武蔵小杉駅南口地区西街区再開発ビルの仕様続報、竣工は2012年10月予定に
2010/1/16エントリでお伝えした武蔵小杉駅南口地区西街区第一種
市街地再開発事業の再開発ビル着工に関する続報です。
今回、再開発事業の特定業務代行者の選定にあたって行った事業
提案コンペの結果、再開発ビルの仕様がある程度明らかになってい
ます。
■武蔵小杉駅南口地区西街区再開発ビルの仕様
構造:鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)
階数:地上37階建て
延床面積:6万9,500平方メートル
フロア構成:
地階・・・駐車場
1~5階・・・商業施設
5~6階・・・新中原図書館
6~37階・・・分譲マンション(337戸)
予定:2010年3月着工、2012年10月竣工
上記は2004年9月28日に公示された「建築計画のお知らせ」や過去
に川崎市から公表された情報と比べ、延床面積や総戸数、フロア構成
など各項目において多少変更がなされています。
(上記の仕様がほぼ最終版となるものと思いますが、正式調印や対外
的に計画の公表が行われたものではありませんので、変更の可能性
も残されています。あらかじめその点ご了解ください)
注目すべきなのは、ひとつはやはり商業施設のフロア構成で、従来
は5階建てのうち4~5階の一部に新中原図書館が入るとされていた
ものが、今回明らかになった仕様では6階建てのうち5~6階の一部に
中原図書館が入ることとなっています。
つまり、1~4階は商業施設専用フロアとなり、従来よりも商業施設
スペースが拡大されているわけで、これはなかなかうれしい変更で
すね。
■武蔵小杉駅南口地区西街区 商業施設イメージパース
※本イメージパースは過去作成されたもので、今回の事業提案に
よるものではありません。
もうひとつは竣工時期で、2012年10月竣工という予定が示されて
います。これは2010年3月までに着工することを前提とするもの
ですが、工期を2年7ヶ月としているもので、おおよそ妥当なところ
ではないかと思います。
丸3年と見ても2013年3月、つまり2012年度内竣工は堅いところと
思っておりましたが、それよりも少し早い計画となっています。気持ち
的に、2012年と言われると結構近いような気もしますね。
■武蔵小杉駅南口地区西街区 外観イメージパース
なお、この武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業
の事業主体となる再開発組合には、東京急行電鉄、東急不動産、
丸紅、東新ビルディングが参加しています。
上記のうち丸紅については、2009/10/26エントリでも取り上げました
が、特定業務代行者に選定されるゼネコンも含め、これらの各企業
のスクラムで開発が推進されていくことになるのでしょう。
そして組合員に東京急行電鉄が入っている以上、やはり想定される
のは東急武蔵小杉駅ビルとの連携ですね。こちらも大建設計が
コンサルティング業務を担当し、検討が進められています。
いよいよ具体的な姿が明らかになってきた武蔵小杉駅南口地区西
街区(小杉駅南部地区A地区)ですが、現地での工事が進められつつ、
今後どこかの段階で、商業施設のキーテナント等も名前が出てくる
ものと思います。
■現在の武蔵小杉駅南口地区西街区
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