武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2015年
04月07日

川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医療・救急医療などを機能強化

【Reporter:はつしも】

建て替えが進められていた川崎市立井田病院が、2015年4月1日より全面開院となりました。

■川崎市政だより 井田病院全面開院 地域医療の中核として
http://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000065494.html

■川崎市立井田病院(正面入口側から)
川崎市立井田病院(正面入口から)

井田病院は、1949年に井田山の上に開院した市立病院です。
当初は結核専門でしたが、その後一般医療、生活習慣病、緩和ケアなど、地域の医療を支える病院として発展してきました。

開院から60年が経過し、耐震性の問題も指摘されたことから旧1号棟~3号棟を順次取り壊し、新棟にまとめることとなりました。
2012年5月1日には免震構造を採用した施設の大部分が完成し、新棟が一旦開院となりまして、同日のエントリでもご紹介しております。

今回はさらにがん医療、救急医療などの機能が強化され、「全面開院」という形になったものです。

■川崎市立井田病院(裏側から)
川崎市立井田病院(裏側から)

今回拡充されたのは、内視鏡・化学療法・救急の3センターです。
このうち救急センターは新設されたもので、救急部門のスペースと医師数が拡充されています。

病棟の見た目には大きな変化はありませんが、いざというときの対応力が強化されているのは有り難いことですね。

■旧棟(左側)と新棟(右側)
旧棟(左側)と新棟(右側)

■分離された新旧両棟の接続部分
分離された新旧両棟の接続部分

■旧棟の全景
旧棟の全景

さて、これで井田病院の工事が終了したわけではありませんで、新棟の隣にはまだ旧棟が残されています。
こちらは3号棟で、現在は新棟との接続部分が取り壊され、完全に閉鎖されています。

■井田病院再整備の模型
井田病院再整備の模型

■立体駐車場
立体駐車場

新棟入口近くに展示されている井田病院再整備の模型を見ると、残された3号棟は立体駐車場になることがわかります。
新棟全面開院⇒旧棟閉鎖⇒旧棟解体⇒立体駐車場建設、というステップを踏むわけですね。

またその隣(上記写真左側)には、模型上は院内保育所が配置されています。
こちらもまだ現状は平地の駐車場であり、保育所は着工していません。

病院の診療機能としては全面開院ですが、周辺機能はまだ未完成の状態です。

■ソメイヨシノの咲く井田病院新棟
ソメイヨシノの咲く井田病院新棟

井田病院は井田山の上にあり、駅からもたいへん離れています。
それだけにアクセスはバスや自家用車など車に依存することになりますので、駐車場の整備は必須でしょう。

再整備中は従来の駐車場も利用が限定される状態でしたので、今後着工するとみられる立体駐車場の完成が待たれるところです。

■矢上川付近から、井田病院を見上げて
矢上川付近から、井田病院を見上げて



なお、2014/6/7エントリでご紹介した井田病院の「からだにおいしい定食」は、現在も同病院のレストラン「ポールライト」で1日10食限定で提供されています。
最近は不定期になっているそうですので、あらかじめご承知くださいませ。

■井田病院の「からだにおいしい定食」
井田病院の「からだにおいしい定食」

井田病院の「からだにおいしい定食」

【関連リンク】
川崎市立井田病院 ウェブサイト
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3):井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原市民健康の森と、ホタルの放流
2013/5/11エントリ 井田病院において2013年6月29日に「病院レストランを考えよう!ワークショップ」が開催、5月12日朝9時より事前登録開始
2013/7/8エントリ 井田病院の「病院レストランを考えよう!ワークショップ」開催レポート
2014/6/7エントリ 井田病院レストラン「ポールライト」の「からだにおいしい定食」

Comment(0)