「かわさきボランティア・市民活動フェア ごえん楽市」開催レポート:ネットでは知り得ないシニア向け活動が満載、川崎商業高が「川崎市歌」をPR
【Reporter:はつしも】
本日、かわさき市民活動センター・中原市民館において「かわさきボランティア・市民活動フェア ごえん楽市」が開催されました。
川崎市内で活動するさまざまな団体が集まり、体験・販売・パネル展示等を通じて活動紹介や交流が行われました。
■かわさき市民活動センター・中原市民館
■「ごえん楽市」
「ごえん楽市」は、公益財団法人かわさき市民活動センター主催による市民向けイベントです。年1回開催され、川崎市内の各種ボランティア団体や市民活動団体、NPOが参加し、各団体の発表・活動体験などが行われています。
市民が各種活動に加わるきっかけとしてもらうとともに、団体同士の交流もはかることで活動を活性化していくことを目的としています。
■2階ホールのパネル展示
今回最初に訪れたのは、2階ホールのパネル展示です。
本イベントでは、50団体以上がパネルで活動内容の紹介を行っています。
■「中原老後を良くする会」配食サービス活動
「中原老後を良くする会」では、一人暮らしの高齢者や老夫婦などへの配食活動をしています。
活動場所は、「中丸子老人いこいの家」の厨房で、週1回、月曜日にお弁当を届けているということでした。
■「市ノ坪短絡線」の遺構と「中丸子老人いこいの家」
「中丸子老人いこいの家」は、2016/4/25エントリでご紹介した「市ノ坪短絡線」の遺構のすぐそばにある施設です。
施設の前を通ることはあっても、どういった施設なのかよく理解していませんでしたが、このようなボランティア活動も行われているのですね。
■傾聴ボランティア「ネットワーク川崎」
続いてこちらは、傾聴ボランティアを行う「ネットワーク川崎」のパネル展示です。
傾聴ボランティアとは、依頼された介護施設や個人宅などで、高齢者の話し相手になり、相手の気持ちに寄りそう活動をするものです。
高齢者のケアを行うケアマネージャーからの依頼が多いということで、会話の秘密を厳守するのが原則です。
「ネットワーク川崎」は川崎市全域をカバーしており、各地区でメンバーが活動をしています。
こういった活動があることを、今回初めて知りました。
■「かながわカウンセリング研究会」
「傾聴ボランティア」に似たジャンルの活動に、「かながわカウンセリング研究会」があります。
こちらは高齢者向けというわけではなく、悩みを持った方向けのカウンセリングです。
電話相談のほか、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント事務所や、小杉2丁目会館でのおしゃべり活動も行っています。
そういえば、南武線高架下の「小杉2丁目会館」で、「大人のしゃべり場」という看板が出ているのを見かけたことがありました。
■「川崎商業高等学校研究チーム」
続いてこちらは、「川崎商業高等学校 商業研究チーム」による川崎市歌のPR活動です。
「川崎市歌」は「川崎市民の歌 好きですかわさき愛の街」に比べるとやや知名度が低いように思いますが、川崎駅の南武線ホームのメロディとして使われています。
■ステージでの「川崎市歌」歌唱
川崎商業高等学校の皆さんは、ステージでも「川崎市歌」を歌唱してPR活動を行っていました。
■川崎市ウェブサイト 川崎市歌
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/35-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
初代の「川崎市歌」は、市制10周年を記念して1934年(昭和9年)に制定されました。
この初代市歌は「黒く湧き立つ煙」「響き渡るサイレン」など、工業都市としての川崎市の姿を色濃く反映したものになっていました。
環境保護の発達した現代のイメージにはそぐわない部分があり、改訂された最新版が上記の川崎市ウェブサイトに掲載された歌詞が最新版となっています。
■「かわさき色輪っかつなぎ」
また2階のホール前では、本サイトでも以前ご紹介した「かわさき色輪っかつなぎ」も行われていました。
これは、川崎市の地域資産を20色で表現した「かわさき折り紙」を、市内各地でつないでいくという取り組みです。
最終的には、多摩川河川敷でつないだ色輪っかのビッグアートをつくることになります。
■1階のフリーマーケット
また、1階の「かわさき市民活動センター」の区画では、フリーマーケットが行われていました。
■「武蔵小杉駅マルシェ」チームによる川崎野菜の販売
■「かわさき伝統文化を残す会」
フリーマーケットでは、「武蔵小杉駅マルシェ」チームによる川崎野菜の販売や、「川崎伝統文化を残す会」による昔ながらのおもちゃの販売、また「夢工房」による手芸品のチャリティ販売など、さまざまなお店が並んでいました。
■「NPOを応援しよう!」
さて、さまざまなボランティア・市民活動団体の組織形態のひとつに、NPO(特定非営利活動法人)というかたちがあります。
川崎市および「ごえん楽市」では、NPO活動の応援も行っています。
川崎市などの数多くのキャラクターが、NPOサポーターとしてパネルに集結していました。
■NPO応援キャラクター「かにゃお」
NPO応援パネルの前に登場した「かにゃお」は神奈川県のキャラクターで、まち歩きが好きな魚食系男子ねこです。
NPO支援や企業の社会貢献活動などが仕事で、神奈川県内の「いいこと」をねこなりに見つけ、ねこなりに結びつけ、ねこなりに発信する「いいにゃクリエイター」です。
■NPO応援のエコバッグ
こちらは「ごえん楽市」でいただいたエコバッグです。
NPO応援キャラクターがシルエットになっていますが、それぞれのキャラクターの名前が、シルエットだけでどのくらいおわかりになるでしょうか。
■「エコちゃんず」
