親子サッカードリーム教室
2011/10/6エントリで等々力競技場を取り上げた際にコメントで
頂きました「親子サッカードリーム教室」に参加してきましたので
レポートします。
川崎フロンターレが地域やサポーター向けに企画するサッカー
教室のイベントは多く見かけます。前回(2009/9/2エントリ参照)
参加した時は地域向けのイベントでしたが、今回は「中原区役所」
主催の企画でした。中原区役所主催は今回が第一回目ということで、
地元にしては、あれ?ちょっと意外、という気もしましたが、行政側
でも何か変化というか思惑があったのでしょうか。
■電光掲示板
いずれにしても、J1トップチームが競技する芝生のグラウンドに
足を踏み入れることが出来るのは貴重な経験です。サッカーファンで
なくとも子供達にはよい経験になったことでしょう。
■芝生
さて今回のイベントでは一つ面白い企画として「スタジアムツアー」
というものがありました。これは日ごろ見ることが出来ない
等々力競技場の内部や裏側を案内する、というものでなかなか面白い
ものでした。
今回はこのツアーを中心にお伝えします。
まずは受付を済ませて会場内で行われる開会式に向かいます。
■開会式
なお当日はメインスタンドが開放されていますので、日ごろ座らない
正面ど真ん中も座り放題です。
イベントそのものは学年別に3パートに分かれており、そのうち
1パートがグラウンドでミニゲームを、その他のチームは合間に昼食
をとったり、グラウンドサイドで催されている、キックターゲットや
スピードガンなどのアトラクションを無料で楽しむことができます。
うまく成功するとおなじみの景品、選手カードはもらえます。
■ミニゲーム
■キックターゲット
■スピードガン
さて今回面白かったのがスタジアム見学ツアーでした。
前置きは抜きにして早速いってみましょう。
■ツアー受付
受付で15人ほどの団体になってスタジアム内部の見学ツアーに出発
します。今回の企画は中原アシストクラブという団体のスタッフの方
が案内してくれました。
■案内
まず最初に出迎えてくれたのがフロンターレカラーのダルマです。
これはサポーターの皆さんから贈られたものだそうで、選手の
みなさんも試合前にはこれをなでていくそうです。
■フロンターレカラーのダルマ
最初に訪れたのがロッカー室とシャワー室です。
■ロッカー室
■シャワー室
ここで日ごろ選手の皆さんが着替えているのですね。
マッサージ用のベンチなどもありました。
次の訪れたのが選手控え室です。
ここは各選手ごとに場所が決まっており、試合の日にはスタッフの
皆さんが用具などの準備をするそうです。
この日は20番 稲本潤一選手と25番 吉田勇樹選手の実際に
使っている道具が展示してありました。
プロの道具・・・なにか迫力があります。
■控え室
次に訪れたのが監督室です。
ここでは実際に試合前などの監督と選手がミーティングを行うそう
です。よく見かけるサッカー用のボードの大きなものがありました。
これで作戦を指示しているのでしょうね。
■監督室
さて次はスタジアム中央に向かいます。
ここは正面入り口ですが、試合前の選手入場口でもあります。
ウィズハンド(選手と手をつないで入場する)の子供達もここから
入るのですね。
■選手入場口
ちなみに先日のエントリではフロンターレ選手の写真やサインが
ありましたが、この日はFCバルセロナの記念品が展示してありま
した。
これは2006年にFIFAクラブワールドカップでFCバルセロナが来日
した際に、ここ等々力競技場を練習場として使用した際の記念品
だそうです。
■FCバルセロナの記念品
さて次は2階に向かいます。
階段を上がって最初に訪れたのがお待ちかね、VIPルームです。
■VIPルーム
VIPはこの部屋で観戦しているのですね。
ここはさすがに普通には入れませんね。
そしてこちらはトップスポンサーの席だそうです。試しにどうぞ
座ってみてくださいと言われてツアー参加者のみなさんも
喜び顔でした。
■トップスポンサー席
ちなみにVIPルームからの眺めはこんな感じです。
■VIPルームからの眺め
