武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
10月19日

武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(前編)

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武蔵小杉ライフが地域活動に関わり合いのある方々へお話を伺う
インタビューシリーズ、第4回目は以前からこのブログでも度々取り
上げているNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(通称:エリマネ)
を訪ねました。
エリマネは再開発地域の中丸子地区B地区にあるリエトプラザに
事務所を構えるNPO法人です。

今回は森副理事長、村山専務理事、萩原理事にお話を伺いました。
(以下敬称略)

■右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事
右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事

--まずエリマネの設立の経緯を教えてください。

(村山)
平成16年にこの武蔵小杉の南口の再開発が始まるという話があって
地域の代表するような人たちを委員とした武蔵小杉南口再開発戦略
会議
というものを立ち上げたと聞いています。
その委員達の意見を収集しながら、平成18年の春に市民部会、
商業者部会、事業者部会という3つの部会
を立ち上げて、それぞれの
部会の意見の収集を図っていきました。私はその中の市民部会に入り
ました。萩原さんは商業者部会の下に商業者若手会というのが出来て
そこに入っていました。この4つの部会が出来て議論を重ねて
いきました。

事業主はマンションを作って分譲してしまえばそれで終わりなの
ですが、街としてこれだけの大きな再開発があるのだったらなにか
形で残せないか、という話がありまして、それでその後3つの部会を
一緒にして合同部会というものを立ち上げてその中で議論して
いきました。
元々この再開発が川崎市のまちづくり局の主導で一体とした開発に
しようということで進めてきたわけですが、この地域が工場跡地
あるいはグラウンド跡地というところで元々そこに住民が存在しな
かった
のです。

ですから当然自治会・町内会というものが存在しないという中で、
回りの町内会に打診したところ、そんな大きなマンション住民を
一町会ではとても受け入れられないというような話がありまして、
やはり中原区にこれだけの開発をまとめるものが必要だということで、
それをNPO法人でそのとりまとめ、そういう存在でまちづくりを
進めてもらおうか、
という話になりましてNPOが設立されることに
なりました。

合同部会でNPOでやろうと決まった時に、当然川崎市のまちづくり
局の後押しではあったのですが、じゃあNPOの理事というものに
ついて誰がやるのかという話になりましたが、市民部会などで結構
良い意見を言っていた人達がいたのですが、考え方が違うとのことで
最終的に降りてしまったことがありました。

それで当初スタートの時には、まちづくりを進めるには町内会や
自治会的な要素も必要だろうからということで、町連の会長をやって
いる方にお願い
することになりました。中原区には5つの五町連という
大きい町内会
がありまして、その下に77の町内会があるのですが、
初代理事長に中原区町内会連合会の会長の吉房さん、副会長に
丸子町内会連合会会長の藤枝さん、それから玉川の町内会連合
会長の石井さんや武蔵小杉の商店街理事長の松本さんとかボラン
ティア団体の委員長のかたとか、そういう方になっていただいて理事
10名
でスタートしたのです。

■村山専務理事
村山専務理事

(萩原)
村山さんは市民部会の方で町会的な考え方のところにいたと思うの
ですけど、私は商業者若手会のところにいまして、半分市民部会の
下にもいたんですね。それで最初からそういう自治会的なことを目指
したわけではなくて、まちづくり局としては、既存の街の人たちが
新しく住まわれる方々を歓迎して、一緒に新しい良いエリアになる
ようにマネジメントしていく仕組みをつくる
ことを目指したと思うんです。
でも区役所としては5町連+1みたいな感じで考えていたみたいで、
まちづくり局は最初のころは町会的な要素はやらないと言って意見が
合っていないようでした。

--商業者部会では商業的な観点で新しい街をどうしていこうか
といった話が議論されたのですか?


