綱島街道拡幅:市ノ坪交差点~労災病院前交差点の自転車専用レーンが供用開始
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉周辺においては、これまで長年にわたって綱島街道の拡幅事業が進められ、一部区間を除いては自転車専用レーンが先行して供用開始されていました。
このたび、市ノ坪交差点から労災病院前交差点までの区間の自転車専用レーンが完成し、供用開始されました。
■綱島街道の自転車専用レーン整備区間
綱島街道拡幅は、中原区内の道路拡幅の中ではかなり進捗がみられる事業です。
南武線をまたぐ上丸子跨線橋以北、および市ノ坪交差点以南についてはかねてから拡幅が完了しており、難所のひとつであった元住吉駅付近の「櫓橋」の拡幅も2013年に完成をみました。
さらに2014年11月にはグランツリー武蔵小杉の開業にあわせて周辺区間が完成したことで、川崎市内においては一部横浜市境を除き、道路の4車線化は完了に至っています。
また綱島街道の中原消防署前~木月4丁目交差点においては自転車専用レーンの整備が計画されており、グランツリー前の区間については先行して道路拡幅と同時に供用開始になりました。
今回自転車専用レーンが完成したのは、その南側に接続される区間です。
■今回完成した自転車専用レーン(市ノ坪交差点~二ヶ領用水付近)
■今回完成した自転車専用レーン(中原平和公園前)
今回完成した自転車専用レーンは、530mほどの区間です。
これに完成済みであったグランツリー前の約400mの区間を加えて、約930mの自転車専用レーンが連続的に整備されたことになります。
■幅が広い自転車専用レーン
今回整備された自転車専用レーンの特徴は、グランツリー前の区間に比べて幅が広いことです。
場所によって多少変動していますが広めの部分で約130cmありまして、グランツリー前の75cmに比べると倍近い幅があります。
実際に走行してみますと、大型車両が間近に迫る従来型に比べると、万一転倒した場合の安全性が改善されていることがわかります。
もちろん理想を言えば幸区の東芝小向工場付近のような、物理的に車道・歩道とも隔離された構造がより安全性が高いのですが、それで市内全域を整備していくのは難しいのでしょう。
■十分な幅が確保できない場合の自転車走行ガイド
一方、車道に十分な幅がなく、「自転車専用」のレーンを確保できない場合は、2016/2/12エントリでご紹介した中丸子地区幹線道路のように自転車走行用のガイドの設置が進められています。
各地の道路の状況に応じて、さまざまな形態を使い分けていくということになろうかと思います。
■交差点ででの専用レーンの中断
■バス停での専用レーンの中断
また、今回整備された区間においても、交差点やバス停など「自転車専用」ではなく車などとの交錯が発生する部分については、専用レーンは中断されています。
この部分での走行には、特に注意する必要があります。
■中原平和公園前では、歩道の利用も可能
なお、今回自転車専用レーンが整備された区間のうち、中原平和公園前においては、歩道の利用も可能となっています。
車道のうち自転車専用レーンの位置を標識で示したうえで、「ここより先自転車は歩道も通行できます(徐行)」という標識もあわせて設置されていました。
■労災病院前交差点より先の自転車専用レーン未整備区間
さて、冒頭のマップでもお示しした通り、綱島街道では労災病院前交差点から木月4丁目交差点までの区間についても、自転車専用レーンを整備する計画があります。
以前告知されていたところでは2016年度中の整備とされていましたが、今回の整備区間に続けて着手されていくのかどうか、引き続き確認してまいりたいと思います。
【関連リンク】
(綱島街道拡幅関連)
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 綱島街道拡幅
・2011/4/28エントリ 綱島街道の「櫓橋」拡幅工事
・2012/5/13エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋拡幅の完成が2018年に大幅遅延、川崎市とJRの調整難航が原因
・2012/5/15エントリ 上丸子跨線橋拡幅遅延続報:新幹線への影響軽減のため大幅な工法変更、約27億円費用加算へ
・2012/5/22エントリ 上丸子跨線橋拡幅遅延続報:6年間遅延に至るまでの経緯
・2013/4/11エントリ 綱島街道拡幅:「櫓橋」4車線化へ工事進む
・2013/5/4エントリ 綱島街道拡幅の難所、「櫓橋」が竣工
・2014/10/14エントリ 元住吉・綱島街道沿いの「すき家」跡地に「餃子の王将元住吉店」がオープンへ
・2013/10/28エントリ 元住吉付近の綱島街道拡幅に伴い、自転車専用レーンが設置へ
・2014/11/17エントリ グランツリー武蔵小杉オープン直前、綱島街道の拡幅車線・自転車専用レーンが供用開始
(その他自転車専用レーン関連)
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2015/3/21エントリ 府中街道拡幅区間の自転車専用レーンが一部供用開始
・2015/4/4エントリ 小杉町3丁目中央地区の都市計画道路が供用開始、自転車専用レーンを整備
