グランツリー武蔵小杉・ららテラス武蔵小杉の「ムサコ」たち。「むさこdeシュー」「むさこロール」「ムサコスムージー」「I LOVE MUSAKO」
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉は近年の再開発により、テレビ番組・コマーシャル・新聞・雑誌・映画など各種メディアに登場する機会が非常に多くなってきました。
メディアの中においては、武蔵小杉の奥様方が「ムサコマダム」として紹介されるなど、地域の呼称として「ムサコ」が使われるケースが増えています。
これに乗るかたちで、駅前の商業施設「グランツリー武蔵小杉」「ららテラス武蔵小杉」では、「ムサコ」の名前を冠した商品が展開されています。
■グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」
グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」は、三軒茶屋の洋菓子店「ラ・ファミーユ」が立ち上げた新ブランドです。
同店がオープンしたのち、2015年10月に三軒茶屋の店舗も「シュシュクリエ」に転換されています。
■「パティスリー・シュシュクリエ」の「むさこde シュー」
■同じく「むさこロール」
「シュシュクリエ」で展開されているのが、「むさこdeシュー」と「むさこロール」です。
「むさこdeシュー」は、マカロン生地を乗せて焼き上げたシュー生地に、御養卵を使用したカスタードクリーム・生クリームのミックスが入っています。拳程度の大きさで、クリームの重みとボリューム感があります。
カスタードクリームを詰めてからの時間の経過に満足度が左右される商品で、運よくできたてが食べられると、特徴であるサクサク生地の食感が楽しめます。
「むさこロール」は、フワフワでしっとりとしたスフレ生地に、北海道阿寒の生クリーム、御養卵を使用したカスタードクリームが入っています。
2種のうち、気軽に食べられる「むさこdeシュー」は特に人気があり、ひとり5個までと個数制限があります。
毎月第2火曜日は「むさこdeシュー」の日で、通常価格220円が180円(限定500個)となりますので、この時がチャンスですね。
■「むさこdeシュー」とセットで展示「ムサコ論争」の新聞記事
この「むさこdeシュー」が、2016年5月24日付の東京新聞に取り上げられまして、しばらくの間「シュシュクリエ」のカウンターに展示されていました。
ちょうど「ムサコってどこ?『本家論争』…現地は三所三様」という記事で、武蔵小杉に関する部分だけをまとめると、下記のような要旨になっています。
●再開発にあたって川崎市が2005年度にMUSACOを愛称としたが定着しなかった
●最近、子育て世代の新住民が増え、時折「ムサコ」の略称が使われるようになった
●駅近くの洋菓子店(シュシュクリエ)では地元の名物になるようにとシュークリームに「むさこdeシュー」と名付け販売
●古い住民は「コスギ」と呼ぶことが多い
●プロ野球選手のパンチ佐藤さんはインタビューに答え「街や電車で『むさこマダム』なんて耳にしますが、ダルビッシュ有選手を『ダビリッシュ』と間違えるより恥ずかしい。コスギです!」と熱く訴えた
なお、記事中に登場するパンチ佐藤さん は、ブログでも「コスギ」を熱く訴えています。
■パンチ佐藤オフィシャルブログ パンチ佐藤の一 日一膳 老舗を探せ!
