武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2007年
09月25日

パークシティ武蔵小杉のコンクリ強度

【Reporter:はつしも】
 
産経新聞の記事から。
大手ゼネコンが、高層マンションの柱などに使用する鉄筋コンクリートの強度向上を競っているとの記事がありました。その中で、固有名詞は出てきませんがパークシティ武蔵小杉が実例として取り上げられています。
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070923/sng070923000.htm

記事の概要は以下の通り。

【これまでのコンクリ】
1平方センチメートル当たり1トン程度が主流。

【大成建設】
・日本で最も強度のあるコンクリの実用化に成功。新しいセメント材料を使用するなど改良を進め、同1.6トンの重さに耐えられる強度を実現。池袋で秋に着工予定のタワーマンション低層階の柱として使用する。
・すでに赤坂に建設中の43階建てのタワーマンションなど2物件の低層階で、同1.5トンの荷重に耐えられるコンクリを使用済み。

【竹中工務店】
・強度を高めたコンクリ開発に力を入れ、武蔵小杉駅近くで建設しているマンション(パークシティ武蔵小杉を指していると思われる)で、1平方センチメートル当たり1.5トンの荷重に耐えるコンクリ柱を採用。

【メリット
建物の重量がかかる低層階で柱を細くしたり、数を減らすことができる。
それにより低層階の1戸当たり1平方メートル弱程度の空間を創出し、収納を増やすなどできる。

パークシティ武蔵小杉
 パークシティ武蔵小杉
 
・・・だいたいこんなところですが、なるほど、パークシティ武蔵小杉が建設中の壁面にも広告を出すなど売りにしていた「コンクリ強度」は、間取りを広くする効果があったわけですね。

まあ、強度という意味では、「コンクリ強度を上げた分柱を減らして部屋を広くする」わけですから、「堅牢なコンクリを使用している=他のマンションに比べ建物として堅牢」ということには(必ずしも)ならない、とも言えますが。

デベロッパーとしては部屋を広くすればその分高く売れるわけで、極端な言い方をすれば、コンクリ強度が上がって、建築基準法に定める強度を余分に上回る分の柱を減らさないのは無駄、ということになりますね。

それは営利企業である以上仕方のないことではあります。
上場企業として、効率的な資本の回転を行って利益を最大化する義務も負っているわけですし。

そのあたりは理解したうえでメリットを享受すればよいのではないかと思います。

【関連リンク】
Sankei Web 大手ゼネコン、コンクリ強度競う
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区

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