それもあったのですけど、これはNPOの立ち上げのために商業者
若手会が立ち上がったので、ほとんどNPOの要綱の議論について
一番まちづくり局と内容を議論してきたのは若手会
だったんです。
そこには商業的な観点からということもあったのですが、かなり
いろんな案を出していたのですけど、結果的には人事的にはお偉方が
ならんでいたので、みんなちょっと引いちゃったんですよね。それで
私は一人残るからみんな絶対入ってきてよねって頼んでいたんです
けど。

(村山)
途中で話があったのが、若手会で考えていたのはある程度収益的な
事業もやるべきだというような意見
もありました。

(萩原)
要するに持続可能な組織にしなければならないので、かならず収益を
あげる何かが必要だろうし、半分以上のものが公益であってそれ以下
であれば、また当然それを地域に還元する形であれば収益事業を
掲げることも全く問題なくて、そのNPO自体の運営を支えるという
意味でも必要じゃないかということも考えていたのです。

でも一番は商業の活性化なんですね。結局大資本が入ってきて、
お決まりの再開発が始まる時に、例えば既存の商店街とかが潰れて
しまうような街づくりは嫌だよね
ってことなのです。それまで溝の口
だとかいろんなところで例えばペデストリアンデッキが出来てすごい
商業施設が出来て、そこには人が行くのだけれども、街には降り
なくてどっかの商店街が潰れたりしたという事例はたくさんあった
ので、だから小杉の商店街については住んでくれる方々にきて
もらって地元のお店も元気になり、新しいお店と共存共栄ができ
ないか
というその辺も目指したかったのです。それで要綱の一文の
中に地域の商業の活性化というのも入れさせていただいたのです。

■萩原理事
萩原理事

--その当時のそういった議論の中で、NPO法人という形式を
選択したのはなぜでしょうか?例えば株式会社とかあるいは
コミィニティだけであれば他の形もあったかと思うのですが。


(萩原)
NPOにするかどうかということは若手会ではさんざんまちづくり局と
議論していましたね。結果的にはNPOにした方が地域のためにと
いう大事な名目があって良い
ということになりました。
かなり県のほうに問い合わせもしていたようです。

(村山)
当時はまちづくり局の後押しでもって進んでいったと私は感じたの
ですけどね。当時理事10名の中で私以外の理事のみなさんは自分の
地域で活躍している人たちばかりのものですから、それで私がちょうど
サラリーマンを定年退職して時間があったので、事務局を取りまとめて
くれといわれて仕方なく受けたんですね。それでいろいろNPOの
勉強をしていって、NPOというのは特定の町内会だとか自治会の
役割だけをやればいいということではない
のです。

その地域でのボランティア活動、そういうところが非常に強いもの
ですからこの再開発地域だけをまとめればいんだと、いうことでは
なくなってきて、例えばハロウィン祭りなどをやったとしても他の
地域から来た人も受け入れる必要があります。
そういうことも
分かってきて他の理事さんたちも公益活動に処するところが大事
なのだということも理解してきて、だんだんそういう形で進みだした
ということなんです。
それで私が県庁に届出に行きましたら、そのような「まちづくりを
NPO法人でやるというのは日本で初めてだ」
と言われまして。

--そうなんですか。

(村山)
はい。それで、「非常に難しいことでしょうけれども、頑張ってやって
欲しい」
といわれましてね。それで平成19年4月2日に設立登記
しましてスタートしたのですけど、まずマンションの事業主に寄付金の
お願い
をするところから始めました。これを原資にスタートしたんです。

それで寄付頂いた事業主の一人からはNPOさんスタートしたけれ
どもダメでした、ということが無いようにしてくださいね、などということも
言われまして(笑)そういうプレッシャーもあって大変だと思っています。
それと同時にだんだん会員集めや賛助会員の勧誘なども始めていき
ました。まちづくり局にもいろいろと賛助会員の勧誘にも協力いただき
ました。

(萩原)
一方で新しいマンションに住んだ方から会費がいくことでNPOが
持続できるようにということを当初まちづくり局と最初の事業者の
ところでは合意
がされていて、その仕組みができていたのですけど、
結果的にはそのマンションを作った事業者が転売したりってことが
起こってくるんですよね。
それからマンションの中に理事会が新しくできると最初の約束は
そうであっても、疑問が生じたりということも出てきがちなので
そこはしっかりNPOで形だけじゃなくて活動していかないと持続
出来ないよ
ってことはみんなちゃんと気をつけているのです。

最初はなんとなくまちづくり局に全部お膳立てしていただいて、街の
名前のある人たちが頼まれてやっていたのだけど、自分達の役割を
考えると最初のうちはちょっと動きが少なかったかなと思います。

--現在の参加団体、活動メンバは何人ぐらいですか?

