小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画を川崎市が本日認可、商業・業務・公共施設4フロア・24区画の平面図が公示
【Reporter:はつしも】
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画が、本日2016年9月23日付で川崎市の認可を受けました。
これにより、10月1日付で現在の地権者の権利が再開発ビルに変換されることになります。
■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
小杉町3丁目東地区は、旧中原図書館、川崎信用金庫、みずほ銀行、UR小杉アパート、小杉こども文化センター、TSUTAYAの入居するビル等により構成される駅前商業地域です。
これらの既存構築物を解体したうえで、上記イメージパースのような再開発ビルを建設するのが、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業です。
再開発ビルは4階までの商業・業務施設、5階~44階までのタワーマンションで構成されています。
この再開発ビルを建設するにあたっては、地区内に多数存在する地権者の権利を再開発ビルの「権利床」の所有権に変換を行います。
これが「権利変換」で、地権者の方はこの「権利床」を使って再開発ビル内に既存の店舗を移転させたり、または権利床を売却することも可能です。
この権利変換は川崎市による認可が必要であり、さまざまな地権者の権利、要望を調整したうえで、本日その認可が下りたものです。
■再開発ビル平面図(1階)
権利変換計画が認可を受けたということは、再開発ビル内の区画の分け方が決定したということです。
そのため、認可を受けた再開発ビルの平面図が公示されていました。
本エントリではそのうちの一部、1階~5階までをご紹介しましょう。
(地下1~2階はさまざまなバックヤードで、5階以上はタワーマンションのほとんど同じ平面図になります)
まずこちらは1階で、商業区画が7区画、業務区画が2区画あります。
以降、低層部は左側のタワーマンション棟が業務施設、右側の商業棟が商業施設という住み分けになっています。
多くの区画のファサード(店舗正面)が外側の路面を向いており、商店街の連続性を保つことになっています。
■再開発ビル平面図(2階)
続いて2階は、商業区画が3区画、業務区画が2区画あります。
オレンジ色の部分が外廊下になっています。
業務区画は、川崎信用金庫など現在の地権者である金融機関などが入居するのではないでしょうか。
■商業施設3階の平面図(3階)
続いて3階は、商業区画が6区画、業務区画が3区画に加えて、公共施設が1区画あります。
50㎡以下の、かなり小規模な区画もありますね。
公共施設は、3階に1区画約500㎡、4階に1区画約1,500㎡の合計約2,000㎡あります。
ここには小杉こども文化センターと総合自治会館が配置される計画であることを、本サイトでもすでにお伝えしておりました。
■再開発ビルの平面図(4階)
4階からは、左側のタワーマンション棟の「業務区画ゾーン」が終了し、マンション住戸が並びます。
右側の商業棟は1区画で全フロアを使い、約1,500㎡の公共施設となっています。
3階の公共施設1区画とあわせて、前述の通り公共施設(小杉こども文化センター・総合自治会館)が約2,000㎡となります。
ここまでが低層部の商業・業務施設で、合計すると以下のようになるでしょう。
●商業区画:16区画(約3,820㎡)
●業務区画:6区画(約3,850㎡)
●公共施設:2区画(約2,000㎡、小杉こども文化センター・総合自治会館に分割)
大きな区画は最終的なテナント入居で分割されることもあるかもしれませんが、再開発ビルの基本的な構造としては、まずはこのような形になります。
■再開発ビルの平面図(5階)
5階以上は、タワーマンションの各フロアほぼ同じ平面図となります。
右側の商業棟は、屋上が見えています。
タワーマンションは三角形をしていまして、住戸をどのように配置するものか疑問に思っておりましたが、ご覧のようにハート形のように住戸が並ぶのですね。
あとは、44階までほぼ同じような形ですので、本エントリでは割愛させていただきます。
今回の権利変換計画の認可により、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業は「地権者の権利調整」という大きな山場を越えたことになります。
現在、既存店舗などの立ち退きが順次進められており、本年度中には既存構築物の解体等も着手されていくことでしょう。
■閉鎖された小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
・2013/6/28エントリ 「マルエツ小杉店 ダイソーFC店」が240坪で本日オープン
・2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
・2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
・2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
・2016/3/10エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む
・2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
・2016/7/4エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了
・2016/9/6エントリ 大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ
