NEC玉川ルネッサンスシティの日電玉川稲荷神社
NEC玉川ルネッサンスシティの敷地内に、日電玉川稲荷神社という
小さな神社があるのをご存知でしょうか。公道側に面した場所にある
のですが、植栽に隠れて外側からはあまり見えないため、日常的に
通行していてもあまり気付かないかもしれません。
■NEC玉川ルネッサンスシティ前の道路
写真左手がNEC玉川ルネッサンスシティのノースタワーの植栽です
が、その中に、奥に続く道が見つかります。そこを入っていくと・・・、
■日電玉川稲荷神社の鳥居
小さな石造りの鳥居がありました。本当に細い小路ですが、思った
より奥行きがあります。
■「日電玉川稲荷神社」
この鳥居には、赤く「日電玉川稲荷神社」と刻まれています。「日電」
というのは要するに日本電気(NEC)のことですね。
■日電玉川稲荷神社の参道
日電玉川稲荷神社は、小さいスペースではありますが、きちんとした
神社です。最初の鳥居をくぐって曲がった先には、手入れの行き届
いた参道が続いています。
■手水場
本殿の手前には、右手に手水場も設置されています。ここで手を
清めて、拝殿に向かいましょう。
■本殿と狐の石像
稲荷神社ですので、狐の石像が本殿の前に安置されています。
なかなか凛々しい顔立ちですね。
■本殿
■鈴を鳴らす布
本殿では注連縄が神域と現世を隔て、お賽銭箱と鈴も設置されて
います。鈴を鳴らすために垂らされた布には、「日本電気株式会社
玉川事業場」と書かれていました。
■日電玉川稲荷神社の由来
なお、入口近くには、日電玉川稲荷神社の由来が掲示されていま
した。それによると、この稲荷神社は1939年4月に、当時のNEC
玉川事業場の工場長が工場の繁栄を願って、京都の伏見稲荷神社
から分霊を受けてこの地に建立したものだそうです。
NEC玉川事業場ができたのは1936年6月で、工場操業から約3年
後につくられたことになります。
・・・1939年建立ということは、昨年は日電玉川稲荷神社建立70年に
あたっていたわけですね。
そういえば、富士通川崎工場も2008年に70周年記念イベントを
「富士通春まつり」でやっていましたし、日本医科大学武蔵小杉病院
(当時の新丸子病院)も2007年で70周年でした。
武蔵小杉周辺の発展が始まった時期というのが、大体そのあたりな
のでしょう。
■日電玉川稲荷神社から見上げたNEC玉川ルネッサンスシティ
この稲荷神社は周囲を木々に囲まれていますが、空を見上げると、
NEC玉川ルネッサンスシティのタワーが見えます。この70年で
稲荷神社の周囲も様変わりしました。
昔はここはNEC玉川事業場の敷地内だったために社員しか入れ
なかったようなのですが、ルネッサンスシティの竣工により周囲が
公開空地化され、一般の人でも稲荷神社に参拝できるようになり
ました。
前述の通り外からは見えにくいのですが、ちょっと足を踏み入れると
何か外界から遮断されたような静かな空間になっています。玉川
事業場も年末年始休暇で、三が日に初詣の人が列をなす・・・という
こともないのでしょうが、事業場には毎年お参りしている方もいらっ
しゃることと思います。
■日電玉川稲荷神社 マップ
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 日電玉川稲荷神社
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区C地区
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2009/7/15エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの窓掃除
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