(村山)
正会員は主に個人会員なのですけれども、約50名ぐらいですね。
それから賛助会員、これは主に団体なのですが約30社ですね。
そして今現在は周辺8棟のマンションが対象です。

--マンションの住民はどのような位置づけなのですか?

(村山)
マンションの住民はエリアマネジメント会員になります。
このエリアマネジメント会員は1世帯月300円の会費を頂いて
おりまして、これは入居説明会のときに私がまちづくり局と一緒に
説明して回りました。やはり負担という面で当初はいろいろとご意見
をいただき苦労しましたが、今は理解されて協力頂いています。

そういう意味ではみなさんの協力があって順調にきたと思います。
ただ、いま設立して3年半経ちましたけど、今までがほんとに試行
錯誤の連続できているような状況で、今年度でなんとか方向性と
いうものをつけて来年度は本格稼動というようになっていくのでは
ないかと思います。

そんな中で会費を払っているエリアマネジメント会員の方達もこの
NPOの事業主になるべきだというご意見
を頂きまして、今年度の
総会においてマンションの住民の方々からも理事に入っていただき
ました。
当初10名でスタートした理事がいま18名になって、
そのうち9名がマンションの方々です。その中で副理事長に森さんに
なっていただきました。

■森副理事長
森副理事長

--今後再開発が進むに連れてさらにマンションが増える計画が
ありますがその辺りはどうなのでしょうか?

(村山)
いまの8棟で終わりというわけではなくて、小杉の西街区の開発や
東街区もいまスタート
していますね。こちらの西街区も東街区もこの
NPOの賛助会員になって頂いているのです。だから当然新しい
マンションにもNPOの活動に参加してもらえるように声をかけて
行きたい
と思います。

--現在の主な活動内容を教えてください。

(村山)
事業としては、まずこすぎこども探検隊という子ども向けのイベント
を月1回やっています。これは当初小学生ぐらいを対象にと思って
始めたのですけど年代が予想より低いんですよね。現状は未就学児
~小学校1・2年生ぐらいの層
で、毎月いろいろ催しをやってきて
いますけど、これは大切な事業だと思っていて、だんだん拡大される
と思います。今後も続けていきたいということに加え、こんど新聞にも
載せてボランティアの協力者を募集します。
いろんなアイデアを頂けるような人をお待ちしています。

■「こすぎこども探検隊」ハロウィーン参加者募集(10月29日まで)
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_362.html

■「こすぎこども探検隊」の案内(※終了しているものです)
「こすぎこども探検隊」の案内(※終了しているものです)

次にパパママパークこすぎという親子教室を月に2回やっていたの
ですが、先月9月は月3回にしました。というのは対象のお母さん方
から増やして欲しいという要望があって、今後もそうする方向に
なると思います。

■エリマネ公式サイト パパママパークの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_364.html

■「パパママパークこすぎ」
「パパママパークこすぎ」

--人気がある活動なのですか?

(村山)
やはり子育て世代が非常に多いんですね。0~3才ぐらいの子供を
対象にやっているのですが、多い時では50組くらいです。これは
このNPOの事業の柱になっていますね。区役所の方からも時々
保健士さんが参加いただいて、いろんな指導をしていただく
のですが、
今後もますます応援してくれることになっています。

あと早朝清掃活動のほうは毎週1回ボランティアでやっていて、
これは地域にとっていい運動なので、今後も続けたいと思ってい
ます。
マンションの親子が清掃活動に参加したりして広がりができていま
すね。最近では新しく野村ビルに入った富士通の管理会社の方が
挨拶に来られて私達も一緒にやりたいです、というようなことを言われ
まして、今後検討していくことになりました。
ついでに賛助会員への加入もお願いしました(笑)

あと今年の3月末で終わってしまったのですが、放置自転車の整理
2年間やってきました。これは中原区で一番自転車対策が課題だった
ので川崎市との委託業務契約として月水金の午前・午後、放置自転車
の整理をやってきましたが、これについては西街区の開発がまだ
始まる前は自転車も一杯あって、これを整理していたわけですが、
あちらで開発が始まったために一斉に自転車が置けなくなりました。

