福田市長の選挙公約「かわさきまるごとWi-Fi化計画」の一環、中原区役所など公共施設の「なかはらWi-Fi」
【Reporter:はつしも】
現在の川崎市長である福田氏は、市長選挙時の公約として「かわさきまるごとWi-Fi化計画」を掲げました。
これは公衆無線LANを新しい社会インフラとして位置づけ、川崎市内に1万か所の無料アクセスポイントを整備するというもので、通信業者からのローミング料で収益をあげるほか、防災・交通・福祉などの新しいビジネスを促進することを目的としていました。
福田氏の市長就任後に本計画は試験的な導入からスタートし、すでに「かわさきCity Wi-Fi」として設置が進められています。
この一環として、現在中原区内においては、中原区役所(1階ロビー)・中原市民館(1階受付周辺)・川崎市平和館(2階図書コーナー)の3か所にアクセスポイントが設置されました。
■中原区ウェブサイト なかはらWi-Fiはじまります
http://www.city.kawasaki.jp/nakahara/page/0000065198.html
■ガイドマップかわさき かわさきCity Wi-Fi
http://kawasaki.geocloud.jp/webgis/?mp=137
■「なかはらWi-Fi」設置施設(1) 中原区役所(1階ロビー)
■「なかはらWi-Fi」設置施設(2) 中原市民館(1階受付付近)
■「なかはらWi-Fi」設置施設(3) 川崎市平和館(2階図書室)
中原区においては、無線LANサービス「かわさきCITY Wi-Fi」が「なかはらWi-Fi」という名称で提供されています。
現在導入されているのは上記3施設の全域ではなく、それぞれ一部となっています。
■「なかはらWi-Fi」が供用開始された中原区役所1階ロビー
■「なかはらWi-Fi」のポスター
アクセスポイントのひとつ、中原区役所の1階ロビーには、壁面複数個所にポスターが掲示されていました。
中原区役所1階には利用者の多い窓口が並んでいまして、待ち時間が発生します。
その間のデータ通信に活用する機会がありそうです。
■「なかはらWi-Fi」のアクセスポイント検出
「なかはらWi-Fi」を使用するにはまず、モバイル端末のWi-Fi設定をオンにします。
上記はAndroid端末の写真で、「なかはらWi-Fi」のアクセスポイントが検出されたところです。
ここでのアクセスポイント名称は、市全体でのサービス名称である「かわさきCity Wi-Fi」です。
■「なかはらWi-Fi」の画面
アクセスポイントに接続すると、上記の画面につながります。
上には現在のアクセスポイント「川崎市中原区役所」が表示されています。
Wi-Fiに接続するためには、一番下の赤いメニュー「Wi-Fi」をタップします。
■「なかはらWi-Fi」の接続
上記画面にも記載されている通り、「なかはらWi-Fi」の利用にはフレッツ・ポータルのユーザ登録が必要です。
初回アクセス時にユーザ登録をしたのち、1日あたり60分×4回のアクセスが可能となります。
■「なかはらWi-Fi」の接続マニュアル
「なかはらWi-Fi」の接続方法は、冒頭に記載した中原区のウェブサイトにもマニュアルが掲載されています。
また中原区役所の1階ロビーにも、紙ベースのマニュアルが備えてあります。
ある程度慣れた方でしたらマニュアルを参照しなくても感覚で操作できると思いますし、マニュアルを参照すればどなたでもそう難しいものではないでしょう。
ただ、現状のアクセスポイント3か所「中原区役所」「中原市民館」「川崎市平和館」では、利用機会が限定的ですね。
仮に福田市長の公約通り、アクセスポイント1万か所を設置するとなると、単純に7等分した場合中原区内に1,428か所設置されることになります。
そこまで必要か、また実現性があるかどうかはともかくとしても、もう少しアクセスポイントがほしいところですね。
■川崎市 川崎市公衆無線LAN環境整備検討委員会
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000058596.html
■「かわさきWi-Fi整備方針」最終報告書(2015年3月発表)
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000066288.html
川崎市では、川崎市公衆無線LAN環境整備検討委員会を発足させ、2014年5月から検討を行ってきました。
検討会が「かわさきWi-Fi整備方針」の最終報告書をとりまとめ、2015年3月に発表しています。
本報告書では、
▼公衆無線LANのニーズが高いこと
▼しかしながら、「かわさきCity Wi-Fi」の認知度は低いこと
▼そもそも区役所に行く機会がないことも含め、各区役所における利用率は総じて低調であること
などを指摘したうえで、公共施設以外でのアクセスポイント設置も必要であることに言及しています。
現状、「なかはらWi-Fi」が設置されているのはいずれも「そもそも行く機会がない」方が多い公共施設ですので、今後より使いやすい場所への設置が期待されるところです。
■イベント開催で活用される「こすぎコアパーク」
例えば、公共施設であっても「こすぎコアパーク」「武蔵小杉駅ロータリー」などに設置すると、区役所よりは利用者が増えるのではないでしょうか。
「こすぎコアパーク」では大規模なイベント開催も増えてきていますので、Wi-Fi環境を整備することによるメリットも出てくるかと思います。
社会全体としてよりニーズが高まっていく分野であることは間違いありませんので、市民生活の利便性向上に資する施策になっていくとよいですね。
【関連リンク】
中原区ウェブサイト 庁舎案内
川崎市ウェブサイト 中原市民館
川崎市ウェブサイト 川崎市平和館
