中原駅南口商店街のLED街灯
川崎市では、「川崎市商店街エコ化プロジェクト」を進めており、
市内商店街の街灯をLED化する事業に補助金(事業費の2/3)を
支給しています。
このプロジェクトにより、街中でもよくLEDの街灯を見かけるように
なりましたので、ちょっとご紹介してみたいと思います。
■中原駅南口商店街
武蔵小杉周辺でエコ関連の取組みといえば、法政通り商店街が
まず思い浮かびます。実際に法政通り商店街においてもすでに
街灯のLED化が進められていますけれども、今回は中原駅南口
商店街に来てみました。
■中原駅南口商店街の街灯
中原駅南口商店街は、名前の通りJR武蔵中原駅の南側にある
商店街です。アルカード武蔵中原の南側から高架沿いに武蔵
新城方面に歩いていくと、街灯に商店街名が見つかります。
■LED使用に関する表示
街灯は一見してLEDかどうかは判別がつきにくいのですが、柱の
部分を見てみると、「当商店街の街路灯はLEDを使用しています」
と表示されていました。
写真にある象さんのマークはエコ化プロジェクトとは無関係で、
川崎商工会議所が地元での消費を呼びかける「Buyかわさき
キャンペーン」のキャラクターですね。
■Buyかわさきキャンペーン 公式サイト
http://kawasaki.tkproducts.jp/index.cgi
さて、この中原駅南口商店街の街灯LED化は2010年度事業として
実施され、14灯がLEDになっています。
■川崎市ウェブサイト 商店街施設整備事業補助金交付実績
http://www.city.kawasaki.jp/28/28syogyo/home/k
yosetu/20jisseki.html
先行してLED化を進めた商店街においては消費電力削減効果の
検証が行われており、2009年4月と2010年4月の単月比較を行っ
たところ、平均67.8%、法政通り商店街においては81・8%もの
削減が達成されていました。
省電力という点で、LED化はかなり効果的なようです。
今年の夏、東日本大震災の影響により首都圏では大幅な消費
電力削減が求められていましたが、一方で街灯は防犯上の見地
から一定数は点灯させる必要がありました。
電力需給逼迫の山を越したとしても省電力の大きな流れは変わら
ないでしょうし、街灯のLED化は今後も少しずつでも進めていけ
れば良いと思います。
個人の自宅内でも独自にLED化を進めるなど対策を講じている
方もいらっしゃるようですし、今後一層ニーズが高まりそうですね。
【関連リンク】
2011/3/15エントリ 武蔵小杉で、広がる節電の輪