋武蔵小杉店」が閉店、跡地に同系列の回転寿司店「魚屋路」が4月下旬オープン決定
2022/5/2エントリ 綱島街道沿い「藍屋」跡地に回転寿司「魚屋路武蔵小杉店」オープン、川島ビルを「Classense武蔵小杉」にリニューアルし「ALBA歯科&矯正歯科」も7月開院決定

(中丸子地区三角地帯関連)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 A地区
2019/3/31エントリ グランツリー武蔵小杉向かいの新商業ビル1階に「セブンイレブン」、2階に「ゴールドクレストマンションギャラリー」が出店決定
2019/4/10エントリ グランツリー向かいに完成「サクセス武蔵小杉ビル」に「早稲田アカデミー武蔵小杉校」が5月7日移転決定、小杉ビルディング再開発により退去
2019/5/16エントリ サクセス武蔵小杉ビル1階に「セブンイレブン グランツリー武蔵小杉前店」が本日オープン、小杉ビルディングから移転の「早稲田アカデミー」新校舎も稼働中
2021/12/3エントリ ・2022/3/30エントリ 綱島街道沿い「藍屋武蔵小杉店」が閉店、跡地に同系列の回転寿司店「魚屋路」が4月下旬オープン決定

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2022年
07月25日

川崎市総合自治会館跡地の複合施設の詳細イメージパースが公開、「農・食・健・憩」を通じたコミュニティの場が2023年春に誕生へ

府中街道沿いの川崎市総合自治会館跡地で、東レ建設を中心とした事業者によるシェアリングファームや地産地消の飲食・子育て支援の複合施設の再開発が進められています。

このたび、現地の仮囲いに複合施設のイメージパースが掲示されました。

■川崎市総合自治会館跡地の複合施設建設地のイメージパース
東レ建設による複合施設のイメージパース

■複合施設の建設地
東レ建設による複合施設の建設地

川崎市総合自治会館跡地は、代表企業の東レ建設に加え、株式会社ナチュラ、一般社団法人クレイドル、東洋コミュニティサービスによる複合施設の建設工事が行われています。

これまでの建物解体や複合施設の建設プロセスについては、これまでにもご紹介してきました。

ご覧の通り、建設工事の仮囲いに複合施設のイメージパースが掲示されました。
イメージパースは上記写真の府中街道側だけでなく、二か領用水側にも掲示されています。

■「農」トレファームを活用したシェアリングファーム
「農」トレファームを活用したシェアリングファーム

トレファーム

複合施設は、イメージパース左から順番に「農」「食」「憩」「健康」の4つのゾーンで形成されています。

「農」は、東レ建設によるシェアリングファーム「トレファーム」です。
腰をかがめなくても良い高床式栽培台で、高齢者や車椅子利用者でも利用しやすいように設計されています。

■トレファームの紹介(Youtube動画)


「トレファーム」については、現地のQRコードで紹介動画がリンクされていました。
また関連リンクにサービスサイトを掲載しておきますので、ご参照ください。

■「食」アウトドアダイニング
「食」アウトドアダイニング

そして「食」は、アウトドアダイニングです。
シェアリングファームで育てられた野菜や、川崎産の食材を使う地産地消ダイニングとして企画されています。

こちらは株式会社ナチュラの運営でしょう。

■「憩」芝生の広場
「憩」芝生広場

そして敷地の中ほどには、「憩」として芝生の広場が整備される計画になっています。
二ヶ領用水沿いには遊歩道がありますが、遊歩道と連続的な広場スペースは中原平和公園まで行かないとありません。

ここにイメージパースのような広場があると、子どもたち場遊びやすいのではないでしょうか。

■「健」ウェルネスリビング
「健」産前産後ファミリーケアなどウェルネスリビング施設

最後は、「健」のウェルネスリビング施設です。
産前産後ファミリーケア施設、保育施設、クリニックなどが配置される計画です。

またこの施設では、シェアリングファームを活用した農業体験や食育プログラムも展開されるということです。

これらの情報自体はこれまでにもご紹介してきましたが、従来よりも細かく描かれたイメージパースになると、わかりやすくなりますね。

徐々に建物もできあがってきて、もう少し開業が近づくと詳細情報なども出てくるのではないでしょうか。

■複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場(6月時点)
建物躯体が立ち上がってきた工事現場
※近隣の方よりの提供写真

