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2019年
12月23日

武蔵小杉の新設校・川崎市立小杉小学校の校歌が公開、児童作詞と市内出身川﨑龍氏作曲により完成

【Reporter:はつしも】

2019年4月に「川崎市立小杉小学校」が開校し、その初年度が後半にさしかっています。

初年度ならではのプロセスとして、同校の「校歌」が6年生児童たちの手によって作詞され、完成版が11月に公開されましたので、ご紹介したいと思います。

■川崎市立小杉小学校
完成した小杉小学校

■同校の正門前の掲示
同校の正門前の掲示

同校の正門前の掲示

川崎市立小杉小学校は、武蔵小杉駅周辺の再開発による急激な児童数の増加に対応するために設立されました。
同校の敷地はかつて日本医科大学新丸子キャンパスがあった場所で、地権者は現在も日本医科大学のまま、川崎市が33年間の定期借地権を得て小学校を設置しています。

同校の校舎はきれいなデザインで、教室と廊下・広場スペースをシームレスにするなど従来型のイメージを覆す校舎になっています。
校舎の内容は2019/3/23エントリでご紹介をしておりますので、ご参照ください。

小杉小学校の校歌は、4月の開校時点においては用意されていませんでした。

あらかじめ用意した校歌をお仕着せにするのではなく、児童たちが実際に小杉小学校に通いながら、ふさわしい校歌を自分たちの手で作っていくことになったわけです。

入学後の5月頃から、6年生の「総合的な学習」の時間を使って、校歌の歌詞作りが進められてきました。
そして10月には作曲家の川﨑龍氏のメロディに合わせた歌詞が完成し、11月に同小学校のウェブサイト、および校門前で一般に公開される運びとなったものです。

■川崎市立小杉小学校の校歌(PDF)
http://www.keins.city.kawasaki.jp/2/ke212001/osirase/koukahyoukai.pdf

川崎市立小杉小学校の校歌全文は、上記のPDFをご参照ください。
1番、2番で構成された、歌いやすそうな校歌です。

■人工芝の校庭
人工芝の校庭

小杉小学校を外から見た時に最も特徴的に目に留まるのが、校庭が人工芝であるということです。
これは児童の安全向上ということも勿論ありますが、校庭から砂塵が舞って、周辺環境に大きな影響を与えてしまうことを防止することも目的としています。

それならほかの小学校も同じではないかという話になりますが、これは「ずっと昔からあった」小学校と、住宅街として成熟したところに「あとから作る」現代社会の小学校では、建設にあたって周辺地域で求められる配慮や合意形成のレベルが異なるということでしょう。

小杉小学校の校歌の冒頭は「さわやかな緑の庭」というフレーズから始まります。
これは小杉小学校ならではの、人工芝の校庭を表現したものと思われます。

■木材を活かした校舎
木材を活かした校舎

■木材を活かした校舎の絵
木材を活かした校舎の絵

小杉小学校の校舎は、木材を活かしたつくりになっています。
これらの木材は、北海道のメジロカバ、秋田県・宮城県・埼玉県・神奈川県・宮崎県のスギ、群馬県のヒノキ・スギ、徳島県のヒノキなどが使われています。

このたび完成した校歌の中にも、「木の温もり」と、校舎の特徴が盛り込まれていました。

なお、作曲を行った川﨑 龍氏は、川崎市出身です。

東京藝術大学在学中からTVアニメやCMなどの音楽を手掛けてきたほか、⾼嶋ちさ⼦さん、沖仁さん、須川展也さんなどのアーテイストに作曲・編曲も提供しているということです。

メロディーはウェブサイトには掲載されていませんが、小杉小学校の児童の皆さんが、さっそく校内の催し等で歌っていることと思います。

【関連リンク】
川崎市立小杉小学校 ウェブサイト
川﨑龍 twitter
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