武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2011年
06月03日

NEC玉川事業場の7・8号館解体工事

hatsushimo.gif

先般コメントいただきましたように、NEC玉川事業場の南側敷地に
ある工場建屋(7号館・8号館)の解体
が始まっています。

■NEC玉川事業場(ルネッサンスシティ竣工当時)
NEC玉川事業場(ルネッサンスシティ竣工当時)

これはNEC玉川ルネッサンスシティが竣工した2005年当時の写真
です。
ルネッサンスシティの高層ビルの手前(南側)が、現在取り壊しが
行われている部分で、武蔵小杉再開発においては「小杉駅東部地区
D地区」
として位置付けられています。

この時点では、NEC玉川ルネッサンスシティの南側には、屋根が
ノコギリのように段々になっている大きな平屋の建物
が並んでいま
した。
これはイギリス式のノコギリ屋根と呼ばれ、玉川事業場が操業を
開始したばかりの1937年に建てられたもの
が残されています。
当時は真空管や交換機などの無線機の組み立てを行う工場だった
そうです。

写真に写っているノコギリ屋根の建屋のうち、南武線側の建屋は
2007年に先行して取り壊され、NEC玉川ソリューションセンターと
して生まれ変わっています。

■NEC玉川事業場(2007年11月)
NEC玉川事業場(2007年11月)

これが2007年11月、NEC玉川ソリューションセンター建設のために
南武線側の建物が取り壊されている時点
の写真です。ノコギリ建物の
屋根がなくなっているのがわかります。

■NEC玉川事業場(2011年5月)
NEC玉川事業場(2011年5月)

■ゲート部分の重機
ゲート部分の重機

そしてこちらが2011年5月時点の写真で、今回解体が行われている
横須賀線側の建物をメインに写しています。
拡大で見てみると、黄色い重機が入って、瓦礫を搬出しているのが
確認できました。

■地上から見た建屋解体
地上から見た建屋解体

そして現在、地上から建屋を見てみると、すでに建屋中心部から
本格的な解体が始められている状態
になっていました。
解体のための防護壁や足場が組まれていまして、「7・8号館解体
工事」
という掲示には、2011年7月25日まで足場を使用する旨が
記載されています。
おそらくそのくらいの時期までには、大方解体が完了するということ
なのでしょう。

さて、現段階においてNECから新拠点建設等のリリースは出て
おらず、行政手続上も公的な事業計画の届出はない
ようです。
ただ、企業としては大規模な遊休地を抱えても経営効率が悪く
なるだけですので、何らか活用はされることと思います。

■NEC玉川ソリューションセンター(左)とルネッサンスシティ(右)
NEC玉川ソリューションセンターとルネッサンスシティ

この「小杉駅東部地区B~D地区」は、川崎市による小杉駅周辺
地区将来構想案では「先端産業高度化地区」という名称も使われ
ていました。
NECの玉川事業場の高度化を想定したものと思いますが、今後
この地にあってどのような発展をしていくのでしょうね。

隣接地でNEC玉川ソリューションセンターを建設したように、NEC
グループの拠点を集約、高度化していくという大きな方向性はある
ものと思いますが…。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 D地区
2007/12/12エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの夜
2008/12/5エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2008
2009/7/15エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの窓掃除
2009/10/8エントリ NEC玉川ソリューションセンター建設中
2009/11/14エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2009年
2009/12/4エントリ 中原区・武蔵小杉のスポーツチーム(1)
NECレッドロケッツ

2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの玉川稲荷神社
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2010/8/27エントリ 「NEC玉川サマーフェスティバル」開催レポート
2010/10/11エントリ 向河原駅のNEC専用改札口
2010/10/25エントリ 横須賀線武蔵小杉駅改札口外にNEC玉川
事業場専用出入口設置

2010/11/11エントリ 横須賀線武蔵小杉駅改札前のNEC玉川
事業場専用出入口供用開始

2010/12/19エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2010年

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