横須賀線武蔵小杉駅の正規連絡通路工事
コメント等でもお問い合わせいただいておりますが、横須賀線武蔵
小杉駅の連絡通路の工事状況を取り上げてみたいと思います。
■横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路
この連絡通路は、開業から約1年後、2011年3月頃の完成を予定
しており、それに伴って現在よりも全長が100m短縮されることに
なっています。
途中、動く歩道も設置されることから、乗り換え時間の短縮が見込
まれますが、さて、「100m短縮」とは結構な距離ですね。逆の観点
で言えば、あの限られたスペースでどうやて100mも遠回りできるの
か不思議に思いますが、そのあたりも含めて工事状況を見ていき
ましょう。
■横須賀線ホーム北端の工事中エスカレーター
さて、まず目に付くのは、横須賀線ホーム北端で工事中のエスカレ
ーター2基です。
■工事中で封鎖されたエスカレーター
このエスカレーターは開業時点から現在に至るまで工事中であり、
いまだ利用ができませんが、この2基が南武線との乗り換えには最も
距離が近いルートになります。
■掘削中のホーム下
連絡通路の小窓から、前掲のエスカレーターが開通するであろうホー
ム下を覗いて見ることができますが、現在ショベルカーで掘削中の
状態です。
この部分を掘削した後、ホームとつながるエスカレーターが設置され
ることになります。
つまり、南武線から乗り換えする際、本来は横須賀線のホーム北端
のエスカレーターで乗り換えできるはずが、現在はずっと南側の階段
(1枚目の写真左手)まで歩かないといけない状態、ということですね。
ここでの遠回りが、先ほどの100m短縮の大部分を占めているよう
です。
■連絡通路のトンネル入口
また、本来の連絡通路は横須賀線・新幹線・綱島街道をくぐる際に
地下トンネルを通ることになりますが、それも現在では未完成の
状態です。暫定の連絡通路は本来の地下トンネルの外側を大回り
しているため、それも連絡通路の全長が長くなる原因となっています。
■正規連絡通路と暫定連絡通路の違い
上記は横須賀線ホームから正規連絡通路と暫定連絡通路のトンネ
ル部分を見下ろしてみたもので、ご覧の通り暫定連絡通路は外側
を大回りしています。
この部分のトンネル工事が新幹線の線路に干渉してしまうために
工法の変更が行われ、連絡通路の完成が遅れることになったもの
です。
・・・ということで、連絡通路工事をあらためて確認して見ると、
①横須賀線ホーム北端のエスカレーターが開通し通路を短縮
②連絡通路のトンネルが開通しコーナーの大回りを解消
上記2点により100m(JR発表による)が短縮されることが確認でき
ました。前述の通りこれに加えて動く歩道も設置されますので、完成
すれば現在よりも乗換えが楽になるものと思います。
現在の暫定連絡通路はこれからの夏場、天井が焼けてかなり暑く
なりそうですが、工事中の連絡通路を横目に当分辛抱、という
ことになります。
【関連リンク】
武蔵小杉新駅ライフ:横須賀線武蔵小杉駅開業特設サイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催
2010/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅、初の平日ラッシュ
2010/4/17エントリ 横須賀線武蔵小杉駅連絡通路のバリアフリー化
計画
2010/4/30エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の4階建て駐輪場裏手の
通路が供用開始