丸子山王日枝神社の「神猿」
年末に丸子山王日枝神社に立ち寄った際、ちょっと目に留まった
ものがありました。
■丸子山王日枝神社の神猿(右側)
これは、拝殿までの参道の途中にある左右一対の猿の石像(右側)
です。
神社ですので狛犬はもちろんいるのですが、猿の石像はそれよりも
手前に安置されており、台座に「神猿」と書かれています。
この由来が現地に掲示されていまして、それによると、丸子山王日枝
神社の総本宮である日吉大社(滋賀県)では、猿が神の使いとされて
おり、そのため分霊社である日枝神社でも祀っているものだそうです。
■丸子山王日枝神社の「神猿」の由来
■山王総本宮 日吉大社ウェブサイト 神猿
http://www6.ocn.ne.jp/~hiyoshi3/masarus.htm
上記の日吉大社のウェブサイトにも記載がありますが、「神猿」は
「まさる」と読みます。これが「魔去る」「勝る」に通じることから、魔除
けや必勝祈願のご利益があるものとして信仰されているようです。
■もう一体の神猿(左側)
前述の通りこの「神猿」は左右一対の石像になっていまして、拝殿を
正面にして右側に先ほどの親子の神猿、左側にこちらの神猿が鎮座
しています。
神猿と狛犬に守られながら拝殿に向かい、注連縄の向こうの神の
領域を垣間見る、そのように堅固な構造となっているわけです。
さて、必勝祈願というと、時節柄大学などの入学試験が思い浮かび
ます。丁度センター試験が2010年1月16日(土)・17日(日)に開催
されたところで、今後私立大学の入試も本格化してきます。まさに
受験シーズン本番となるところですね。
受験必勝のために神社にお参りされる方は、大方初詣で祈願を
済まされているのではないかと思いますが、丸子山王日枝神社の
「神猿」も、たくさんの願いを受け取られたのではないでしょうか。
■丸子山王日枝神社 謹賀新年(右側手前が神猿)
【関連リンク】
丸子山王日枝神社 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 丸子山王日枝神社
2009/12/31エントリ 武蔵小杉の2009年大晦日