無料ながら、充実。東横線に乗って「野毛山動物園」へ
まもなく4連休です。
今回は、武蔵小杉の近場の行楽スポットということで、横浜市の「野毛山動物園」をご紹介してみたいと思います。
■横浜市立野毛山動物園の入口
野毛山動物園は横浜市立の動物園であり、入場はどなたでも無料となっています。
JR・横浜市営地下鉄桜木町駅から徒歩15分、京浜急行日之出町駅から徒歩10分ほどの、「野毛山」の上にあります。
武蔵小杉からは東横線に乗って、横浜駅で根岸線か京浜急行線に乗り換えることになります。
川崎市立で入場無料、同じく駅から離れた高台の上にある「夢見ヶ崎動物公園」(2013/8/17エントリ参照)と共通点が多いですね。
■桜木町駅前からの横浜市営バス89系統「一本松小学校行き」
駅からは野毛坂をずっと登っていく形になり、気温が高い時期ですと一汗かくと思います。
桜木町駅前、8番バス乗り場からは横浜市営バス89系統「一本松小学校行き」が出ていまして、これに乗れば「野毛山動物園前」で下車することができます。
ただし1時間に2本程度の運行ですので、あらかじめ狙いをつけて利用すると良いと思います。
■入口の動物ガーデン
野毛山動物園のゲートをくぐると、植木が動物の形に刈り込まれた庭園がありました。
ここは当日の日付と「野毛山動物園」の名前が表示され、記念撮影スポットになっています。
■動物園内の展示エリア
野毛山動物園では、76種類の動物が紹介されています。
鳥類、有袋類から爬虫類、魚類まで、無料の動物園としてはたいへん充実した展示が行われています。
■レッサーパンダ
最初の展示スペースで紹介されていたのは、レッサーパンダです。
ここは檻がないオープンスペースになっていまして、一定時間ごとに飼育員の方による給餌・解説タイムが設けられていました。
■アミメキリン
こちらは、アミメキリンです。
名前の由来はもちろん、体の模様が網目状であることからきています。
■フンボルトペンギン
子どもたちの人気者、フンボルトペンギンもいました。
後ろの氷を模してつくられた建物の形は、横浜ランドマークタワーや、パシフィコ横浜ではないでしょうか?
■アムールトラ
ネコ科最大の動物、アムールトラはお休み中でした。
野毛山動物園にはライオンもいますが、ただいま展示スペースが工事中で、6月ごろ復帰となるようです。
■フタコブラクダの「ツガルさん」
同じく、フタコブラクダの「ツガルさん」もお休み中でした。
この「ツガルさん」は、平均年齢約25歳とされる同種としては世界最高齢の38歳で、人間では120歳程度に相当するそうです。
■はまれぽ.com 横浜が誇る世界一、野毛山動物園のツガルさん38歳のバースデーパーティをレポート!
http://hamarepo.com/story.php?story_id=2522
※2014年5月24日追記
「ツガルさん」は、5月23日に亡くなりました。どうぞ安らかに。
■「ツガルさん」の説明
園内では、各所に動物に関する説明が掲示されています。
動物たちとあわせてこちらも目を通していくと、より楽しめるかと思います。
■ヘサキリクガメ
世界で最も絶滅の危機に瀕しているといわれる、ヘサキリグガメもいました。
のどの下の甲羅の喉甲板が船の「へさき」のように見えることから、この名前がついたそうです。
■「ふれあい広場」での小動物とのふれあい
野毛山動物園では、「ふれあい広場」で小動物とふれあうことができます。
写真は、テンジクネズミです。
■野毛山動物園 GW「なかよし広場」は整理券による入れ替え制を行います
http://www2.nogeyama-zoo.org/event-detail/nogeyama-2014-04-25
GWの4連休期間中の「なかよし広場」は、整理券配布による入れ替え制になりますので、ご注意ください。
■シロクマの展示スペースの見学
こちらは、シロクマの展示スペースだった場所です。
現在シロクマはいませんが、実際に内部に入って見学をできるようになっていました。
バックヤードも通行可能で、オス・メスそれぞれの部屋も覗いてみることができました。
まだまだ動物たちをご紹介したいところですが、とても記事の尺が足りません。
続いて、野毛山動物園の設備関係もご紹介しておきたいと思います。
■ベビーカー専用パーキング
入口近くには。ベビーカー専用パーキングがありました。
動物園は野毛山の上にあるために非常に起伏に富んでいますが、基本的にはスロープなどバリアフリールートが用意されていたように思います(少々遠回りになったりするかもしれませんが)。
またトイレも各所に設置されており、少なくとも使用してみた場所は比較的綺麗な状態でした。
授乳室も設置されていますので、あらかじめマップをチェックしておくと便利です。
■野毛山動物園 園内マップ
http://www2.nogeyama-zoo.org/service/map/
■休憩所
園内には、このような休憩所もありました。
ここではお弁当を食べることができます。
■崎陽軒のシウマイ弁当
今回は桜木町駅構内の崎陽軒で、シウマイ弁当を買っていきました。
ちょうどシウマイ弁当誕生60周年で、横浜Walkerとのコラボレーション包装になっていました。
このほかにシートを広げられる広場も園内ルート途中にありましたので、お弁当持参で行ってみるのも良いと思います。
■旧市電の展示
■旧市電の客席と「カグー君」
また園内には、昔の市電も展示されていました。
中で運転席に座ったり、座席で一休みすることもできます。
奥に鎮座しているのは、横浜市と友好関係を結んでいるニューカレドニアからの親善大使、「カグー君」です。
■横浜市報道発表資料 ニューカレドニアからの親善大使 野毛山動物園に「カグー君」来園!(PDF)
http://www2.nogeyama-zoo.org/corporate_education/
education/release/pdf/100430.kagu.pdf
海外にも、こういうご当地キャラクターがいるんですね。
■隣接の「野毛山公園」展望台
■展望台から見たみなとみらい方面
なお、野毛山動物園に隣接して「野毛山公園」という大規模な公園がありまして、ここには高台から市内を一望できる展望台が整備されています。
野毛山動物園にお越しの際は、ついでにこちらも登ってみてはいかがでしょうか。
■横浜市環境創造局 野毛山公園
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/park/
make/nogeyamatenboudai.html
野毛山動物園のレポートは、以上です。
一言で申し上げると、想像以上にしっかりした「動物園」でした。
市営の無料動物園…と聞いて、冒頭にも少し触れた通り、私のイメージには川崎市の「夢見ヶ崎動物公園」がベースとしてありました。
しかしながら、動物の展示や解説イベント、環境整備や快適性、ウェブサイトによる情報提供など、率直な感想としてより充実したものが提供されていまして、「これが無料?」という驚きがありました。
同じく横浜市立の動物園に「ズーラシア」「金沢動物園」がありますが、両園とも有料になっています。
野毛山動物園は横浜市の都心部にあり、武蔵小杉からも行きやすいですから、夢見ヶ崎動物公園と同じように、ちょっとした休日のお出かけに適しているかと思います。
またライオンが復帰する6月以降、また行ってみたいところです。
■野毛山動物園から見えたランドマークタワー
■野毛山動物園マップ
【関連リンク】
野毛山動物園 ウェブサイト
2013/8/17エントリ 横須賀線に乗って、夢見ヶ崎動物公園へ
2014/3/18エントリ 夢見ヶ崎動物公園で「春の動物園まつり」が2014年3月22日(土)開催