次に向かったのが、記者室とTV中継室です。
■記者室
■TV中継室
ここは試合の模様を伝えるメディアの関係者が使用するのですね。
TV中継室の机には一卓づつ各メディアの名前が貼ってありました。
さて、今度は一度外へ出て、バックスタンドへ向かいます。
■バックスタンド入り口
前回のエントリで出ていたKAWASAKIの文字が見えるスタンドの下の
部分をぐるっと一周回ってくることになります。
まず最初に来たのが室内ウォーミングアップ場です。
■室内ウォーミングアップ場
ここは主に雨天の際にアップに使用するとのことですが、思いのほか
広さがありました。
さてツアーはさらに奥へと進んでいきます。途中2箇所ほどトンネル
のようなものを潜り抜け(上に通路かなにかがあるのでしょうか)
ちょうどバックスタンドの真ん中付近まで進むと、今度はなんと
ランニングのコースが出てきました。
■ランニングのコース
ここも主に雨天の際に使用するそうですが、長さはなんと100m以上
あるそうです。スタンドの下にこんな設備があったとは驚きでした。
案内係のお兄さんがここでも、どうぞご自由に走ってみてくださいと
いうと迷わず全力で走り出す子供達・・・
他にもバックスタンドを進む間には、様々なものがありました。
■重機(1)
これは芝生を整備する機材のようですね。
■重機(2)
これは用途がよく分かりませんが、ネットが置いてあるので
その関係のものでしょうか?
■審判室
ここはレフリーが使用する部屋ですね。
そして途中の廊下には、これは競技場の設備ではありませんが
ポスターが展示してありました。
これは今回の「親子サッカードリーム教室」に向けて小学生を対象に
ポスターコンクールが行われたもので、その応募作品の展示が
行われていました。
■ポスターコンクールの作品
中央には選手のみなさんが選んだといわれる優秀作品が飾って
ありました。
バックススタンドを1周してまたグラウンドに戻ってきました。
最後に案内されたのが、競技場脇に移動されていたベンチシートです。
これは実際に試合で選手達が座っているものです。聞いた話では
1脚30万円するとか。値段はさておきこれもまたレアなものです。
■ベンチシート
このシートに座るための条件は、このイベントを除いては
・フロンターレの選手になりベンチ入りする。
・サッカーの指導者になりチームが市内の大会で準決勝以上まで
勝ち上がる。
ぐらいしか思いつきません。
今度は案内されるまでもなく、みなさん座り心地を試していました。
もちろん自分も座らせていただきましたが、なんとも言えない
心地よい感覚がしました。気持ちの問題かもしれませんが。
さてスタジアム見学ツアーは以上で終了です。
小一時間のツアーでしたが、日ごろ見ることのできない等々力
競技場のさまざまな内面を見ることができ、有意義な体験でした。
イベント最後の閉会式では中村憲剛選手と稲本潤一選手が登場し
司会を務める小野寺中原区長による子供達からの質問に答える
インタビューが行われました。
最後は参加者全員とハイタッチで終了です。
■ハイタッチ
今回のこの中原区役所主催のイベントは区内の小学生を対象とした
ものでしたが、人数枠が限られており抽選で落ちた人も多かったと
お聞きしています。
以下は入場の受付口で掲載されていた、整理券の番号をメモしたもの
なのでオフィシャルなものではありませんが、おおよそ下記の人数が
当選し招待されたものだと思われます。
1年生 195
2年生 106
3年生 79
4年生 54
5年生 36
6年生 30
やはり低学年が手厚いのは今後のサポーター増加をにらんでのこと
なのかも知れませんが、高学年の当選枠はちょっと厳しいですね。
区役所には今後も継続して開催していただければと思います。
■ノベルティ
参加者向けノベルティのクリアケース。中央の絵はポスターコンクールで
最優秀賞を受賞した下沼部小学校の生徒さんの作品です。
【関連リンク】
川崎フロンターレ 公式ウェブサイト
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