http://ameblo.jp/punch-sato/entry-11794730247.html
この東京新聞では、武蔵小杉以外の「武蔵小山」「武蔵小金井」の状況についても取り上げられています。
ご関心のある方は、図書館などで閲覧してみてください。
■グランツリー武蔵小杉「レインボースペクトラム」の「I LOVE MUSAKO」
また、同じくグランツリー武蔵小杉の雑貨店「レインボースペクトラム」では、「I LOVE MUSAKO」という看板が掲示されています。
「SINCE 2014.11」ということで、開業時から同店なりに「地元(ムサコ)愛」を示したものでしょうか。
■ららテラス武蔵小杉「九州屋」の「MUSAKOスムー ジー」
一方、ららテラス武蔵小杉の「九州屋」では、 「MUSAKOスムージー」が販売されています。
「MUSAKOグリーン」など種類がありまして、特に材料など武蔵小杉につながりはないようですが、フルーツなどをミックスしています。
このように大型商業施設においては、メディアと歩調を合わせた「ムサコ」名称が各所で使われています。
「シュシュクリエ」は大手資本ではなく、三軒茶屋ではまさに「地元のお店」ですが、新たに進出した武蔵小杉では地元の感覚等を把握しきれない部分もあったかと思います。
または把握はしたうえで、メディアに乗った方が良いという判断もあったのかもしれません。
いずれにしましてもこれらは洋菓子であり、ドリンクであります。名前はさておき、とりあえずは美味しくいただけるかどうかが一番重要といえるでしょう。
せっかくですので「ムサコ論争」を話題にしつつ、 「ムサコ」フードを試してみるのも良いと思います。
なお余談ですが、武蔵小杉特化のラジオ番組「コスギスイッチON!」では、2016年4月28日放送分において、武蔵小杉駅前「こすぎコア パーク」での「武蔵小杉を何と呼ぶか」街頭インタビューを実施しておりま した。
その結果が、想像以上に「ムサコ」が多く、正確な集計は番組中で発表されていないものの20人ほどにインタビューをしたところ「コスギ」「ムサコ」でおおよそ半々だったということです。
■コスギスイッチON! ウェブサイト
http://radioksg.com/
※2016年4月28日放送分 21分28秒あたりからス タートします。
インタビューの声からすると若い方が多かったようですが、「ムサコはメディアだけ、地元では誰一人使わない」とは現実に言い切れなくなってきているのかもしれません。
番組をお聞きになるとわかりますが番組製作スタッフはかねてから強く「コスギ」を支持されていますので、大手メディアと歩調を合わせたバイアスがかかっているわけではまったくありません。むしろ「コス ギ」と答える方が多いことを希望してインタビューされた結果かと思います。
私個人は「ムサコ」を使うことは全くありませんが、「MUSACO」が定着しなかったように、こういった名称や言葉の使い方は誰かが「コスギだ」「ムサコだ」と決めて一律に市民全体に強制できる類のものではないですね。
今後どのような流れになっていくものか、注目されるところです。
【関連リンク】
・グランツリー武蔵小杉 ショップ情報 パティスリー・シュシュクリエ
・レインボースペクトラム ウェブサイト
・ららテラス武蔵小杉 ショップ情報 九州屋
・2008/5/17エントリ 「MUSACO」に関するアンケート結果
武蔵小杉は近年の再開発により、テレビ番組・コマーシャル・新聞・雑誌・映画など各種メディアに登場する機会が非常に多くなってきました。
メディアの中においては、武蔵小杉の奥様方が「ムサコマダム」として紹介されるなど、地域の呼称として「ムサコ」が使われるケースが増えています。
これに乗るかたちで、駅前の商業施設「グランツリー武蔵小杉」「ららテラス武蔵小杉」では、「ムサコ」の名前を冠した商品が展開されています。
■グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」
グランツリー武蔵小杉の「パティスリー・シュシュクリエ」は、三軒茶屋の洋菓子店「ラ・ファミーユ」が立ち上げた新ブランドです。
同店がオープンしたのち、2015年10月に三軒茶屋の店舗も「シュシュクリエ」に転換されています。
■「パティスリー・シュシュクリエ」の「むさこde シュー」
■同じく「むさこロール」
「シュシュクリエ」で展開されているのが、「むさこdeシュー」と「むさこロール」です。
「むさこdeシュー」は、マカロン生地を乗せて焼き上げたシュー生地に、御養卵を使用したカスタードクリーム・生クリームのミックスが入っています。拳程度の大きさで、クリームの重みとボリューム感があります。
カスタードクリームを詰めてからの時間の経過に満足度が左右される商品で、運よくできたてが食べられると、特徴であるサクサク生地の食感が楽しめます。
「むさこロール」は、フワフワでしっとりとしたスフレ生地に、北海道阿寒の生クリーム、御養卵を使用したカスタードクリームが入っています。
2種のうち、気軽に食べられる「むさこdeシュー」は特に人気があり、ひとり5個までと個数制限があります。
毎月第2火曜日は「むさこdeシュー」の日で、通常価格220円が180円(限定500個)となりますので、この時がチャンスですね。
■「むさこdeシュー」とセットで展示「ムサコ論争」の新聞記事
この「むさこdeシュー」が、2016年5月24日付の東京新聞に取り上げられまして、しばらくの間「シュシュクリエ」のカウンターに展示されていました。
ちょうど「ムサコってどこ?『本家論争』…現地は三所三様」という記事で、武蔵小杉に関する部分だけをまとめると、下記のような要旨になっています。
●再開発にあたって川崎市が2005年度にMUSACOを愛称としたが定着しなかった
●最近、子育て世代の新住民が増え、時折「ムサコ」の略称が使われるようになった
●駅近くの洋菓子店(シュシュクリエ)では地元の名物になるようにとシュークリームに「むさこdeシュー」と名付け販売
●古い住民は「コスギ」と呼ぶことが多い
●プロ野球選手のパンチ佐藤さんはインタビューに答え「街や電車で『むさこマダム』なんて耳にしますが、ダルビッシュ有選手を『ダビリッシュ』と間違えるより恥ずかしい。コスギです!」と熱く訴えた
なお、記事中に登場するパンチ佐藤さん は、ブログでも「コスギ」を熱く訴えています。
■パンチ佐藤オフィシャルブログ パンチ佐藤の一 日一膳 老舗を探せ!
