日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉駅北口地区の、「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の環境アセスメント手続きが進み、180mのツインタワーマンション等のフォトモンタージュ写真が公表されました。
■日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパース
※公表資料に独自に情報追加を行っております。
「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」は、現在の同病院および医科大学のグラウンド及びキャンパスを移転・再開発するものです。
同病院を北側のグラウンドに移転させ、病院建て替えにあわせて医科大学看護学部を整備するとともに、病院跡地には三菱地所レジデンスによるツインタワーマンション・商業施設・高齢者向け施設等が建設されます。
さらに現在の大学キャンパスは武蔵野市に移転を予定しており、その跡地には新設の川崎市立小学校および約3,000㎡の公園が整備される計画となっています。
イメージパースは上からツインタワーマンション、日本医科大学武蔵小杉病院、日本医科大学看護学部の順番で描かれています。
これは環境アセスメント時点でのものであり、詳細なデザインは今後変更される可能性があります。また本来右下には公園が配置されますが、公園については今後具体的な設計が進められることから、本イメージパースでは描かれていません。
■丸子橋の大田区側から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
今回の環境アセスメントでは、「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に加えて、周辺で同時並行で進んでいる再開発事業も含めた景観の変化をフォトモンタージュで表現しています。
まずこちらは、丸子橋の大田区側から見たものです。
右端の丸子橋近くに大きく見えるツインタワーが今回の「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」によるツインタワーです。
さらにツインタワーの間には、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」がイメージとして描かれています。
この角度からは「タワーズイースト」しか見えず、その後ろに「タワーズウエスト」が隠れています。
そして少し左側には、ホテル・ザ・エルシィ跡地の「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」および「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」によるタワーマンションも描かれています。
■中原平和公園前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
続いて、中原平和公園前の歩道橋(東住吉小学校前)から見たフォトモンタージュです。
手前で建設中の「シティタワー武蔵小杉」の存在感が非常に大きいですが、その左側奥に新しいタワー群が立ち並びます。
■中原小学校前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
同じく小学校前の歩道橋ということで、中原小学校前の「こすぎごてんみどり歩道橋」からのアングルです。
ここからは従来のタワーが、新しいタワーに隠れて見えなくなりますね。
■市民ミュージアム前からのフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
「こすぎごてんみどり歩道橋」からもう少し離れて、等々力緑地内の市民ミュージアム前からのアングルもありました。
今後は武蔵小杉駅北口地区での再開発が進みますので、特に北側から武蔵小杉駅方面を見た場合の風景が大きく変わりますね。
■武蔵小杉駅東口駅前広場からのフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
駅から離れた場所から見てきましたが、武蔵小杉駅前からはどうでしょうか。
武蔵小杉駅東口駅前広場からは、武蔵小杉タワープレイスの奥にツインタワーが見えます。
■大西学園前のフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
最後にぐっと再開発ビルの足元まで寄って、大西学園前のフォトモンタージュです。
左側には大西学園の新校舎がすでに完成していまして、2015/11/27エントリでご紹介しておりました。その向かい側に、再開発ビルの南棟(S棟)が建つことになります。
大西学園の新校舎に面した角地には、ご覧の通り広場が作られる計画になっています。
■武蔵小杉駅北口再開発マップ
今回ご紹介したフォトモンタージュは、前述の通り建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」、同じく環境アセスメント手続き中の「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」、今後計画が煮詰められていく「(仮称)小杉駅北口開発計画」が反映されています。
つまり、武蔵小杉再開発で具体化している高層ビルは今回のイメージですべて反映されており、概ね事業の最終形が表現されているわけです。
「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の完成は2017年3月着工、2023年8月完成を予定してますので順調にいったとしてまだ8年近くかかりますし、その時点では他の事業が完成していない可能性も十分見込まれます。
まだまだ未来の話となりますけれども、丸子橋からのフォトモンタージュなどを見ていますと、数多くのタワーが並ぶことがあらためてよくわかりますね。