2012/2/11エントリ 「E PRONTO武蔵小杉店」がパスタメニューと公衆無線LAN「Mzone」を提供開始
2014/4/9エントリ コワーキングスペース「You+」が新丸子駅前に移転オープン
現在の川崎市長である福田氏は、市長選挙時の公約として「かわさきまるごとWi-Fi化計画」を掲げました。
これは公衆無線LANを新しい社会インフラとして位置づけ、川崎市内に1万か所の無料アクセスポイントを整備するというもので、通信業者からのローミング料で収益をあげるほか、防災・交通・福祉などの新しいビジネスを促進することを目的としていました。
福田氏の市長就任後に本計画は試験的な導入からスタートし、すでに「かわさきCity Wi-Fi」として設置が進められています。
この一環として、現在中原区内においては、中原区役所(1階ロビー)・中原市民館(1階受付周辺)・川崎市平和館(2階図書コーナー)の3か所にアクセスポイントが設置されました。
■中原区ウェブサイト なかはらWi-Fiはじまります
http://www.city.kawasaki.jp/nakahara/page/0000065198.html
■ガイドマップかわさき かわさきCity Wi-Fi
http://kawasaki.geocloud.jp/webgis/?mp=137
■「なかはらWi-Fi」設置施設(1) 中原区役所(1階ロビー)
■「なかはらWi-Fi」設置施設(2) 中原市民館(1階受付付近)
■「なかはらWi-Fi」設置施設(3) 川崎市平和館(2階図書室)
中原区においては、無線LANサービス「かわさきCITY Wi-Fi」が「なかはらWi-Fi」という名称で提供されています。
現在導入されているのは上記3施設の全域ではなく、それぞれ一部となっています。
■「なかはらWi-Fi」が供用開始された中原区役所1階ロビー
■「なかはらWi-Fi」のポスター
アクセスポイントのひとつ、中原区役所の1階ロビーには、壁面複数個所にポスターが掲示されていました。
中原区役所1階には利用者の多い窓口が並んでいまして、待ち時間が発生します。
その間のデータ通信に活用する機会がありそうです。
■「なかはらWi-Fi」のアクセスポイント検出
「なかはらWi-Fi」を使用するにはまず、モバイル端末のWi-Fi設定をオンにします。
上記はAndroid端末の写真で、「なかはらWi-Fi」のアクセスポイントが検出されたところです。
ここでのアクセスポイント名称は、市全体でのサービス名称である「かわさきCity Wi-Fi」です。
■「なかはらWi-Fi」の画面
アクセスポイントに接続すると、上記の画面につながります。
上には現在のアクセスポイント「川崎市中原区役所」が表示されています。
Wi-Fiに接続するためには、一番下の赤いメニュー「Wi-Fi」をタップします。
■「なかはらWi-Fi」の接続
上記画面にも記載されている通り、「なかはらWi-Fi」の利用にはフレッツ・ポータルのユーザ登録が必要です。
初回アクセス時にユーザ登録をしたのち、1日あたり60分×4回のアクセスが可能となります。
■「なかはらWi-Fi」の接続マニュアル
「なかはらWi-Fi」の接続方法は、冒頭に記載した中原区のウェブサイトにもマニュアルが掲載されています。
また中原区役所の1階ロビーにも、紙ベースのマニュアルが備えてあります。
ある程度慣れた方でしたらマニュアルを参照しなくても感覚で操作できると思いますし、マニュアルを参照すればどなたでもそう難しいものではないでしょう。
ただ、現状のアクセスポイント3か所「中原区役所」「中原市民館」「川崎市平和館」では、利用機会が限定的ですね。
仮に福田市長の公約通り、アクセスポイント1万か所を設置するとなると、単純に7等分した場合中原区内に1,428か所設置されることになります。
そこまで必要か、また実現性があるかどうかはともかくとしても、もう少しアクセスポイントがほしいところですね。
■川崎市 川崎市公衆無線LAN環境整備検討委員会
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000058596.html
■「かわさきWi-Fi整備方針」最終報告書(2015年3月発表)
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000066288.html
川崎市では、川崎市公衆無線LAN環境整備検討委員会を発足させ、2014年5月から検討を行ってきました。
検討会が「かわさきWi-Fi整備方針」の最終報告書をとりまとめ、2015年3月に発表しています。
本報告書では、
▼公衆無線LANのニーズが高いこと
▼しかしながら、「かわさきCity Wi-Fi」の認知度は低いこと
▼そもそも区役所に行く機会がないことも含め、各区役所における利用率は総じて低調であること
などを指摘したうえで、公共施設以外でのアクセスポイント設置も必要であることに言及しています。
現状、「なかはらWi-Fi」が設置されているのはいずれも「そもそも行く機会がない」方が多い公共施設ですので、今後より使いやすい場所への設置が期待されるところです。
■イベント開催で活用される「こすぎコアパーク」
例えば、公共施設であっても「こすぎコアパーク」「武蔵小杉駅ロータリー」などに設置すると、区役所よりは利用者が増えるのではないでしょうか。
「こすぎコアパーク」では大規模なイベント開催も増えてきていますので、Wi-Fi環境を整備することによるメリットも出てくるかと思います。
社会全体としてよりニーズが高まっていく分野であることは間違いありませんので、市民生活の利便性向上に資する施策になっていくとよいですね。
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