(はつしも)

【関連リンク】
東レ建設 トレファーム
川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画
2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る
2022/6/30エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む

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2022年
07月16日

小杉ビルディングの美容室「イメージア武蔵小杉店」が7月1日に店舗統合閉店、JR東日本による再開発に向け徐々に退去進む

武蔵小杉駅北口の「小杉ビルディング」は、JR東日本による将来的な再開発を控えて入居テナントが順次契約満了を迎えて退去しています。

2022年7月1日をもって、2階の美容室「イメージア」が店舗統合により閉店しました。

■「イメージア」が閉店した小杉ビルディング
 イメージアが閉店した小杉ビルディング

小杉ビルディングは、今から約10年前、ドン・キホーテグループの「日本商業施設」が「有限会社レナ・ホールディングス」から2012年8月に取得しました。
その後証券化され、信託受益権の形で同グループの「日本アセットマーケティング」が保有をしていました。

同グループは、小杉ビルディングを改修し、新たなテナントを誘致するなどして、駅前の商業ビルとしてのバリューアップを行ってきましたが、2016年9月23日付で本物件を売却したことを発表しました。

本サイトが2016/9/29エントリでこれをお伝えした時点においては売却先は「非公表」とされていましたが、2017年3月31日付で本物件の引き渡しが行われたことで、売却先がJR東日本であることが確認でき、2017/4/1エントリで本サイトが特報として同社による再開発計画をお伝えしました。

小杉ビルディングには多くのテナントが入居しており、基本的には契約満了をもって順次退去してきています。

■「イメージア」店舗統合のお知らせ
イメージア武蔵小杉店店舗統合のお知らせ

今回退去するのは、2階の美容室「イメージア武蔵小杉店」です。
6月30日を最終営業日として、7月1日をもってイメージア綱島店、イメージア溝の口店に統合するかたちです。

■1階のスパニッシュバル「バルサバルサ」跡地
バルサバルサ跡地

また1階ではスパニッシュバル「バルサバルサ」も閉店しています。
こちらは2021年6月30日閉店で、すでに1年以上経過しています。

看板等もそのままで、これは除却する予定は当面ないようですね。

■サクセス武蔵小杉ビルに移転した「早稲田アカデミー」
サクセス武蔵小杉ビルのテナント群

また小杉ビルディングからは、学習塾の「早稲田アカデミー」も移転しました。
現在は綱島街道沿いの「サクセス武蔵小杉ビル」にメインの校舎があります。

■小杉ビルディングから移転した「衣通(イッツ)武蔵小杉店」
3階の「衣通武蔵小杉店」

またこちらは、小杉ビルディングから法政通り商店街に移転した貸衣装・フォトスタジオ「衣通(イッツ)武蔵小杉店」です。

他にも多くの店舗が、小杉ビルディングから武蔵小杉周辺のビルに移転しました。

小杉ビルディングにはまだまだ入居テナントがあり、各店舗の契約内容はわかりません。

退去が完了して実際に再開発が行われるまでにはまだまだ時間がかかるとは思いますが、今後徐々に空き区画が増えていくのではないでしょうか。

【関連リンク】
2017/4/1エントリ 武蔵小杉駅北口の「小杉ビルディング」買収企業はJR東日本と判明、駅舎も含めた駅ビル開発を計画
2018/6/12エントリ 法政通り商店街の「KOUTOビルディング」に貸衣装・フォトスタジオ「衣通(イッツ)」が小杉ビルディングから移転、全6店舗がオープン完了
2019/5/16エントリ サクセス武蔵小杉ビル1階に「セブンイレブン グランツリー武蔵小杉前店」が本日オープン、小杉ビルディングから移転の「早稲田アカデミー」新校舎も稼働中

