武蔵小杉駅周辺には非常に放置自転車が多いのですが、先日、
川崎市による放置自転車撤去作業を見かけました。
■武蔵小杉駅での放置自転車撤去作業
このときは、東急武蔵小杉駅の東側、小杉駅南部地区C地区の
ロータリー予定地付近の自転車が撤去されていました。
■放置自転車を撤去する川崎市のトラック
放置自転車が次々と乗せられていくトラックには、「放置自転車
撤去作業中 川崎市」と大きく掲示されていました。
しかし、見たところこのトラック1台に乗せることの出来る自転車は
3~40台程度ではないかと思います。全ての放置自転車を撤去
するのは無理ですから、他にもトラックが来ていたのかもしれま
せん。
最近ですと、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの方が、
黄色いベストを着て自転車の整理をしていますが、「整理」であって
「撤去」ではありません。
一旦停められてしまった放置自転車がなくなるわけではないです
から、一定以上放置されている自転車については、今回のように
撤去部隊が出動することになります。
なお、川崎市の放置自転車撤去については、7区別の年間撤去台数
のデータがあります。
■川崎市ウェブサイト 中原区の放置自転車対策について
http://www.city.kawasaki.jp/65/65kuminkaigi/home/kuminkaigi
04/shiryou8/shiryou2.pdf
上記の平成20年度 第2回中原区区民会議の参考資料から抜粋
しますと、
■川崎市の平成19年度放置自転車撤去台数
川崎区 17,805台
幸区 7,803台
中原区 20,517台
高津区 10,273台
宮前区 2,672台
多摩区 8,411台
麻生区 2,086台
合計 69,567台
このように中原区の放置自転車が突出しています。さらにこのデー
タを平成17年度から参照すると、川崎市全体で1万台以上減少して
いるのにもかかわらず、7区のうち中原区だけが増加しています。
■武蔵小杉駅周辺の放置自転車
こうした現状の中、再開発地区の入居も本格的に進んできましたし、
放置自転車問題は中原区にとっては喫緊の課題ではないかと思い
ます。
再開発の進捗に伴って駐輪場も整備されるわけですが、その点では、
ちょうど今回の撤去作業をしている小杉駅南部地区C地区のロータ
リーの整備が2013年度まで遅れることとなり、少々痛いところです。
このロータリーの地下には1,000台規模の駐輪場が整備される予定
で、それなりの効果が見込めると思われます。なるべく早い段階での
整備を期待したいですね。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場
2008/5/29エントリ チャリパ武蔵小杉
2008/8/20エントリ 小杉駅周辺エリアマネジメントと「こすぎ夏フェスタ'08」
2008/12/12エントリ 小杉町2丁目の自転車マナー