自転車が無くなった後は抑止効果を目的として見回りに歩いていたの
ですがこれが会員の方からは理解が得られなくて、NPOの服を着て
見回りしている事に対して遊んでいるようにみえるといった苦情が
あった
のですね。
エリマネとしては委託業務なので、NPOの会費を浪費しているわけ
では全くなかった
のですが、そういうところがうまく説明ができなくて
活動がかえって逆効果だといけないな、ということでやめることになり
ました。

それから月刊エリアマネジメントという情報誌を発行しています。
まあこれは地域の情報を流そうというところでやっているものです。
それから昨年度ですが、秋に「キラッと!小杉&丸子モールマップ」
という地域情報を掲載した冊子をつくりました。これは萩原さんに
やっていただいたのですが、マンションの新しい方は地域の情報を
非常に欲しがっていますので、いわゆる商店街の紹介、施設の紹介
など地域の情報を流そうということでやりました。これは非常に
人気がありましたね。
2009/11/7エントリでご紹介しています)

■エリマネ公式サイト 月間エリアマネジメント10月号
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_361.html

■キラッと! 小杉&丸子モールマップ
キラッと! 小杉&丸子モールマップ

(萩原)
機関紙もとても重要なアイテムなので、ぜひワクワクするようなもの
になるように変えたいんですね。だからみんながいろんなことを
やってくれたらそれをどんどん載せていって、それがきっかけ作りに
なればいいし、いまはすごくマジメな機関紙なのでちょっと変えたい
しホームページも変えたいなと思っています。

(村山)
あと毎週月曜日の10時から4時まで神奈川カウンセリング研究会が
相談業務
をやっています。これは電話相談がもうひっきりなしですね。
スタート当初に比べて最近はほんとに忙しくなっています。資格を
持った人たちが無料でやっていますが、カウンセリングなので内容は
外部には出しません。

■エリマネ公式サイト 神奈川カウンセリング研究会の案内
http://musashikosugi.or.jp/category_2/item_162.html

それから月1回ですけど、花・心フラワーアレンジメントという
いけばなの教室
ですね、これを地域の方が代表でやってくれて、
これもだいぶマンションの方が参加するようになってきています。
あとスタート当初はマンションライフ相談会とかアフタヌーンティー
サロン
だとか日本医大の方で認知症の無料相談を開いたのですが、
これらはあまり人気がなくて終わりになりました。

■エリマネ公式サイト 花・心フラワーアレンジメントの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_2/item_215.html

■村山専務理事
村山専務理事

--部屋がありますが設備としての貸出事業はどうなっているの
ですか?

(村山)
これはこの前の理事会で、会員に限って貸し出し業務をやるという
ことで規約も作りました。営利目的での利用は一切出来ません。

(萩原)
今までの話だと、清掃は別としてもパパママパークや子ども探検隊
などの恩恵に浴していない人たちがたくさんいる
と思うんですよ。
こういった活動は本当にまだNPO事業の一部分だと思うんですね。
だからNPOが存続していくためには、エリマネの会員の方々の本当
の役に立つNPOでなくてはいけない
と思っています。そのため
にはいろんな趣味やニーズがあると思うのですけど、命にかかわる
問題というのは誰でも一番大切なことかなと思うのでその安心と安全
な街づくりについてはきちんとNPOとして取り組んでいくべきじゃ
ないかと思い、防犯・防災イベントを企画しました。

■エリマネ公式サイト 防犯・防災イベントの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_363.html

特に超高層マンションに住まわれている方々がいろんな意味で不安を
お持ちだと思うし、街としてもこの地域は大丈夫なのだろうか?
というのがあるわけですね。超高層マンションに住まわれている方が、
どういうふうに災害に備えたらいいかわからないのです。

マンション側にしても自主防災組織を作っているところとまだ作って
いないところがありますし、不安に思っている人と全然気にして
いない人といろいろ温度差があります。そこがとても大切な点で結局
何が安心安全かというと、なんとなくお互いの顔がわかってきたり、
仲間が出来てきたりすることがすごく重要なことで、例えば消防の
設備などはマンションにはいろいろとあると思うのですけど、それが
機能するためにはハードだけじゃなくて、実際になにか起こった時に
その人たちが仲間として助け合う環境が出来ていることが一番
すばらしいこと
なのです。