・2016/9/22エントリ 小杉町3丁目東地区の「ダイソー マルエツ小杉店」が10月12日(水)閉店決定、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店4階にダイソー新店が10月28日(金)オープンへ
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画が、本日2016年9月23日付で川崎市の認可を受けました。
これにより、10月1日付で現在の地権者の権利が再開発ビルに変換されることになります。
■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
小杉町3丁目東地区は、旧中原図書館、川崎信用金庫、みずほ銀行、UR小杉アパート、小杉こども文化センター、TSUTAYAの入居するビル等により構成される駅前商業地域です。
これらの既存構築物を解体したうえで、上記イメージパースのような再開発ビルを建設するのが、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業です。
再開発ビルは4階までの商業・業務施設、5階~44階までのタワーマンションで構成されています。
この再開発ビルを建設するにあたっては、地区内に多数存在する地権者の権利を再開発ビルの「権利床」の所有権に変換を行います。
これが「権利変換」で、地権者の方はこの「権利床」を使って再開発ビル内に既存の店舗を移転させたり、または権利床を売却することも可能です。
この権利変換は川崎市による認可が必要であり、さまざまな地権者の権利、要望を調整したうえで、本日その認可が下りたものです。
■再開発ビル平面図(1階)
権利変換計画が認可を受けたということは、再開発ビル内の区画の分け方が決定したということです。
そのため、認可を受けた再開発ビルの平面図が公示されていました。
本エントリではそのうちの一部、1階~5階までをご紹介しましょう。
(地下1~2階はさまざまなバックヤードで、5階以上はタワーマンションのほとんど同じ平面図になります)
まずこちらは1階で、商業区画が7区画、業務区画が2区画あります。
以降、低層部は左側のタワーマンション棟が業務施設、右側の商業棟が商業施設という住み分けになっています。
多くの区画のファサード(店舗正面)が外側の路面を向いており、商店街の連続性を保つことになっています。
■再開発ビル平面図(2階)
続いて2階は、商業区画が3区画、業務区画が2区画あります。
オレンジ色の部分が外廊下になっています。
業務区画は、川崎信用金庫など現在の地権者である金融機関などが入居するのではないでしょうか。
■商業施設3階の平面図(3階)
続いて3階は、商業区画が6区画、業務区画が3区画に加えて、公共施設が1区画あります。
50㎡以下の、かなり小規模な区画もありますね。
公共施設は、3階に1区画約500㎡、4階に1区画約1,500㎡の合計約2,000㎡あります。
ここには小杉こども文化センターと総合自治会館が配置される計画であることを、本サイトでもすでにお伝えしておりました。
■再開発ビルの平面図(4階)
4階からは、左側のタワーマンション棟の「業務区画ゾーン」が終了し、マンション住戸が並びます。
右側の商業棟は1区画で全フロアを使い、約1,500㎡の公共施設となっています。
3階の公共施設1区画とあわせて、前述の通り公共施設(小杉こども文化センター・総合自治会館)が約2,000㎡となります。
ここまでが低層部の商業・業務施設で、合計すると以下のようになるでしょう。
●商業区画:16区画(約3,820㎡)
●業務区画:6区画(約3,850㎡)
●公共施設:2区画(約2,000㎡、小杉こども文化センター・総合自治会館に分割)
大きな区画は最終的なテナント入居で分割されることもあるかもしれませんが、再開発ビルの基本的な構造としては、まずはこのような形になります。
■再開発ビルの平面図(5階)
5階以上は、タワーマンションの各フロアほぼ同じ平面図となります。
右側の商業棟は、屋上が見えています。
タワーマンションは三角形をしていまして、住戸をどのように配置するものか疑問に思っておりましたが、ご覧のようにハート形のように住戸が並ぶのですね。
あとは、44階までほぼ同じような形ですので、本エントリでは割愛させていただきます。
今回の権利変換計画の認可により、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業は「地権者の権利調整」という大きな山場を越えたことになります。
現在、既存店舗などの立ち退きが順次進められており、本年度中には既存構築物の解体等も着手されていくことでしょう。
■閉鎖された小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
・2013/6/28エントリ 「マルエツ小杉店 ダイソーFC店」が240坪で本日オープン
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・2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
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・2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
・2016/7/4エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了
・2016/9/6エントリ 大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ
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