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2016年
03月21日

「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」に川崎市が整備、1,000人規模コンベンションセンターのイメージパースと平面図

【Reporeter:はつしも】

武蔵小杉駅北口の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」に整備される川崎市のコンベンションセンター整備工事が、現地に置いて公示されました。

工事は2017年10月31日までを予定しており、2018年3月に再開発ビル全体が完成することになります。
本エントリでは現地に掲載されたイメージパースに加えて、全体構造を示した平面図もご紹介したいと思います。

■「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」
「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト」 

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に、三井不動産・JX日鉱日石不動産が開発する180m・53階建てのツインタワーマンションです。
ツインタワーは段階的な建設が行われ、先行して武蔵小杉駅寄りの「タワーズイースト」の建物躯体が現在立ち上がりつつあります。

ツインタワーの低層部にはいずれも商業・業務施設が建設される計画であり、「タワーズイースト」については2階の一部が川崎市に寄贈され、そこに市営の1,000人規模のコンベンションセンターが整備されることになります。

■コンベンションセンター建設工事の公示
コンベンションセンター建設工事の公示

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は民間の開発事業ですが、コンベンションセンターについては公共事業ということになります。

民間事業者から川崎市に寄贈されるのはスケルトンの状態の建物(何も施工されていないコンクリート丸裸の状態)であり、そこから川崎市がコンベンションセンターの整備工事を行っていくかたちです。

■「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その1工事」
仮称小杉町二丁目コンベンション施設整備その1工事

■「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その2工事」
仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その2工事

同整備工事は行政上、「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備工事」という名称になっています。

2015年8月スタートの「その1工事」と、同年12月スタートの「その2工事」に区分され、いずれも2017年10月31日までが工期となっています。

工事費は「その1工事」が1億6,956万円、「その2工事」が10億2,934万円で、合計11億9,890万円です。
そのうち5%が市費、50%が国費、45%が起債とされています。

川崎市の事業ではありますが、半分が国費で賄われることになるわけですね。
これは川崎市債の発行も含め市の予算を投じることになるため、「その1工事」「その2工事」の発注が段階的に川崎市議会において承認決議されています。

■コンベンションセンターのイメージパース
コンベンションセンターのイメージパース 

コンベンションセンターは1,000人規模とかねてから発表されており、公示にはスクール形式(テーブル+椅子)のイメージパースが掲載されていました。

これはコンベンションホールを一番大きく使った形態かと思います。

■コンベンションホールの平面図
コンベンションセンターの平面図 

現地の公示にはありませんが、こちらがコンベンションセンターの平面図です。

ホールはA・B・Cの3つに分かれていまして、このパーテーションは可動式になっています。
前掲のイメージパースは、A・B・Cをすべて使ったものでしょう。

■ホワイエのイメージパース
ホワイエのイメージパース

続いてこちらは、ホワイエのイメージパースです。

スペースには余裕がありますので、イベントの際にここにブースを出したりすることもできそうです。

実際にどのようなイベントが、ここで開催されるでしょうか。

■建物躯体が立ち上がりつつあるパークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト
建物躯体が立ち上がりつつあるパークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト

■タワーズイーストの壁面サンプル
タワーズイースト

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」は、現在建物躯体が立ち上がりつつあるところです。

現在は細長いタワー部分を建設しており、低層部に下駄履き状に広がる商業・業務施設の姿は見えていません。

タワー部分の壁面はすでにタイルが取り付けられていまして、完成した際の大体のカラーデザインがわかるようになってきました。
公示区域内には、写真のような壁面タイルのサンプルが掲示されています。

武蔵小杉再開発のタワーマンションは、基本的にこのようなアースカラーが基調となっています。

「タワーズイースト」は、2018年3月に完成・入居が予定されています。
まだ2年間工事が続きますが、今後タワーの背丈が徐々に伸びていくことになるでしょう。

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