http://ameblo.jp/punch-sato/entry-11794730247.html
この東京新聞では、武蔵小杉以外の「武蔵小山」「武蔵小金井」の状況についても取り上げられています。
ご関心のある方は、図書館などで閲覧してみてください。
■グランツリー武蔵小杉「レインボースペクトラム」の「I LOVE MUSAKO」
また、同じくグランツリー武蔵小杉の雑貨店「レインボースペクトラム」では、「I LOVE MUSAKO」という看板が掲示されています。
「SINCE 2014.11」ということで、開業時から同店なりに「地元(ムサコ)愛」を示したものでしょうか。
■ららテラス武蔵小杉「九州屋」の「MUSAKOスムー ジー」
一方、ららテラス武蔵小杉の「九州屋」では、 「MUSAKOスムージー」が販売されています。
「MUSAKOグリーン」など種類がありまして、特に材料など武蔵小杉につながりはないようですが、フルーツなどをミックスしています。
このように大型商業施設においては、メディアと歩調を合わせた「ムサコ」名称が各所で使われています。
「シュシュクリエ」は大手資本ではなく、三軒茶屋ではまさに「地元のお店」ですが、新たに進出した武蔵小杉では地元の感覚等を把握しきれない部分もあったかと思います。
または把握はしたうえで、メディアに乗った方が良いという判断もあったのかもしれません。
いずれにしましてもこれらは洋菓子であり、ドリンクであります。名前はさておき、とりあえずは美味しくいただけるかどうかが一番重要といえるでしょう。
せっかくですので「ムサコ論争」を話題にしつつ、 「ムサコ」フードを試してみるのも良いと思います。
なお余談ですが、武蔵小杉特化のラジオ番組「コスギスイッチON!」では、2016年4月28日放送分において、武蔵小杉駅前「こすぎコア パーク」での「武蔵小杉を何と呼ぶか」街頭インタビューを実施しておりま した。
その結果が、想像以上に「ムサコ」が多く、正確な集計は番組中で発表されていないものの20人ほどにインタビューをしたところ「コスギ」「ムサコ」でおおよそ半々だったということです。
■コスギスイッチON! ウェブサイト
http://radioksg.com/
※2016年4月28日放送分 21分28秒あたりからス タートします。
インタビューの声からすると若い方が多かったようですが、「ムサコはメディアだけ、地元では誰一人使わない」とは現実に言い切れなくなってきているのかもしれません。
番組をお聞きになるとわかりますが番組製作スタッフはかねてから強く「コスギ」を支持されていますので、大手メディアと歩調を合わせたバイアスがかかっているわけではまったくありません。むしろ「コス ギ」と答える方が多いことを希望してインタビューされた結果かと思います。
私個人は「ムサコ」を使うことは全くありませんが、「MUSACO」が定着しなかったように、こういった名称や言葉の使い方は誰かが「コスギだ」「ムサコだ」と決めて一律に市民全体に強制できる類のものではないですね。
今後どのような流れになっていくものか、注目されるところです。
【関連リンク】
・グランツリー武蔵小杉 ショップ情報 パティスリー・シュシュクリエ
・レインボースペクトラム ウェブサイト
・ららテラス武蔵小杉 ショップ情報 九州屋
・2008/5/17エントリ 「MUSACO」に関するアンケート結果