例えば、いま消防署の方で盛んに言っていることはフロアごとに班
みたいなのを作って、そうすれば何かあったときでも下から上まで
物資を順繰りに送ることができる、そういったいろんな助け合いや
そういうつながりをだんだんみんなで作っていくことが必要なんだと
いわれています。そういうコミュニティが作られることがまた
マンションの資産価値を高めることにもなるのです。

それからあとマンション間ですよね。それぞれのマンションは
セキュリティや消防の設備もしっかりしているかもしれないけど地域
で何か起こったときに、そのマンション間や地域としてどうなの
だろう
ということについてもNPOとしてしっかり音頭を取って啓蒙
活動やアドバイスをしたりして、NPOがその一番縦軸になることが
必要じゃないかなと私は思います安心安全のまちづくりについては
活動の基本軸にするのがふさわしいかな
と思っているんです。

そういう観点でいうと、顔が見えてくる付き合いができ始めていて、
いまマンションごとの交流会が行われるようになったのですが、
これは非常にすばらしいことだと思います。あのマンションには
こんな趣味の会があるみたいだとか、このマンションではこんなこと
をやっているなどという情報をこれからどんどん機関紙にも載せて
いきたいし、それぞれのマンションで何かイベントがあればそこに
他のマンションの方々も行ってこのマンションではこんなことやって
いるんだ、じゃあ自分たちのところもやろうかとか、じゃあ合同で
やろうかとかそういう動きが出来てきたのがすばらしいかなと。
やっとNPOになってきたかなぁという感じがしますよね(笑)

(森)
いままでどちらかというと公益活動主体になっていたのですけど、
去年から各マンションの代表の方々に出席いただいて、エリマネ連絡
会議
というのをやるようになって、マンションの住民の方が結構意見
を出してくれるようになったのですね。

--エリマネ連絡会議ですか。

(森)
はい。その中でこのNPOというのは自分達の組織なのだから公益
活動ばかりじゃなくて、自分達の共益活動をもっとやりたいという
ような意見
がでています。NPOという組織だけれども自治会に近い
ような活動もできるようにしてくれないと、やっぱり会費300円を
払っている価値がないという意見もあって、そういった観点から
じゃあ管理組合があっても、その管理組合がまとめている以外の
ところ、例えば地域全体としての防犯・防災活動だとか、いろんな
地域のイベントとかあるいは管理組合同士の情報交換、マンション
管理会社などについてもいろいろと情報交換
をして、自分達の
マンションを住みやすくするような活動が出来るような、体制に
していきたいと思っています。

■森副理事長
森副理事長

--確かにマンションに住んでいるとなかなか隣のマンションとの
交流というのは起こりにくいと思いますが、その辺がこのエリマネ
連絡会議というもので実現してきたということでしょうか?


(村山)
それについては昨年度に総会で諮りましてそれで定款も変更しまして
その他の事業という共益事業を予算立てしまして、それでそういう
防犯・防災といったような組織も恒常的にやらなくてはいけない
という動きになったのです。

--そういった防犯・防災活動については住民側からのなにか要望が
あったのですか?

(森)
今年の初めのエリマネ連絡会議で防犯とか防災をまずやらなきゃ
いけないねという話が皆さんから出ました。
それでそういったことを
やる上でじゃあエリマネ連絡会の中で、防犯とか防災の部会を作って
やりましょうということで活動し始めました。そういったみなさんの
思いを萩原さんが消防や警察に働きかけてくれ、今回イベント実施に
つながりました。

(萩原)
以前から警察と消防にはこの地区で防犯と防災のネットワークを作り
たい
と思っているということを言っていたのですが、ちょうど今の
中原区長さんが変わられたときに、20年構想委員会という区役所の
地域振興課と一緒にやっている会
があるのですけど、そこで夏に
なかはらまちづくりフォーラムというのを企画しまして、ここで
いつも一緒にやっているエリマネの連絡会の方々もお呼びしたのです。
それで新しいマンションの方々がみなさん来て下さって、そこで一気に
盛り上がったんですよね。それで中原警察のほうも中原消防の方も
全面的に協力
してくれるということになって、いい流れでいっている
かなと思います。来年にはできたら総合防災訓練できるといいなって
言っているし、防犯パトロールもそろそろ始められるといいね、
なんて雰囲気作りをやっているところなんですけど(笑)

--先ほどのエリマネの活動の話に戻りまして、防災関連以外で
もう少し幅広い世代を対象にしたような取組みなどは連絡会議では
でているのですか?

