武蔵小杉駅北部地区:日本医大再開発のゾーニング
【Reporter:はつしも】
1/31エントリにおいて、川崎市議会の平成19年第5回本会議でたての千秋氏が行った、横須賀線武蔵小杉駅前広場に関する一般質問について取り上げました。
この一般質問では、それ以外にも原修一氏が日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地の再開発動向について質問を行っています。
今回は、その内容を取り上げてみましょう。
まずは議事録からの抜粋となりますが、日本医科大学付属武蔵小杉病院の開発動向に関する部分のみを抽出し、それ以外は省略しています。
ちょっと長くなりますがご覧ください。
(以下、議事録抜粋)
■原修一氏
次は、武蔵小杉の再開発でございます。(略)北側の広大な用地を有します日本医科大学武蔵小杉病院の再開発動向が一番のキーポイントかなと思いますが、病院の動向についても伺っておきます。
■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の動向についてでございますが、小杉駅北側地区一帯につきましては、関係者による小杉駅北側地区周辺開発連絡会を本年5月に設置し協議を進めてきたところでございます。
日本医科大学武蔵小杉病院の具体的な施設計画などにつきましては、まだ明らかにはなっておりませんが、大学側からは、各ゾーンの基本的な考え方をお示しいただいたところでございます。
■原修一氏
大学側からは各ゾーンの基本的な考え方が示されたということですけれども、大学の校舎とグラウンドと今ある病院のその各ゾーンだと思うんですけれども、そのゾーンがどんなふうになるのか、再度伺いたいと思います。
■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の基本的な考え方につきましては、対象地区を大きく3つに区分し、武蔵小杉駅に最も近い現在の病院棟のある部分は「暮らしとにぎわいのゾーン」とし、現在の
グラウンド部分は新たに「医療と文教のゾーン」とし、大学校舎がある部分は「福祉と暮らしのゾーン」として活用したい考えであると伺っております。
■原修一氏
ということは、あのグラウンドのところに新しい武蔵小杉病院が新築されると理解してよいのか確認しておきます。さらには、こうした一連の手続と申しますか、都市計画の変更についてのスケジュールはどうなっていくのか、伺っておきます。
さて、日本医科大学病院がグラウンドのほうに移転すると、今度はその病院の今建っている跡地の活用ということが注目されます。地元でもいろいろと期待の大きいものがあるわけでございますが、当然地権者の意向もあると思いますが、ホテル・ザ・エルシィもなくなり、コンベンションホール的なホテル機能を有した集会施設のようなものを、何とか市が誘導して検討に加えるべきではないかなと思いますので、そこらの取り組みもありましたらお伺いしたいと思います。
■まちづくり局長
まず、グラウンド部分につきましては、まちづくりの核となる高度医療機関と教育施設を配置する医療と文教のゾーンになると伺っております。
次に、都市計画の手続につきましては、現在、小杉駅周辺地区将来構想案について、パブリックコメント手続条例に基づき、先月26日から今月25日まで御意見をいただいているところでございます。今後、提出された御意見を参考として、将来構想を策定する予定でございます。
今後の取り組みといたしましては、平成20年度に都市計画マスタープランまちづくり推進地域別構想を策定し、地区計画などの手続を経て、事業化の促進や適切なまちづくりの誘導を図ってまいりたいと考えております。
次に、都市的施設としての本市の広域拠点を目指す小杉駅周辺地区には、ホテルやコンベンションホールが必要な機能であると認識しております。
日本医科大学武蔵小杉病院の跡地利用では、大学が進める事業ですが、大学に対して地元の要望をお伝えし、あわせて整備に向けた働きかけを行ってまいりたいと考えております。
(抜粋終わり)
・・・要約すると、
1.日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地を3つにゾーニング
①現病院棟の敷地は「暮らしとにぎわいのゾーン」
②グラウンドの敷地は「医療と文京のゾーン」
③大学校舎の敷地は「福祉と暮らしのゾーン」
2.「医療と文京のゾーン」には高度医療機関と教育施設を配置
3.「暮らしとにぎわいのゾーン」にはエルシィに代わるホテルやコンベンションホールを行政として働きかけ行う
ということになろうかと思います。マップにすると以下のようになりますね。
■武蔵小杉駅北部地区再開発マップ
各ゾーンの名称は多少内容をぼやかしたものになっていますが、大まかな方向性は想像できます。とりあえず、病棟は現在のグラウンドに移転し、武蔵小杉というよりは新丸子が最寄り駅になりそうです。
現在最も武蔵小杉駅に近い、現病院棟の敷地がどのように利用されるのか、議事録にあるとおりホテルやコンベンションホールなどが整備されるのか、注目されますね。
加えて、大西学園や新日本石油の社宅の敷地の動向については全く言及されていませんでしたので、そちらも確認していきたいと思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案