■川崎市報道発表資料 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画における老人福祉センター等の整備に係る覚書の締結について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/500/0000072464.html
本事業では、川崎市が日本医科大学と連携して「地域包括ケアシステム」の構築を推進することとなっており、2015/7/22エントリでお伝えしておりました。
その後11月13日付で、三菱地所レジデンスが再開発ビルの床の一部を川崎市に寄贈し、市が老人福祉センター等の高齢者福祉施設等を整備することについて協力する旨の覚書が締結され、報道発表されました。
(基本的にすでにお伝えしている内容の通りです)
施設の詳細は今後詰めることになりますが、高齢化社会を迎える都市基盤のひとつとして、地域に寄与するものになると良いと思います。
■学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
<A地区(新丸子キャンパス跡地、提供公園)>
▼提供公園:3,110㎡
※小学校新設は今回のアセスメントの対象外
<B地区(グラウンド跡地、日本医科大学武蔵小杉病院)>
▼主要用途:病院・教育施設
▼敷地面積:約13,890㎡
▼建築面積:約9,100㎡
▼建蔽率:66%
▼延べ面積:約60,800㎡
▼容積率:約400%
▼建物階数:地上9階・地下2階
▼建物高さ:約41m(最高部約41m)
▼建物構造:RC造、S造
▼駐車場:約170台
▼駐輪場:約240台
<C地区(現病院跡地、三菱地所レジデンスのツインタワー)>
▼主要用途:高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等および共同住宅
▼敷地面積:約20,120㎡
▼建築面積:約10,500㎡
▼建蔽率:57%
▼延べ面積:約174,800㎡
※うち、約163,500㎡が共同住宅
▼容積率:約600%
▼建物階数:地上50階・地下1階
▼建物高さ:約180m(最高部約188m)
▼建物構造:RC造、S造
▼計画戸数:約1,500戸
※高齢者向け住宅の戸数を含まず
▼駐車場:約660台
▼駐輪場:約2,500台
【関連リンク】
・川崎市 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
・2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
・2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
・2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
・2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
・2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
・2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
・2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
武蔵小杉駅北口地区の、「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の環境アセスメント手続きが進み、180mのツインタワーマンション等のフォトモンタージュ写真が公表されました。
■日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパース
※公表資料に独自に情報追加を行っております。
「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」は、現在の同病院および医科大学のグラウンド及びキャンパスを移転・再開発するものです。
同病院を北側のグラウンドに移転させ、病院建て替えにあわせて医科大学看護学部を整備するとともに、病院跡地には三菱地所レジデンスによるツインタワーマンション・商業施設・高齢者向け施設等が建設されます。
さらに現在の大学キャンパスは武蔵野市に移転を予定しており、その跡地には新設の川崎市立小学校および約3,000㎡の公園が整備される計画となっています。
イメージパースは上からツインタワーマンション、日本医科大学武蔵小杉病院、日本医科大学看護学部の順番で描かれています。
これは環境アセスメント時点でのものであり、詳細なデザインは今後変更される可能性があります。また本来右下には公園が配置されますが、公園については今後具体的な設計が進められることから、本イメージパースでは描かれていません。
■丸子橋の大田区側から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
今回の環境アセスメントでは、「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に加えて、周辺で同時並行で進んでいる再開発事業も含めた景観の変化をフォトモンタージュで表現しています。
まずこちらは、丸子橋の大田区側から見たものです。
右端の丸子橋近くに大きく見えるツインタワーが今回の「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」によるツインタワーです。
さらにツインタワーの間には、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」がイメージとして描かれています。
この角度からは「タワーズイースト」しか見えず、その後ろに「タワーズウエスト」が隠れています。
そして少し左側には、ホテル・ザ・エルシィ跡地の「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」および「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」によるタワーマンションも描かれています。
■中原平和公園前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
