武蔵小杉駅南口地区東街区再開発が始動、中小企業婦人会館取り壊しへ
当初計画より延期となっていた、武蔵小杉駅南口地区東地区第一種
市街地再開発事業がいよいよ着手されることとなりました。現段階
での主なスケジュールは、以下のとおりです。
■武蔵小杉駅南口地区東街区のスケジュール
2010年6月 権利変換計画認可申請
2010年7月 地盤調査・地下駐輪場設計開始
2010年7月 中小企業婦人会館・武蔵小杉学生ハイツ取り壊し開始
2011年1月 取り壊し完了・再開発ビル本体工事着工
2013年度 再開発ビル竣工
※スケジュールは変更される可能性があります
■武蔵小杉駅南口地区東街区 イメージパース
■武蔵小杉駅南口地区東街区
武蔵小杉駅南口地区東街区は、東急武蔵小杉駅の東側に位置し、
現況ではは中小企業婦人会館および武蔵小杉学生ハイツの建物が
空きビルのまま残されています。
■中小企業婦人会館
■武蔵小杉学生ハイツ
中小企業婦人会館は、この再開発事業のために2007年3月末に
閉鎖となりました。その後再開発が進むはずが権利変換計画の
調整に時間を要し、閉鎖してから3年以上廃ビルのまま塩漬けと
なっていたものです。
これらの既存建築物が、2010年7月からいよいよ取り壊しの運び
となったわけですね。
■閉鎖された駐車場(ロータリー予定地)
また、武蔵小杉駅南口地区東街区の始動に伴って、ロータリー予定
地で営業をしていたKP武蔵小杉駅前駐車場も、2010年4月30日を
もって閉鎖となっています。
駐車場から車の姿が消え、入り口が封鎖されました。
■フーディアム前の作業ヤード
その駐車場よりフーディアム寄りの部分については、従前より周辺
再開発事業の作業ヤードとして利用されています。
一時期は、横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路の鉄骨が置かれてい
ました。
2010年7月以降、既存建築物の取り壊しに伴って地区全体で動き
が出てくるものと思います。
※ ※ ※
さて、これにより、東急武蔵小杉駅の東西街区の再開発が同時並行
で動くことになりました。
前述のとおり東街区は日程がずれ込んでいまして、当初は西街区
よりも先に完成しているはずだったのですが、西街区再開発ビルが
2012年10月竣工、東街区再開発ビルが2013年度=2014年3月
までに竣工予定となります。東街区が1年あまり後追いするかたちに
なるでしょうか。
(なお、2009/8/6エントリで取り上げたタウンニュースの記事では地区
一体の完成は2014年度=2015年3月までとされており、地下駐輪
場等も含めたロータリー全体の完成はそこまでかかる可能性があり
ます)
東西街区がスケジュールに乗ってきたことで、現在計画が進められ
ている東急武蔵小杉駅ビルについても、当然両サイドの再開発ビル
との接続に関して具体的な協議が進んでいくものと思います。
武蔵小杉駅南口地区東街区の再開発ビルは、高層マンションと商業
施設が分離された形態になっており、商業施設の上に高層マンション
が乗った西街区とは構造が異なります。
一部メディカルモールが入る計画となっていますが、商業規模は現在
のところ約10,000㎡となっており、商業施設が充足しているとはいえ
ない再開発地区にとっては、その内容が注目されるところです。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス
2009/8/6エントリ 武蔵小杉のシネコン計画とロータリー延期情報
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/10/22エントリ 東急武蔵小杉駅に駅ビル建設、西街区再開発
ビルと一体開発へ
2010/1/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発
事業が2010年3月着工へ
2010/1/22エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区再開発ビルの仕様
続報、竣工は2012年10月予定に
2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区工事説明会