南武線初の特急、「黒船電車」が武蔵小杉を通る
2010年1月9日(土)~11日(祝)の3連休、JR南武線に臨時の特急
電車「黒船電車」が運行され、武蔵小杉駅にも停車しました。
■伊豆急行株式会社 ニュースリリース
http://www.izukyu.co.jp/ir/newsletter/211201_2.pdf
詳細は上記のプレスリリースの通りなのですが、「リゾート踊り子91
号・92号」として一日上下線2本、立川から伊豆急下田までが直通で
結ばれました。
停車駅は、立川→府中本町→登戸→武蔵溝ノ口→武蔵小杉→横浜
→小田原→湯河原→熱海→伊東→伊豆高原→伊豆熱川→伊豆稲取
→河津→伊豆急下田の15駅で、ルートは以下の通りになります。
■黒船電車 ルートマップ
立川から尻手までは南武線を通り、尻手から南武線支線・東海道
貨物支線を経由して東海道線に入り、熱海からは伊東線、伊東から
は伊豆急行線へと直通で運行されたもので、かなりの長距離電車
ですね。
そういう線路のつなぎ方があるとは知りませんでした。
南武線には急行・特急電車が普段は運行されていませんが、この
黒船電車は南武線区間では立川・武蔵溝ノ口・武蔵小杉にしか停車
しないものですから、南武線初の臨時特急電車ともいえそうです。
さて、そんな黒船電車ですが、武蔵小杉駅近くを通過しているところ
を撮影することができました。
■黒船電車の先頭車両
なるほど、黒船電車というだけあって、確かに車体がブラックなの
ですね。特急電車ではありますが、武蔵小杉駅付近で見た際には
スピードはさほど出していないように見えました。
■先頭座席と「伊豆急」の文字
拡大してみると、先頭座席は映画館のように段差が付けられている
のがわかります。前方の視界が遮られることなく、車窓がよく見える
ようになっているのでしょう。
前掲のプレスリリースによると、先頭車両意外にも、座席が海側の
窓を向いている「海向きパノラマシート」というものもあるようです。
また、先頭車両には側面に「伊豆急」の文字が確認できました。
武蔵小杉で伊豆急の車両を見るのは、ちょっと不思議な感じですね。
■最後部車両
また、最後部の車両も先頭車両と同じ形状になっています。この
黒船電車は、南武線支線の浜川崎でスイッチバックをするため、
浜川崎以降はこちら側が先頭車両になるわけです。
立川→浜川崎の先頭車両を取るか、浜川崎→伊豆急下田の先頭
車両を取るかはお好み次第ですが、後者の方が人気が高そうです
ね。
この黒船電車は昨年も運行されているのですが、武蔵小杉でも
ブログでレポートされている方がいらっしゃいました。
■武蔵小杉の働くかあさん 南武線に黒船電車が来たー!
http://hatarakukasan.blog19.fc2.com/blog-entry-282.html
いつもの武蔵小杉駅に見慣れない黒い電車が停まっていると、知ら
ずに見た方は驚いてしまいそうですね。
黒船電車の運行履歴を確認すると、昨年5月を皮切りに、7月・9月・
11月と何度も運行されているようで、好評なのでしょうね。おそらくは
また連休の折にでも登場することになるのではないでしょうか。
【関連リンク】
伊豆急行 公式ウェブサイト