2011年3月、JR南武線に快速電車導入
JR東日本が2010年9月24日付のプレスリリースにおいて、今後の
ダイヤ改正の概要を発表しました。それにより、2011年3月より南武
線に快速電車を導入することがわかりました。
■JR東日本 2010年12月ダイヤ改正について
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100916.pdf
※プレスリリースのタイトルは「2010年12月ダイヤ改正」ですが、
南武線に関しては2011年3月の改正となります。
■JR南武線(向河原駅付近)
ダイヤ改正の詳細は前掲のプレスリリースを参照いただだきたいと
思いますが、要約すると以下のような内容になります。
■南武線ダイヤ改正の概要
・武蔵小杉駅の10時~15時台に毎時2本電車を増発し、その2本を
快速電車とする
・快速電車の立川~登戸間は全駅停車
・登戸以降は武蔵溝ノ口、武蔵新城、武蔵中原、武蔵小杉、鹿島田、
川崎に停車
■登戸→川崎間の快速電車停車駅
●登戸駅
↓ (通過)宿河原駅
↓ (通過)久地駅
↓ (通過)津田山駅
●武蔵溝ノ口駅
●武蔵新城駅
●武蔵中原駅
●武蔵小杉駅
↓ (通過)向河原駅
↓ (通過)平間駅
●鹿島田駅
↓ (通過)矢向駅
↓ (通過)尻手駅
●川崎駅
上記のような内容になります。
この快速電車の運行により、川崎~登戸間で所要時間が5分程度
短縮されるようです。
武蔵小杉~川崎間が現行で12分程度ですが、こちらは2,3分短縮
されて10分程度になるのではないでしょうか?
プレスリリース内に掲載されたダイヤを参照すると、登戸駅において
上り快速電車の前の各駅停車はいずれも10分先行して発車して
いますので、どうやら各駅停車の追い抜きは発生しないようです。
■JR武蔵小杉駅周辺の路線図
武蔵小杉駅からの利用を考えた場合、今回の快速電車は速達性と
いう点ではさしたるインパクトのあるものではないように思います。
ただし、ダイヤが手薄だった日中に2本増発されるのは嬉しいところ
ですね。
日中には、ホームでの待ち時間が結構長かったりしますが、毎時
6本が毎時8本となり、それなりの密度で走ってくれるようになります。
南武線の快速は33年前、旧国鉄時代にも運行されたことがあります
が、1978年に姿を消していました。ダイヤの足枷になっていたことが
理由とも言われていますが、それが今回復活することとなり、各種
メディアやブログなどでも取り上げられています。
■カナロコ 南武線快速33年ぶりに復活2011年3月から
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009240045/
■iritaku net ~武蔵小杉3番線~ 南武線快速電車新設へ
http://musashikosugi3homu.blog134.fc2.com/
blog-entry-72.html
神奈川新聞カナロコの記事では、横須賀線武蔵小杉駅の開業に
よる利用者増加を見込んだもの、とされていますね。
正式なJR東日本のコメントではないようですが、33年間導入され
なかったものがここに来て導入というのは、やはり新駅開業が
大きな要因と考えるのが自然ではないでしょうか。
ダイヤが改正される2011年3月頃には、横須賀線武蔵小杉駅の
正規連絡通路が完成し、乗り換えの利便性が向上することになり
ます。
それに合わせての南武線快速電車登場ということで、武蔵小杉
駅の姿がまた変わりますね。
■武蔵中原駅から見る武蔵小杉方面
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武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉
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