武蔵小杉再開発エリアの中丸子地区に、14階建てのオフィス・商業ビル
「(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)」が公表されました。リエトコート
武蔵小杉とシティハウス武蔵小杉の間、不二サッシの跡地ですが、現地に
建築計画のお知らせが公示されています。
■「(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)」現地俯瞰(写真中央)
この土地は一昨年、長谷工コーポレーションが落札し野村不動産と開発を
行うことが報道されていました。また新たなマンション開発との観測が
多かったのですが、横須賀線駅前ロータリーに隣接する立地を活かした
オフィス+商業棟となるものです。
■建通新聞 長谷工が不二サッシ本社跡地を取得
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p02140.html
物件の詳細情報やマップは武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
C地区に掲載いたしておりますが、抜粋してご紹介します。
■(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)事業概要
指定建ぺい率:60%(55%)
指定容積率:200%(500%)
用途:事務所・店舗・駐車場
階数:地上14階・地下1階
敷地面積:4,422.16㎡
建築面積:2,197.30㎡
延べ面積:24,703.86㎡
高さ:72.019m
着工・完成:2008年10月上旬着工 2010年3月下旬完成予定
建築主:野村不動産株式会社 住宅事業部
設計者:野村不動産株式会社一級建築士事務所
前田建設工業一級建築士事務所
工事施工者:長谷工コーポレーション株式会社
前田建設工業株式会社
建築面積は約2,200㎡ということで、これはリエトコート武蔵小杉1棟と
ほぼ同じ、または隣接するシティハウス武蔵小杉の1.6倍程度の建築
面積となりますね。
高さは約72mと、シティハウス武蔵小杉(22階)の約80m、レジデンス・
ザ・武蔵小杉(24階)の約76mと大差ありません。このビルは14階建てで
あり、両マンションと階数では大きく異なりますが、オフィスであるために
階高がマンションに比べてかなり高い設計になっているものです。
オフィスフロアと商業フロアの区分等は明らかになっていませんが、
基本的にオフィスがメインで、低層部分が商業フロアになるものと思われ
ます。単なる期待ですが、オフィス低層のテナントですと、カフェが結構
有望かもしれません。
竣工予定は2010年3月下旬で、丁度横須賀線武蔵小杉新駅の開業に
あわせたかたちになっておりますので、オフィス+商業ビルとしては
タイミングが良いと思います。
これまで、横須賀線新駅周辺の商業施設が少々足りない感じも
ありましたが、これでロータリー3方を商業施設が囲む形となります。
北側:デリド武蔵小杉店
南側:シティハウス1~2F商業施設
(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)商業施設
西側:セントラルフィットネスクラブ武蔵小杉
■横須賀線武蔵小杉新駅ロータリー
なお、同じ中丸子地区の南端、中丸子まるっこ公園に隣接して、同じく
野村不動産+長谷工の「(仮称)武蔵小杉新駅前(B棟)」が公表されて
いましたが、こちらは「(仮称)武蔵小杉パークビューレジデンスプロジェ
クト」として物件サイトが立ち上がっています。
■(仮称)武蔵小杉パークビューレジデンスプロジェクト
http://www.p-kosugi.com/
今回公表されたビルは(北)となっていて、こちらは(B棟)となっていましたが、
これで対ということなのでしょうかね。
【関連リンク】
2007/10/16エントリ 中丸子地区に野村不動産+長谷工新規マンション
2008/4/7エントリ 中丸子地区・UR都市機構「ロイヤルパークス武蔵小杉」
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区