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2022年
06月30日

川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む

府中街道沿いの川崎市総合自治会館跡地で、シェアリングファームや地産地消の飲食・子育て支援の複合施設の再開発が進められています。

本サイトではこれまでに解体のプロセスをご紹介してきましたが、現在は複合施設の建物躯体が立ち上がってきていますので、ここで記録に残しておきたいと思います。

■解体前の川崎市総合自治会館
俯瞰して見た川崎市総合自治会館
※地域住民の方による提供写真

■解体後の川崎市総合自治会館跡地
更地になった川崎市総合自治会館跡地
※地域住民の方による提供写真

こちらは、2021/9/30エントリでご紹介した写真です。
地域住民の方から提供いただいたもので、解体前の川崎市総合自治会館と、解体後の更地が俯瞰で収められています。

■複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場
建物躯体が立ち上がってきた工事現場
※地域住民の方による提供写真

そしてこちらが今回新たに提供いただいた、複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場です。

また鉄骨がむき出しの状態ですが、三角屋根の形状がよくわかりますね。

■川崎市総合自治会館跡地利用のイメージパース
 総合自治会館跡地利用のイメージ
※川崎市報道発表資料より

こちらは、川崎市より報道発表のあった複合施設のイメージパースです。
建物の向きが一部変更されたように見えますが、概ねイメージに沿ったものになっているようです。

■地上から見た建物躯体
地上から見た建物躯体

地上から見た建物躯体

地上から見た建物躯体

複合施設の建物躯体は、地上からも見ることができます。
2階建てで外階段が設置され、2階にも入りやすくなっています。

■二ヶ領用水沿いの仮囲い
二ヶ領用水沿い

事業計画のお知らせ

二ヶ領用水沿いの仮囲いには、事業計画のお知らせが掲示されていました。
工事完了は2022年12月末となっています。

川崎市総合自治会館跡地の開発においては川崎市が民間事業の提案を求め、東レ建設、武蔵小杉の外食グループ「ナチュラ」など4社による企業群の事業が採択され、2021年2月2日付で基本協定が締結されました。

同社らによる事業では、川崎市総合自治会館跡地に「農(シェアリングファーム)」「食(アウトドアダイニング)」「健康(ウェルネスリビング)」の3つの機能が導入されます。

本件については2021/2/4エントリでお伝えしておりますが、ここで再掲しておきます。

■採択された事業提案の概要
1.事業者の概要 ■代表企業:東レ建設株式会社
■構成員:株式会社ナチュラ、一般社団法人クレイドル、東洋コミュニティサービス株式会社
2.コンセプト 「誰もが健康に”いのち”を育む ~武蔵小杉のふるさと~」
3.事業概要 ①「農」シェアリングファーム (トレファーム)
・ビニールハウス、高床式栽培台、IoT自動灌水システムから成る農園
・子供から高齢者、車椅子利用者など、誰もが参加できる農業を通じてコミュニティを創造

②「食」アウトドアダイニング
・①や川崎産の野菜を中心とした地産地消型の飲食施設&ショップ
・地域の様々な活動に利用できる地域交流スペース

③「健康」ウエルネスリビング
・産前産後ファミリーケア施設、保育施設、クリニックで構成
・①を活用した農業体験や食育プログラム等により、孤立しがちな子育て世代をトータルサポート
4.事業期間 20年間
5.スケジュール 2021年2月2日 基本協定締結
●2021年4月以降 事業用定期借地契約締結
●2022年度中 跡地等の運用開始
6.詳細 ●川崎市報道発表資料 川崎市総合自治会館跡地等の活用を行う事業者と基本協定を締結しました(PDF)
●川崎市 まちづくり 総合自治会館跡地等活用事業の事業者の決定について

■「シェアリングファーム」のイメージ
 シェアリングファームのイメージ
※川崎市報道発表資料より

今回の3つの機能のうちの一つ「農」で導入される「シェアリングファーム」は、最近都市部で増加している共用の小型農園です。

ビニールハウス内に高床式栽培代を設置し、しゃがまなくてもよいため腰やひざの悪い高齢者の方やお子さん、車いす利用者なども利用できるように配慮される計画です。

そこで採れる野菜や、川崎市産の野菜などを使った「食」の施設「アウトドアダイニング」をナチュラが運営し、地域活動に利用できる交流スペースも併設します。

そして「健康」を推進する「ウェルネスリビング」では、シェアリングファームを活用した農業体験や食育プログラムを展開し、ファミリーケア施設・保育施設・クリニックとともに子育て世代を支援するコンセプトとなっています。