(村山)
これは恒常的に月1回ぐらいのペースでやっているのですけども
やはりシニア世代のことも考えて欲しいということで来年度は予算化
してそういう用途も出てくると思います。あとは今年度がちょうど
民生委員の切り替えの時期なんです。その辺の話もエリマネ連絡会議
であがりまして、手を上げてくれたマンションがいくつかでたという
ことで、民生委員は児童委員も兼ねているのですが、なってくださる
という方もでてきました。
そういう活動、事業拡大というか地域での
活動というのは今後も広げていきたいと思っています。


--マンションから新しく理事になられた9名の方は連絡会議の
メンバなのですか?


(森)
連絡会議には理事+αの方に出てもらっています。そこで何をやり
たいか?というのがまだ各マンションでもそんなに固まっていないの
ですね。それでみんながここで話して、まずは方向性を決めてもらう
ようなきっかけ作りをして、みなさんで意見をまとめてもらうことを
今年度やっていくのかな、という感じです。

(萩原)
お互いに刺激になるみたいで、やっぱりネットだけじゃなくて顔が
見える付き合い
で、それぞれのところに招待されて行ったりする
のってすばらしいじゃないですか。

■萩原理事
萩原理事

--確かに情報交換するだけでも普通はあまり聞かないことですね。

(森)
マンションの中の情報交換だけでも難しくて、何を共有するべき
なのか
悩みます。また、どの年代の方を対象とした活動をしたら
いいのか
というところもみなさん悩んでいて、各マンションに意見を
出してもらって、方向性を決めていくような段階です。各マンション
のエリマネ(渉外)関連の理事の方とか理事長・副理事長などやる気
のある方が多いので、今年度中にある程度まとまっていくのかなと
思っています。それでやってみてまたフィードバックすればいいと
思います。

(萩原)
なんかまだ企画の段階なのですけど、もしかしたら例えば文化祭
みたいな形でいろんなマンションの発表の場
ができてもいいよねとか、
それからマンション対抗運動会みたいなことができたらいいよね
なんて話もでていて、そんなことを話しているのも楽しいし、そんな
中から面白そうなのがでてきて、じゃあやってみようかという感じに
なったらいいと思います。

(森)
あとは各マンションの管理組合の理事長会みたいなものをやれると
いいかなという話がでています。ばらばらにやっているとある年代
は盛り上がってやるけれどもそうでない年代は全然やらないという
ようになってしますので、そういったところもNPOがとりもって
やれるといいかなと思います。

(萩原)
NPOなので私みたいな昔からのことを知っている地域の人間が
入って行政ともつながりがあるので、その辺のところをサポート
したりバックアップしたりしながらそれでみんなが盛り上がって
いい街になればいいなと、そうやって一つのコミュニティができて
いくことが中原とか小杉全体の街にとってもすごく大事
なことなので、
区役所の方でもその辺はすごく理解していて、大切に思っているので
いろんな連携をとりながらやっていきたいと思います。

(森)
マンションの住民だけじゃなかなかできないんですよね、そういう
ところは特に。

後編に続く)

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント 公式ウェブサイト
2008/8/20エントリ 小杉駅周辺エリアマネジメントと「こすぎ夏フェ
スタ'08」

2008/8/23エントリ 「こすぎ夏フェスタ'08」成功
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/4/28エントリ 「小杉今昔ウォーキングマップ」配布中
2009/7/19エントリ 「第1回こすぎフリーマーケット」「第5回なかは
らっぱ祭り」開催レポート

2009/10/31エントリ 武蔵小杉を練り歩く子ども仮装行列
2009/11/7エントリ 「キラッと!小杉&丸子モールマップ」
2010/9/26エントリ THE KOSUGI TOWERで「コスタまつり
2010秋」開催

2010/10/19エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅
周辺エリアマネジメント

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