渋川・西加瀬付近のソメイヨシノの紅葉
武蔵小杉周辺地域においても、各地で紅葉が見られるようになってきました。渋川の元住吉付近においても、初冬のソメイヨシノが赤く染まっています。
■渋川の元住吉(西加瀬)付近
ここは地名で申し上げると中原区西加瀬にあたり、綱島街道よりも東側の流域です。
これまで、本サイトでは主に遊歩道が整備されている今井南町・木月大町付近の渋川をご紹介してきました。今回ご紹介するのは、そこから法政二中・高前を南下し、東急線をくぐり、綱島街道の「櫓橋」も超えたさらに南側の一帯です。
■紅葉したソメイヨシノ
■ソメイヨシノの落葉
この西加瀬の一帯にも両岸にソメイヨシノが植えられて、二ヶ領用水との分岐点から新幹線と交差するあたりまでの2キロにわたって「住吉桜」と呼ばれる花見の名所になっています。
ソメイヨシノは開花も良いですが、紅葉の季節もなかなか美しく思えます。
住吉桜は、1951年に住民の有志の方が植えられたものだそうです。
ソメイヨシノには「60年寿命説」というものがありまして、これには異論もあるのですが、樹齢が100年を超えるものは珍しく、60年かどうかは別としてヤマザクラなどに比べて短命ではあるようです。
これは病気に弱いことなどが原因ですが、きちんとケアをしていくことである程度寿命を延ばすことができるとされています。
日本全国でソメイヨシノが植えられたのが戦後まもなくで、住吉桜も植樹60年以上を数えていますが、まだ毎年見事な花を見せてくれています。
■「かるがもの里 住吉さくら補植記念」
渋川の橋のたもとには、「かるがもの里 住吉さくら補植記念」という札が立てられていました。
これによると、1998年に桜が新たに植えられたようです。
ケアをして既存の桜を大切にしていく一方で、少しずつ新陳代謝をしていくことも名所を永続的に維持していくためには必要なのでしょうね。
■生育したソメイヨシノ
1951年に植樹されたであろう生育したソメイヨシノを見ると、最低限のスペースはあけてあるのですが、根元がかなり窮屈にはなっているようです。
ソメイヨシノにとっては良い状態ではなさそうですが、ここに隙間があると子どもの落下リスクなども生じてきますので、なかなか難しいところですね。
■渋川を泳ぐカルガモ
さきほどの札にもあったとおり、渋川はソメイヨシノとともにカルガモの名所でもあります。
この日もカルガモたちが仲良く泳いでいました。
冬を越して、また春先には赤ちゃんカルガモの姿が見られることと思います。
■渋川・西加瀬付近マップ(赤線が今回紹介したエリア)
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