1/31エントリにおいて、川崎市議会の平成19年第5回本会議でたての千秋氏が行った、横須賀線武蔵小杉駅前広場に関する一般質問について取り上げました。
この一般質問では、それ以外にも原修一氏が日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地の再開発動向について質問を行っています。
今回は、その内容を取り上げてみましょう。
まずは議事録からの抜粋となりますが、日本医科大学付属武蔵小杉病院の開発動向に関する部分のみを抽出し、それ以外は省略しています。
ちょっと長くなりますがご覧ください。
(以下、議事録抜粋)
■原修一氏
次は、武蔵小杉の再開発でございます。(略)北側の広大な用地を有します日本医科大学武蔵小杉病院の再開発動向が一番のキーポイントかなと思いますが、病院の動向についても伺っておきます。
■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の動向についてでございますが、小杉駅北側地区一帯につきましては、関係者による小杉駅北側地区周辺開発連絡会を本年5月に設置し協議を進めてきたところでございます。
日本医科大学武蔵小杉病院の具体的な施設計画などにつきましては、まだ明らかにはなっておりませんが、大学側からは、各ゾーンの基本的な考え方をお示しいただいたところでございます。
■原修一氏
大学側からは各ゾーンの基本的な考え方が示されたということですけれども、大学の校舎とグラウンドと今ある病院のその各ゾーンだと思うんですけれども、そのゾーンがどんなふうになるのか、再度伺いたいと思います。
■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の基本的な考え方につきましては、対象地区を大きく3つに区分し、武蔵小杉駅に最も近い現在の病院棟のある部分は「暮らしとにぎわいのゾーン」とし、現在の
グラウンド部分は新たに「医療と文教のゾーン」とし、大学校舎がある部分は「福祉と暮らしのゾーン」として活用したい考えであると伺っております。
■原修一氏
ということは、あのグラウンドのところに新しい武蔵小杉病院が新築されると理解してよいのか確認しておきます。さらには、こうした一連の手続と申しますか、都市計画の変更についてのスケジュールはどうなっていくのか、伺っておきます。
さて、日本医科大学病院がグラウンドのほうに移転すると、今度はその病院の今建っている跡地の活用ということが注目されます。地元でもいろいろと期待の大きいものがあるわけでございますが、当然地権者の意向もあると思いますが、ホテル・ザ・エルシィもなくなり、コンベンションホール的なホテル機能を有した集会施設のようなものを、何とか市が誘導して検討に加えるべきではないかなと思いますので、そこらの取り組みもありましたらお伺いしたいと思います。
■まちづくり局長
まず、グラウンド部分につきましては、まちづくりの核となる高度医療機関と教育施設を配置する医療と文教のゾーンになると伺っております。
次に、都市計画の手続につきましては、現在、小杉駅周辺地区将来構想案について、パブリックコメント手続条例に基づき、先月26日から今月25日まで御意見をいただいているところでございます。今後、提出された御意見を参考として、将来構想を策定する予定でございます。
今後の取り組みといたしましては、平成20年度に都市計画マスタープランまちづくり推進地域別構想を策定し、地区計画などの手続を経て、事業化の促進や適切なまちづくりの誘導を図ってまいりたいと考えております。
次に、都市的施設としての本市の広域拠点を目指す小杉駅周辺地区には、ホテルやコンベンションホールが必要な機能であると認識しております。
日本医科大学武蔵小杉病院の跡地利用では、大学が進める事業ですが、大学に対して地元の要望をお伝えし、あわせて整備に向けた働きかけを行ってまいりたいと考えております。
(抜粋終わり)
・・・要約すると、
1.日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地を3つにゾーニング
①現病院棟の敷地は「暮らしとにぎわいのゾーン」
②グラウンドの敷地は「医療と文京のゾーン」
③大学校舎の敷地は「福祉と暮らしのゾーン」
2.「医療と文京のゾーン」には高度医療機関と教育施設を配置
3.「暮らしとにぎわいのゾーン」にはエルシィに代わるホテルやコンベンションホールを行政として働きかけ行う
ということになろうかと思います。マップにすると以下のようになりますね。
■武蔵小杉駅北部地区再開発マップ
各ゾーンの名称は多少内容をぼやかしたものになっていますが、大まかな方向性は想像できます。とりあえず、病棟は現在のグラウンドに移転し、武蔵小杉というよりは新丸子が最寄り駅になりそうです。
現在最も武蔵小杉駅に近い、現病院棟の敷地がどのように利用されるのか、議事録にあるとおりホテルやコンベンションホールなどが整備されるのか、注目されますね。
加えて、大西学園や新日本石油の社宅の敷地の動向については全く言及されていませんでしたので、そちらも確認していきたいと思います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案