続いて、中原平和公園前の歩道橋(東住吉小学校前)から見たフォトモンタージュです。
手前で建設中の「シティタワー武蔵小杉」の存在感が非常に大きいですが、その左側奥に新しいタワー群が立ち並びます。
■中原小学校前の歩道橋から見たフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
同じく小学校前の歩道橋ということで、中原小学校前の「こすぎごてんみどり歩道橋」からのアングルです。
ここからは従来のタワーが、新しいタワーに隠れて見えなくなりますね。
■市民ミュージアム前からのフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
「こすぎごてんみどり歩道橋」からもう少し離れて、等々力緑地内の市民ミュージアム前からのアングルもありました。
今後は武蔵小杉駅北口地区での再開発が進みますので、特に北側から武蔵小杉駅方面を見た場合の風景が大きく変わりますね。
■武蔵小杉駅東口駅前広場からのフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
駅から離れた場所から見てきましたが、武蔵小杉駅前からはどうでしょうか。
武蔵小杉駅東口駅前広場からは、武蔵小杉タワープレイスの奥にツインタワーが見えます。
■大西学園前のフォトモンタージュ
■同じ構図の現在の写真
最後にぐっと再開発ビルの足元まで寄って、大西学園前のフォトモンタージュです。
左側には大西学園の新校舎がすでに完成していまして、2015/11/27エントリでご紹介しておりました。その向かい側に、再開発ビルの南棟(S棟)が建つことになります。
大西学園の新校舎に面した角地には、ご覧の通り広場が作られる計画になっています。
■武蔵小杉駅北口再開発マップ
今回ご紹介したフォトモンタージュは、前述の通り建設中の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」、同じく環境アセスメント手続き中の「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」、今後計画が煮詰められていく「(仮称)小杉駅北口開発計画」が反映されています。
つまり、武蔵小杉再開発で具体化している高層ビルは今回のイメージですべて反映されており、概ね事業の最終形が表現されているわけです。
「日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」の完成は2017年3月着工、2023年8月完成を予定してますので順調にいったとしてまだ8年近くかかりますし、その時点では他の事業が完成していない可能性も十分見込まれます。
まだまだ未来の話となりますけれども、丸子橋からのフォトモンタージュなどを見ていますと、数多くのタワーが並ぶことがあらためてよくわかりますね。
■川崎市報道発表資料 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画における老人福祉センター等の整備に係る覚書の締結について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/500/0000072464.html
本事業では、川崎市が日本医科大学と連携して「地域包括ケアシステム」の構築を推進することとなっており、2015/7/22エントリでお伝えしておりました。
その後11月13日付で、三菱地所レジデンスが再開発ビルの床の一部を川崎市に寄贈し、市が老人福祉センター等の高齢者福祉施設等を整備することについて協力する旨の覚書が締結され、報道発表されました。
(基本的にすでにお伝えしている内容の通りです)
施設の詳細は今後詰めることになりますが、高齢化社会を迎える都市基盤のひとつとして、地域に寄与するものになると良いと思います。
■学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
<A地区(新丸子キャンパス跡地、提供公園)>
▼提供公園:3,110㎡
※小学校新設は今回のアセスメントの対象外
<B地区(グラウンド跡地、日本医科大学武蔵小杉病院)>
▼主要用途:病院・教育施設
▼敷地面積:約13,890㎡
▼建築面積:約9,100㎡
▼建蔽率:66%
▼延べ面積:約60,800㎡
▼容積率:約400%
▼建物階数:地上9階・地下2階
▼建物高さ:約41m(最高部約41m)
▼建物構造:RC造、S造
▼駐車場:約170台
▼駐輪場:約240台
<C地区(現病院跡地、三菱地所レジデンスのツインタワー)>
▼主要用途:高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等および共同住宅
▼敷地面積:約20,120㎡
▼建築面積:約10,500㎡
▼建蔽率:57%
▼延べ面積:約174,800㎡
※うち、約163,500㎡が共同住宅
▼容積率:約600%
▼建物階数:地上50階・地下1階
▼建物高さ:約180m(最高部約188m)
▼建物構造:RC造、S造
▼計画戸数:約1,500戸
※高齢者向け住宅の戸数を含まず
▼駐車場:約660台
▼駐輪場:約2,500台
【関連リンク】
・川崎市 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
・2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
・2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
・2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
・2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
・2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
・2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
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