武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2016年
04月07日

伊藤忠都市開発が学生専用住宅参入第1号「クレヴィア ウィル武蔵小杉」を中丸子に発表、2017年3月オープンに向け6月入居受付開始

【Reporter:はつしも】

2015/6/26エントリにおいて、市ノ坪の工場跡地に伊藤忠都市開発が7階建ての大規模な学生寮を2017年3月に開設することをお伝えしました。

このたび伊藤忠都市開発が本物件を第1号とする学生専用住宅開発事業への参入を発表し、本物件「クレヴィア ウィル武蔵小杉」のウェブサイトをオープンさせました。

■伊藤忠都市開発 ニュースリリース 事業領域を拡大 学生専用住宅の開発事業へ参入 第1号物件は「クレヴィア ウィル武蔵小杉」、390戸の大型開発 2017年運営開始に向け、本年6月より申込み受付開始
http://ipd.co.jp/info/news_files/191_tmp_212.pdf

■「クレヴィア ウィル武蔵小杉」のイメージパース
「クレヴィア ヴィル武蔵小杉」のイメージパース

■「クレヴィア ウィル武蔵小杉」の建設地
「クrヴィア ウィル武蔵小杉」の建設地

「クレヴィア ウィル武蔵小杉」が建設されているのは、中丸子の旧工業地帯です。
ここは新幹線と横須賀線、府中街道に囲まれた三角地帯にあたり、「ケーヒン川崎工場」をはじめとする大小の工場が並んでいましたが、近年相次いで住宅・公園・保育所・店舗等への転換が進んできました。

本物件はそのうち「ヱビス」「富士合成」「東信化工」の工場跡地に建設されます。

■中丸子の旧工業地帯の用途転換マップ
中丸子の旧工業地帯の用途転換マップ 

■「クレヴィア ウィル武蔵小杉」 ウェブサイト
http://cvw-musashikosugi.jp/

「クレヴィア ウィル武蔵小杉」の完成は、前回お伝えした2017年3月で変更ありません。
それに向けて2016年6月より入居者の募集がスタートすることになり、このたび上記の通りウェブサイトがオープンしました。

「クレヴィア」は、伊藤忠グループの住まいのブランドです。
今回の学生専用住宅への事業拡大にあたり、「クレヴィア」を冠した「クレヴィア ウィル」が伊藤忠都市開発の事業ブランド名となります。

プレスリリース及びウェブサイトを参照すると、本物件「クレヴィア ウィル武蔵小杉」は390戸の大型物件であり、それに近い数の学生が居住することになるでしょう。

カフェテリア・ラウンジ・テラスの一体的な共用空間、各階へのキッチンリビングの配置、分譲マンションクラスのセキュリティや館内Wi-Fi等、充実した設備がセールスポイントとなっています。

■「住みたい街」ランキングで上位に入るようになった武蔵小杉
グランツリー武蔵小杉

そしてリリースでも触れられているのが、第1号物件を開発する武蔵小杉が「住みたい街ランキング」で上位に入っていることです。

このランキングについては武蔵小杉在住の方も異論・反論があると思いますが、学生寮というのは必然的に地方出身の学生がターゲットです。
地方出身の方は事前に首都圏の街々をつぶさに調べて回ることもできない以上、メディアで発信される情報の占める割合が相対的に高くなります。

となると、住まいの場所を選ぶに当たって、「住みたい街ランキング」も含め近年メディア露出の急増している武蔵小杉は、メディア露出しない街に比べて検討の俎上に上がりやすいといえるでしょう。

「クレヴィア ウィル武蔵小杉」のウェブサイトにも「グランツリー武蔵小杉」の写真が大きく使われるなど、駅前再開発の利便性が訴求されています。
特に女子学生にとっては、最寄の駅前にグランツリーやららテラスのようなショッピングセンターがあることは住まい選びの要素として決して小さくないと思われます。

また特定の大学の学生寮ではないことを踏まえると、武蔵小杉のようにさまざまな大学へのアクセスが良いロケーションは、学生の募集がしやすいというメリットもありますね。

現地は東急・南武線武蔵小杉駅からはかなり遠いですが、日吉の慶應義塾大学を視野に入れると、むしろ自転車での通学がしやすいという見方もできます。

■もとまちユニオンが1階に入る「慶應義塾大学元住吉寮」
「リンコー日吉ビル」(慶應義塾大学元住吉寮)

■横浜日吉新聞 伊藤忠が初の学生寮を武蔵小杉で開発、日吉台学生ハイツ跡地への影響は?
http://hiyosi.net/2016/04/07/gakusei_dormitory-5/

日吉では長い歴史を持つ「日吉台学生ハイツ」が3月末で閉鎖されており、日吉周辺のニュースサイト「横浜日吉新聞」でも継続的に取り上げられています。

綱島街道沿いの「もとまちユニオン日吉店」(中原区)の上階には慶應義塾大学の学生寮が2013年に新設されていますし、今後も学生寮のニーズは一定以上存在するものと思われます。

■工場街時代のケーヒン川崎工場周辺
工場街時代のケーヒン川崎工場周辺

■周辺で相次ぐ土地利用転換
土地利用転換が相次ぐ周辺

すでにお伝えしてきたとおり、この周辺では工場等が次々と移転・閉鎖されて跡地が転換されてきています。

イメージパースのような学生専用住宅ができますと、またかなり従来の工場街とは印象が変わりそうです。

【関連リンク】
 (中丸子の土地利用転換関連)
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