武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
08月15日

東京機械製作所が武蔵小杉再開発用地を売却

hatsushimo.gif

東京機械製作所が、2009年8月13日付の取締役会において、武蔵
小杉駅近接の所有地を東京建物および伊藤忠都市開発に8月31日
付けで売却
することを決議しました。
これは、取締役会同日のプレスリリースにおいて開示されています。

■東京機械製作所 固定資産の譲渡に関するお知らせ
http://www.tks-net.co.jp/ir/news090813a.pdf

最初に申し上げておきますが、これは東京機械製作所玉川製造所の
用地売却ではありません。パークシティ武蔵小杉北側の新丸子東
3丁目地区内の保有地
に関するものです。

プレスリリース内の表記では、
中原区新丸子東3丁目928-1  2,693.75㎡
と記載されています。

地図ソフトやYahoo!地図情報等の表示ですと、新丸子東3丁目地区
C地区の「新・フローラルガーデン」の区画を指してしまう
のですが、
面積が合いません。
一方、新丸子東3丁目地区B地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲
マンション」は、公示による事業区域の面積が2,693.77㎡となって
おり、ほぼ合致
します。
また、事業者も東京建物となっていること、着工のタイミングとしても
大体合っていることから、これはB地区の「(仮称)武蔵小杉F1地区
分譲マンション」の用地を指していると考えて良さそう
です。

■B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地
B地区 (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション用地

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース
(仮称)F1地区分譲マンション イメージパース

なお、以前公表された「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の
事業区域の図面を見ると、一部C地区が含まれている
ことがわかり
ます。

■(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション計画図面
(仮称)F1地区東街区計画図面

上記のようになっていますので、大部分はB地区の用地売却であり
ながら、プレスリリース上に記載された代表番地がC地区のものと
なってしまった
のではないかと思います。

ところで、現地の「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」の公示
ですと、事業者は東京建物および東京機械製作所となっていました。
公示時点では東京機械製作所も事業主体となっており、伊藤忠都市
開発は加わっていない
かたちです。
これは単なる推測ですが、今回の売却により基本的に東京機械製作
所は手離れ
し、そのままですと東京建物の持ち分が多くなってしまい
ますので、その分を伊藤忠都市開発が引き受けたということではない
かな、と思いました。
しかしやはりというか、伊藤忠もみずほ系ですね。東京機械製作所に
関連する開発は、東京建物にしても伊藤忠都市開発にしても、東京
機械製作所が所属するみずほグループ・芙蓉グループ関連で固め
られています。


今回の売却は、プレスリリース内にも記述がありますが、固定資産の
売却により財務体質の強化を図るもので、厳しい企業業績(2009年
3月期で59億円の当期純損失
)を反映したものと推察されます。

今回はプレスリリースの情報提供をいただきまして、エントリさせて
いただきました。ありがとうございました。今後引き続き確認していき
たいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2007/9/18エントリ 新丸子東3丁目A地区に商業・業務施設、B地区にマンション?
2007/12/23エントリ 新丸子東3丁目地区C地区の進捗
2008/6/22エントリ 新丸子東3丁目地区の進捗・2008年6月
2008/6/24エントリ 新丸子東3丁目地区に東京建物20階マンション
2008/8/11エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションの公示
2008/11/23エントリ 新丸子東3丁目地区・フローラルガーデン×2
2009/1/28エントリ 新・フローラルガーデン完成と周辺整備
2009/3/14エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊し
2009/3/30エントリ 旧・フローラルガーデン取り壊しと道路整備
2009/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路工事(2009年6月)
2009/7/5エントリ (仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンションのイメージパース

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