多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉から多摩川を下っていくシリーズの、第1回です。
丸子橋よりも多摩川河口寄りに、「ガス橋」があります。
ガス橋は中原区上平間と大田区下丸子を結んでいまして、下丸子には「キヤノン」本社の大規模施設が鎮座しています。
平日朝には、南武線平間駅からこのガス橋を渡って、同社に通勤する人々の長い行列ができています。
本エントリではそんな朝のガス橋の風景を、ご紹介してみましょう。
■平間駅・ガス橋・キヤノン本社のマップ
キヤノン本社の最寄駅は、東急多摩川線の下丸子駅です。
また同駅に加えて、ガス橋を利用すれば実は南武線平間駅も十分最寄駅として機能しています。
■キヤノン小杉事業所
■キヤノン玉川事業所
同社は「小杉事業所」、武蔵小杉駅から直行バスが出ている「玉川事業所」、また「矢向事業所」「川崎事業所」など、南武線沿線に多くの事業所を有しています。
そのため、南武線が利用でき、加えてキヤノンマーケティングジャパンの本社がある品川にも直結している武蔵小杉や、南武線沿線にお住まいのキヤノン社員の方は多く存在します。
結果として、平間駅からガス橋を渡って本社に出勤されるキヤノン社員の皆さんがたくさんいらっしゃるわけです。
■ガス橋の川崎市側の信号
ガス橋の川崎市側には、交通量の多い多摩沿線道路とガス橋通りの交差点があります。
歩道橋は設置されていますが、ほとんどの方はここで一旦赤信号で滞留することになります。
■ガス橋から本社に向かうキヤノン社員の皆さんの行列
赤信号で滞留したキヤノン社員の皆さんは、青信号になると一斉にガス橋を渡っていきます。
これはなかなかに壮観です。
■一列に並んでの出勤
ガス橋の歩道は狭いですので、1列に並ばなければなりません。
信号が切り替わるごとに、ガス橋にキヤノン社員の皆さんの行列ができあがります。
行列と行列の切れ目は、信号の切れ目にあたります。
ガス橋の端から端までに、大体信号2回分の行列ができていました。
■キヤノン玉川事業所直行バスの行列
こちらは、武蔵小杉駅東口駅前広場から発着している、キヤノン玉川事業所行の直行バスの行列です。
一定規模以上の事業所があると、そこに通う人の動きが大きなものになりますね。
キヤノンの本社は大田区下丸子にありますけれども、今回ご紹介したことなどから、地元の企業というイメージがあります。
■ガス橋と下部のガス管
以前ご紹介した通り、ガス橋は現在は2車線道路が通る交通量の多い橋ですが、1931年の開通当初は車両の通行ができない人道橋でした。
当初の目的は「東京ガス鶴見製造所」で製造されたガスを東京に供給することであり、1936年にガス管が設置されました。
その後交通ニーズの増大に対応して現在の2車線のガス橋になったのは、1960年です。
開通当時は、これだけ車も人も通る橋になるとは、思われなかったと思います。
【関連リンク】
・2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
・2012/8/15エントリ ガス橋から見た、六郷土手の花火大会
・2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
・2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
武蔵小杉から多摩川を下っていくシリーズの、第1回です。
丸子橋よりも多摩川河口寄りに、「ガス橋」があります。
ガス橋は中原区上平間と大田区下丸子を結んでいまして、下丸子には「キヤノン」本社の大規模施設が鎮座しています。
平日朝には、南武線平間駅からこのガス橋を渡って、同社に通勤する人々の長い行列ができています。
本エントリではそんな朝のガス橋の風景を、ご紹介してみましょう。
■平間駅・ガス橋・キヤノン本社のマップ
キヤノン本社の最寄駅は、東急多摩川線の下丸子駅です。
また同駅に加えて、ガス橋を利用すれば実は南武線平間駅も十分最寄駅として機能しています。
■キヤノン小杉事業所
■キヤノン玉川事業所
同社は「小杉事業所」、武蔵小杉駅から直行バスが出ている「玉川事業所」、また「矢向事業所」「川崎事業所」など、南武線沿線に多くの事業所を有しています。
そのため、南武線が利用でき、加えてキヤノンマーケティングジャパンの本社がある品川にも直結している武蔵小杉や、南武線沿線にお住まいのキヤノン社員の方は多く存在します。
結果として、平間駅からガス橋を渡って本社に出勤されるキヤノン社員の皆さんがたくさんいらっしゃるわけです。
■ガス橋の川崎市側の信号
ガス橋の川崎市側には、交通量の多い多摩沿線道路とガス橋通りの交差点があります。
歩道橋は設置されていますが、ほとんどの方はここで一旦赤信号で滞留することになります。
■ガス橋から本社に向かうキヤノン社員の皆さんの行列
赤信号で滞留したキヤノン社員の皆さんは、青信号になると一斉にガス橋を渡っていきます。
これはなかなかに壮観です。
■一列に並んでの出勤
ガス橋の歩道は狭いですので、1列に並ばなければなりません。
信号が切り替わるごとに、ガス橋にキヤノン社員の皆さんの行列ができあがります。
行列と行列の切れ目は、信号の切れ目にあたります。
ガス橋の端から端までに、大体信号2回分の行列ができていました。
■キヤノン玉川事業所直行バスの行列
こちらは、武蔵小杉駅東口駅前広場から発着している、キヤノン玉川事業所行の直行バスの行列です。
一定規模以上の事業所があると、そこに通う人の動きが大きなものになりますね。
キヤノンの本社は大田区下丸子にありますけれども、今回ご紹介したことなどから、地元の企業というイメージがあります。
■ガス橋と下部のガス管
以前ご紹介した通り、ガス橋は現在は2車線道路が通る交通量の多い橋ですが、1931年の開通当初は車両の通行ができない人道橋でした。
当初の目的は「東京ガス鶴見製造所」で製造されたガスを東京に供給することであり、1936年にガス管が設置されました。
その後交通ニーズの増大に対応して現在の2車線のガス橋になったのは、1960年です。
開通当時は、これだけ車も人も通る橋になるとは、思われなかったと思います。
【関連リンク】
・2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
・2012/8/15エントリ ガス橋から見た、六郷土手の花火大会
・2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
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