・2016/2/12エントリ 武蔵小杉再開発・中丸子地区の新設幹線道路に自転車走行用ガイドが設置
武蔵小杉周辺においては、これまで長年にわたって綱島街道の拡幅事業が進められ、一部区間を除いては自転車専用レーンが先行して供用開始されていました。
このたび、市ノ坪交差点から労災病院前交差点までの区間の自転車専用レーンが完成し、供用開始されました。
■綱島街道の自転車専用レーン整備区間
綱島街道拡幅は、中原区内の道路拡幅の中ではかなり進捗がみられる事業です。
南武線をまたぐ上丸子跨線橋以北、および市ノ坪交差点以南についてはかねてから拡幅が完了しており、難所のひとつであった元住吉駅付近の「櫓橋」の拡幅も2013年に完成をみました。
さらに2014年11月にはグランツリー武蔵小杉の開業にあわせて周辺区間が完成したことで、川崎市内においては一部横浜市境を除き、道路の4車線化は完了に至っています。
また綱島街道の中原消防署前~木月4丁目交差点においては自転車専用レーンの整備が計画されており、グランツリー前の区間については先行して道路拡幅と同時に供用開始になりました。
今回自転車専用レーンが完成したのは、その南側に接続される区間です。
■今回完成した自転車専用レーン(市ノ坪交差点~二ヶ領用水付近)
■今回完成した自転車専用レーン(中原平和公園前)
今回完成した自転車専用レーンは、530mほどの区間です。
これに完成済みであったグランツリー前の約400mの区間を加えて、約930mの自転車専用レーンが連続的に整備されたことになります。
■幅が広い自転車専用レーン
今回整備された自転車専用レーンの特徴は、グランツリー前の区間に比べて幅が広いことです。
場所によって多少変動していますが広めの部分で約130cmありまして、グランツリー前の75cmに比べると倍近い幅があります。
実際に走行してみますと、大型車両が間近に迫る従来型に比べると、万一転倒した場合の安全性が改善されていることがわかります。
もちろん理想を言えば幸区の東芝小向工場付近のような、物理的に車道・歩道とも隔離された構造がより安全性が高いのですが、それで市内全域を整備していくのは難しいのでしょう。
■十分な幅が確保できない場合の自転車走行ガイド
一方、車道に十分な幅がなく、「自転車専用」のレーンを確保できない場合は、2016/2/12エントリでご紹介した中丸子地区幹線道路のように自転車走行用のガイドの設置が進められています。
各地の道路の状況に応じて、さまざまな形態を使い分けていくということになろうかと思います。
■交差点ででの専用レーンの中断
■バス停での専用レーンの中断
また、今回整備された区間においても、交差点やバス停など「自転車専用」ではなく車などとの交錯が発生する部分については、専用レーンは中断されています。
この部分での走行には、特に注意する必要があります。
■中原平和公園前では、歩道の利用も可能
なお、今回自転車専用レーンが整備された区間のうち、中原平和公園前においては、歩道の利用も可能となっています。
車道のうち自転車専用レーンの位置を標識で示したうえで、「ここより先自転車は歩道も通行できます(徐行)」という標識もあわせて設置されていました。
■労災病院前交差点より先の自転車専用レーン未整備区間
さて、冒頭のマップでもお示しした通り、綱島街道では労災病院前交差点から木月4丁目交差点までの区間についても、自転車専用レーンを整備する計画があります。
以前告知されていたところでは2016年度中の整備とされていましたが、今回の整備区間に続けて着手されていくのかどうか、引き続き確認してまいりたいと思います。
【関連リンク】
(綱島街道拡幅関連)
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 綱島街道拡幅
・2011/4/28エントリ 綱島街道の「櫓橋」拡幅工事
・2012/5/13エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋拡幅の完成が2018年に大幅遅延、川崎市とJRの調整難航が原因
・2012/5/15エントリ 上丸子跨線橋拡幅遅延続報:新幹線への影響軽減のため大幅な工法変更、約27億円費用加算へ
・2012/5/22エントリ 上丸子跨線橋拡幅遅延続報:6年間遅延に至るまでの経緯
・2013/4/11エントリ 綱島街道拡幅:「櫓橋」4車線化へ工事進む
・2013/5/4エントリ 綱島街道拡幅の難所、「櫓橋」が竣工
・2014/10/14エントリ 元住吉・綱島街道沿いの「すき家」跡地に「餃子の王将元住吉店」がオープンへ
・2013/10/28エントリ 元住吉付近の綱島街道拡幅に伴い、自転車専用レーンが設置へ
・2014/11/17エントリ グランツリー武蔵小杉オープン直前、綱島街道の拡幅車線・自転車専用レーンが供用開始
(その他自転車専用レーン関連)
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2015/3/21エントリ 府中街道拡幅区間の自転車専用レーンが一部供用開始
・2015/4/4エントリ 小杉町3丁目中央地区の都市計画道路が供用開始、自転車専用レーンを整備
・2016/2/12エントリ 武蔵小杉再開発・中丸子地区の新設幹線道路に自転車走行用ガイドが設置