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2007年
12月18日

中原区内の小規模認可保育所説明会の詳細

【Reporter:はつしも】

川崎市では、2008年4月に10箇所の小規模認可保育所の開設を予定していますが、従前からの予定通り、中原区内の保育所に関する説明会の詳細が17日に川崎市ウェブサイトに掲載されました。

中原区内新設小規模認可保育所説明会の開催について
http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info816/file13.pdf

内容を抜粋すると、以下の通りです。

■説明会概要
開催日:2007年12月22日(土)
会場:中原区役所5階 502会議室
説明内容:
10:00~11:30(仮称)新丸子町地内保育所 
14:00~15:30(仮称)上小田中地内保育所

中原区役所
中原区役所
 
・・・はて。
(仮称)新丸子東地内保育所(仮称)木月地内保育所は?
と思ったところ、お知らせの下半分に書いてありました。

「次の保育所の保育内容については、直接設置法人にお問い合わせください」

ということです。
なぜ? ということなんですが、よく考えると説明が行われる2つの保育所は純粋な「新設」であるのに対して、説明会から外されている2つの保育所は「認定→認可の指定変更」の保育所です。
(武蔵小杉ライフ運営委員会による当該保育所への電話調査による)

この指定変更は2007年度中に10箇所の小規模認可保育所の開設を目標とした、川崎市の「保育緊急5か年計画」のつじつま合わせではないかと疑念を持っていますが(12/5エントリ)、それはさておき。

12/5エントリでもコメントを複数いただきましたが、利用者側が不安に思っていて、安心できる説明をもらいたいのは、どちらかといえば今回説明会の対象外となった「認定→認可の指定変更」の方ではないでしょうか?

なぜなら、純粋な新設であれば、その基準に適合するご家庭が新規で入園できるというだけのことで、基本的にそれで従来より困る方はいないはずです。
ですが、指定変更の場合、定員減少や保育内容の変更などが伴う(川崎市の管理下に入ることにより一般的には融通が利きにくくなる)ことにより、むしろ不利益をこうむるケースの方が考えられます。

※追記
コメントで情報をいただき、(仮称)新丸子東地内保育所(現・武蔵小杉わんぱく園)では認可保育園への変更により0歳児の受け入れがなくなるとのことです。つまり0歳児の受け入れ可能な園については減少となり、むしろ保育事情は厳しくなっている側面が露呈しています。

今回の川崎市の説明会では、そうした利用者の懸念に対して安心・納得できる説明が行われることを期待していましたが、そのような説明は行われず、新規開設の保育所に限定して粛々と入園基準や手続き等の説明のみが行われるものと思われます。

うがった見方をすれば都合の悪い部分を「直接設置法人にお問い合わせください」と丸投げしたかたちで、残念としか言いようがありません。

川崎市として、保育緊急5か年計画についてどのようなビジョンを持っているのか、今回の「認定→認可の指定変更」に伴って、利用者の保護をどのように考えているのか、保育事情の実質的な改善についてどう取り組んでいくのか、説明いただきたいところです。

【関連リンク】
川崎市 保育緊急5か年計画
12/15エントリ 中原区の小規模認可保育所の概要
12/5エントリ 中原区内の小規模認可保育所の「開設」と疑問
11/8エントリ 川崎市の「保育緊急5か年計画」に黄信号?
7/30エントリ 川崎市の保育緊急5ヵ年計画
武蔵小杉ライフ:生活情報:保育園・幼稚園

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