川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):丸子の渡しガイドパネル入札不調
今回はまた番外編です。
大きな話題ではないのですが、川崎歴史ガイド・中原街道ルートの
起点である「丸子の渡し」のガイドパネル設置工事の入札が2010年
2月5日に行われましたが、不調に終わりました。
このガイドパネルについては、現在行方不明であることを2009/9/23
エントリで取り上げました。長らく消失したままだったものがこのたび
予算化され、設置しなおされる運びとなったのですが、応札する業者
がいなかったのか、残念ながら工事の発注ができませんでした。
■川崎市文化財団 川崎歴史ガイド 中原街道
http://homepage2.nifty.com/k-bunkazaidan/guide/03.htm
※ページ最下部にガイドパネル行方不明に関する記載あり
■ガイドパネルが設置されていた丸子橋付近
・・・入札不調の場合、どうなるんでしょうね。再度入札をかけるので
しょうか?
■建通新聞神奈川 横浜市の一般競争、応札者減少 本紙調査
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p02230.html
上記は、横浜市や川崎市の公共工事における応札者の減少に関す
る記事です。これによると、
・横浜市、川崎市が設定する材料費などの設計単価が低く、予定
価格をクリアできないケースが多い
・予定価格が実行価格と比較して3,4割安い
・年度末に工事が集中して人員配置ができない
上記のような工事業者側の意見が取り上げられています。
まあ、地方自治体側には市民から付託された税金を最大限効率的
に活用する義務がありますので、経費を厳しく見るのは当然といえば
当然です。
一方、取り上げているのは建設業界紙である建通新聞ですので、
建設業者側の立場を代弁しているという面もあるのでしょうが、確かに
工事業者も何かと厳しい状況なのだろうな、と心証としては思います。
このあたりは私も素人ですので、入札予定価格や設計単価が適切か
どうかの判断はつきません。
ただ、期末は繁忙期で相対的に応札しにくい、というのは確かにあり
そうですね。
今回のガイドパネル設置工事、どう考えても大規模な工事ではない
はずで、確かに金額的には利益の大きい仕事ではないかもしれま
せんが、入札不調でガイドパネルが設置できないのは誠に残念です。
どなたか応札していただけると良いのですが・・・。
さて、番外編が2回続きましたが、川崎歴史ガイドの本編連載記事
自体は、実はもっと先まで書きあがっています。エントリまで少々
お待ちくださいませ。
■川崎歴史ガイドのパンフレット
■川崎歴史ガイドのガイドパネル
【関連リンク】
2009/9/23エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(4):「明治の醤油作りと
八百八橋」
2009/12/21エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):「武蔵小杉駅の
八百八橋」