武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
01月24日

JR向河原駅の改良

hatsushimo.gif

最近、徐々にではありますが、JR南武線各駅の改良工事が進んで
きました。武蔵小杉駅、武蔵中原駅のエレベーター設置等は過去に
ご紹介していますが、今回は向河原駅を取り上げてみたいと思い
ます。

■向河原駅のエレベーター
向河原駅のエレベーター

向河原駅は、相対式ホームの地上駅で、改札口は川崎方面ホーム
にしか設置されていません(2010/10/11エントリで取り上げたNEC
専用改札は立川方面ホームにもありますが)。

そのため、立川方面ホームから改札口を出ようとすると、線路をまた
ぐ跨線橋を渡る必要
がありました。従来は跨線橋にエレベーターも
エスカレーターもありませんでしたので、高齢の方、車椅子の方、
ベビーカーの方は難渋している状況がありました。

昨年、跨線橋に写真のエレベーターが設置されたことにより、この
問題が解消されています。

■改札口からのスロープ
改札口からのスロープ

なお、向河原駅は地上駅ですが、ホームは当然地上よりも少し高い
場所にあります。そのため改札口からホームまではスロープを登る
ことになりますが、このスロープをなだらかに改良する工事も実施
されていました。

さほど急ではないように感じられても、実際に車椅子に座って腕の
力だけで登ろうとするとかなり力が必要
ですので、ここを通行しや
すくすることで、

改札口→川崎方面ホーム→跨線橋→立川方面ホーム

というバリアフリーアクセスが完成したことになります。

■多機能トイレの看板
多機能トイレの看板

最後にもうひとつ、こちらは新しく整備された多機能トイレです。
車椅子対応のほかおむつおむつ交換台も設置され、オストメイトにも
対応
しています。
駅が誰でも利用できるものでなければならないということは、トイレ
も同様の対応が求められるわけですね。

向河原駅は小さな駅ですが、昨年までの改良工事によって、一通り
のバリアフリー対応は完了しています。
横須賀線武蔵小杉駅などもそうですが、このあたりの仕様は最近の
鉄道駅ではもはや常識というか、標準装備
ですね。

■JR川崎駅南武線ホームのエレベーター設置箇所
JR川崎駅南武線ホームのエレベーター設置箇所

なお、バリアフリー対応が進む南武線の駅にあって、最大規模で
ありながらなぜかエレベーターが設置されていなかったJR川崎駅
ですが、このたび設置工事が進んでいます。

この件については、2011/1/16エントリで取り上げましたね。

武蔵小杉駅・武蔵中原駅・向河原駅がバリアフリー化されても、
結局行き先の川崎駅がネックになっていた方も多いと思うのです
が、これがもうしばらくで解消されることになりそうです。
バリアフリー新法が求める鉄道駅のバリアフリー化の目標年次は
2010年中
となっていますので、それにやや遅れる形になります。

■カナロコ JR南武線津田山駅のバリアフリー化、今年中の完成
が困難に

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006100039/

他の南武線の駅の状況を見ると、上記のようにJR津田山駅におい
ては地盤の問題から完成が延期
となるなど、南武線の完全バリア
フリー化に向けてはまだまだ壁もあるようですね。
このあたりはひとつひとつクリアしていくしかないと思いますが、
なるべく早く全線で完成することを願っています。

【関連リンク】
2008/3/16エントリ 武蔵中原駅のエレベーター、一部完成間近
2008/5/1エントリ 武蔵小杉駅北口エレベーター
2010/8/14エントリ 向河原駅駐輪場のゴーヤー
2010/2/11エントリ JR川崎駅ホームにエレベーター設置へ
2010/10/10エントリ 向河原駅のNEC専用改札口
2011/1/16エントリ JR川崎駅南武線ホームにエレベーター設置
工事中

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