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2011年
02月17日

川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

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2011年2月15日付の読売新聞において、鉄道事業者が駅舎や
高架下に保育所を整備する際、川崎市が費用の一部を補助
する
新規事業を2011年度から始めることが報じられました。

その記事中内において、今後の具体的な予定として、
①JR南武線武蔵小杉駅-武蔵中原駅間の高架下(定員60~70人)
②東急武蔵小杉駅の駅舎内(定員60人)

上記2箇所に保育所が着工される予定であることが紹介されてい
ます。

■読売新聞 駅近保育所増やせ 川崎市、鉄道事業者に建設補助
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/
20110215-OYT8T00049.htm


詳細は上記記事本文を参照いただきたいと思いますが、
補助対象は市内で営業する鉄道事業者で、駅舎や高架下の敷地
に保育所を開設する際、建設費の3分の1を市が負担
することと
なっています。

第1号案件は前掲①のJR南武線武蔵小杉駅-武蔵中原駅間の
高架下
に整備される予定の保育所であり、すでに2012年4月に
オープンすることがすでに内定
しています。
この建設費約8,400万円のうち3分の1、約2,800万円を川崎市が
負担
することになるわけです。

■昨年保育所整備計画が持ち上がった「武蔵小杉第一駐輪場」
昨年保育所整備計画が持ち上がった「武蔵小杉第一駐輪場」

JR南武線高架下といえば、一度「武蔵小杉第一駐輪場」の用地を
保育所に転換するという話が持ち上がったことがありますが、結局
立ち消え
になり、再度駐輪場としてリニューアル整備されました。

その際はこういった制度がなかったわけですが、このたび川崎市
の補助が充実したことによって、事業者側としては話に乗りやすく
なったのでしょう。

■東急武蔵小杉駅ビルの図面
東急武蔵小杉駅ビルの図面

また、前掲②の東急武蔵小杉駅舎内の保育所については、2012
年度に着工
されることとなっています。
記事中には具体的な記載がありませんが、これは東急武蔵小杉
駅ビルに整備されるもの
と考えて概ね間違いないでしょう。

公示されている東急武蔵小杉駅ビルの建設計画は2011年6月1日
着工、2012年12月31日完成予定
となっており、スケジュールとして
は合致しますね。
建設計画の公示上は、用途として保育施設は記載されていません
が、公示時点では補助金制度自体も含め、話がまとまっていなか
ったのではないかと思います。
駅ビルのテナント判明第1号、といってよいのかもしれません。

■東急武蔵小杉駅ビル建設予定地
東急武蔵小杉駅ビル建設予定地

武蔵小杉駅周辺では大規模な再開発事業に伴っての保育所の
整備
が行われており、既存のタワーマンションにも保育施設が併設
されていますし、今後建設予定の小杉町3丁目中央地区や、東京
機械製作所跡地においても保育施設が整備される計画となって
います。

待機児童の問題から川崎市全体において保育施設のキャパシティ
確保は急務
となっていますので、新たな補助金制度の導入によっ
てその進捗にドライブがかかることを期待したいと思います。

■パークシティ武蔵小杉のベネッセチャイルドケアセンター
パークシティ武蔵小杉のベネッセチャイルドケアセンター

【関連リンク】 武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
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2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
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2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
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武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 JR駐輪場
2009/11/2エントリ 南武線高架下駐輪場の半分を廃止、保育園設置へ
2010/1/6エントリ 南武線高架下駐輪場一部閉鎖、保育園計画は撤回
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