今後具体的な施設に関する情報も、どこかの段階で発表されることと思います。

(はつしも)

【関連リンク】
川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画
2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る

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2022年
06月29日

日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の建物躯体解体が完了、三菱地所レジデンスのツインタワー建設控え広大な敷地が更地に

日本医科大学武蔵小杉病院の旧病棟の建物躯体の解体工事が完了し、ほぼ更地になりました。
広大な敷地がひろがり、今後三菱地所レジデンスによるツインタワーの建設が進められます。

■日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の解体工事 (6月上旬)
日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の解体工事

日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の解体工事

まずこちらは、2022年6月上旬の日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の解体工事です。
この段階では、まだ敷地北端に建物の一部が残っていました。

■2022年6月下旬の解体工事現場

日本医科大学武蔵小杉病院の解体工事

そしてこちらが、直近6月下旬の解体工事現場です。
ご覧の通り、建物躯体がきれいになくなりました。

■稼働する重機
稼働する重機 

稼働する重機

現場ではまだ重機が稼働して、瓦礫を回収する作業などを行っていました。
砂塵が舞ってしまうのを防ぐために、人力で放水しながら作業を進めていたところです。

日本医科大学武蔵小杉病院の旧病棟もかなり規模の大きな建造物でしたので、その解体工事で生じる瓦礫もたいへんな量になります。

■敷地北側の縦穴
敷地北側の縦穴

敷地縦穴には、鉄板で保護された縦穴がありました。
このような穴は6月上旬の写真では見受けられなかったため、新たに掘られたものではないでしょうか。

■開けた視界から見る武蔵小杉のタワーマンション
開けた視界から見る武蔵小杉のタワーマンション

日本医科大学武蔵小杉病院の旧病棟が解体されたことで、武蔵小杉駅北口の視界が大きく開けました。

武蔵小杉駅北口のツインタワー「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」や、南武線を挟んで南側の「プラウドタワー武蔵小杉」などが良く見えました。

今後旧病棟跡地にもツインタワーが建設されますので、この風景が見られるのはそれまでの期間限定、ということになりますね。

■日本医科大学武蔵小杉病院の新病棟
日本医科大学武蔵小杉病院の新病棟

日本医科大学は、この地区に「新丸子キャンパス」「新丸子キャンパスのグラウンド」「武蔵小杉病院」と大きく分けて3つの大きな区画の土地を保有していました。

このうち「新丸子キャンパス」を2014年に武蔵境に移転させ、跡地を川崎市に33年間貸し出すことで「川崎市立小杉小学校」「こすぎ公園」が整備されました。

キャンパス移転によりグラウンドも閉鎖され、グラウンド跡地に「日本医科大学武蔵小杉病院」の新病棟が建設されました。

この新病棟が2021年9月に開院したことにより、空き家となった日本医科大学武蔵小杉病院の旧病棟が解体されたというわけです。

今後は三菱地所レジデンスによるツインタワーの建設が始まりますので、まだまだ工事が続いていくことになります。

(はつしも)

【関連リンク】
日本医科大学武蔵小杉病院 ウェブサイト

(日本医科大学武蔵小杉病院再開発関連)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
2015/12/3エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに
2018/12/28エントリ 川崎市立小杉小学校北側の「こすぎ公園」3,105平米が供用開始、2つの広場と多目的トイレを設けボール遊びも可能に
2019/2/8エントリ 日本医科大学新丸子キャンパスのグラウンド更地化工事が開始、外周部のソメイヨシノ等を伐採
2019/3/23エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」竣工式が本日開催、従来イメージを覆す最新校舎を一挙公開!
2021/9/7エントリ 9/1新棟開院「日本医科大学武蔵小杉病院」、9/21「グランツリー」にスターバックス連続出店、既存3店舗と企業内「NEC玉川ルネッサンスシティ店」で武蔵小杉6店舗体制に
2021/10/4エントリ 川崎市中原消防団が日本医科大学武蔵小杉病院の解体予定旧棟で訓練を実施、首都直下地震に備え災害対応力強化
2022/3/10エントリ  日本医科大学武蔵小杉病院旧病棟の解体進む、三菱地所レジデンスのツインタワー建設に向け敷地の約7割が更地に

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