NPO応援キャラクターのひとつ、「エコちゃんず」も「ごえん楽市」の会場に来てくれました。
川崎市の地図を背景に、記念撮影です。
「ごえん楽市」では、およそ80団体の活動が紹介されています。
全体を振り返ってみますと、対象または主体がシニア層中心の活動が多く見受けられました。
比較的若い世代の活動は、近年はソーシャルメディアなどを活用するのが一般的になっており、積極的な情報発信を行っている団体が多いです。
しかしながら、「ごえん楽市」に出てきているシニア層のボランティア団体は、ウェブサイトなどもなく、今回のような機会に初めて知る団体が多いです。
これから、武蔵小杉も高齢化社会に向かっていきます。
また今は若い方も、いずれは高齢者となります。
ネットには情報が出ていないボランティア団体・市民活動団体の活動も、なるべくご紹介してまいりたいと思います。
【関連リンク】
・かわさき市民活動センター かわさきボランティア・市民活動フェア
・2014/2/12エントリ 平成25年度「かわさきボランティア・市民活動フェア」開催レポート
・2016/1/30エントリ 「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」開催レポート:ふろん太くんなどマスコットキャラクター多数登場
本日、かわさき市民活動センター・中原市民館において「かわさきボランティア・市民活動フェア ごえん楽市」が開催されました。
川崎市内で活動するさまざまな団体が集まり、体験・販売・パネル展示等を通じて活動紹介や交流が行われました。
■かわさき市民活動センター・中原市民館
■「ごえん楽市」
「ごえん楽市」は、公益財団法人かわさき市民活動センター主催による市民向けイベントです。年1回開催され、川崎市内の各種ボランティア団体や市民活動団体、NPOが参加し、各団体の発表・活動体験などが行われています。
市民が各種活動に加わるきっかけとしてもらうとともに、団体同士の交流もはかることで活動を活性化していくことを目的としています。
■2階ホールのパネル展示
今回最初に訪れたのは、2階ホールのパネル展示です。
本イベントでは、50団体以上がパネルで活動内容の紹介を行っています。
■「中原老後を良くする会」配食サービス活動
「中原老後を良くする会」では、一人暮らしの高齢者や老夫婦などへの配食活動をしています。
活動場所は、「中丸子老人いこいの家」の厨房で、週1回、月曜日にお弁当を届けているということでした。
■「市ノ坪短絡線」の遺構と「中丸子老人いこいの家」
「中丸子老人いこいの家」は、2016/4/25エントリでご紹介した「市ノ坪短絡線」の遺構のすぐそばにある施設です。
施設の前を通ることはあっても、どういった施設なのかよく理解していませんでしたが、このようなボランティア活動も行われているのですね。
■傾聴ボランティア「ネットワーク川崎」
続いてこちらは、傾聴ボランティアを行う「ネットワーク川崎」のパネル展示です。
傾聴ボランティアとは、依頼された介護施設や個人宅などで、高齢者の話し相手になり、相手の気持ちに寄りそう活動をするものです。
高齢者のケアを行うケアマネージャーからの依頼が多いということで、会話の秘密を厳守するのが原則です。
「ネットワーク川崎」は川崎市全域をカバーしており、各地区でメンバーが活動をしています。
こういった活動があることを、今回初めて知りました。
■「かながわカウンセリング研究会」
「傾聴ボランティア」に似たジャンルの活動に、「かながわカウンセリング研究会」があります。
こちらは高齢者向けというわけではなく、悩みを持った方向けのカウンセリングです。
電話相談のほか、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント事務所や、小杉2丁目会館でのおしゃべり活動も行っています。
そういえば、南武線高架下の「小杉2丁目会館」で、「大人のしゃべり場」という看板が出ているのを見かけたことがありました。
■「川崎商業高等学校研究チーム」
続いてこちらは、「川崎商業高等学校 商業研究チーム」による川崎市歌のPR活動です。
「川崎市歌」は「川崎市民の歌 好きですかわさき愛の街」に比べるとやや知名度が低いように思いますが、川崎駅の南武線ホームのメロディとして使われています。
■ステージでの「川崎市歌」歌唱
川崎商業高等学校の皆さんは、ステージでも「川崎市歌」を歌唱してPR活動を行っていました。
■川崎市ウェブサイト 川崎市歌
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/35-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
初代の「川崎市歌」は、市制10周年を記念して1934年(昭和9年)に制定されました。
この初代市歌は「黒く湧き立つ煙」「響き渡るサイレン」など、工業都市としての川崎市の姿を色濃く反映したものになっていました。
環境保護の発達した現代のイメージにはそぐわない部分があり、改訂された最新版が上記の川崎市ウェブサイトに掲載された歌詞が最新版となっています。
■「かわさき色輪っかつなぎ」
また2階のホール前では、本サイトでも以前ご紹介した「かわさき色輪っかつなぎ」も行われていました。
これは、川崎市の地域資産を20色で表現した「かわさき折り紙」を、市内各地でつないでいくという取り組みです。
最終的には、多摩川河川敷でつないだ色輪っかのビッグアートをつくることになります。
■1階のフリーマーケット
また、1階の「かわさき市民活動センター」の区画では、フリーマーケットが行われていました。
■「武蔵小杉駅マルシェ」チームによる川崎野菜の販売
■「かわさき伝統文化を残す会」
フリーマーケットでは、「武蔵小杉駅マルシェ」チームによる川崎野菜の販売や、「川崎伝統文化を残す会」による昔ながらのおもちゃの販売、また「夢工房」による手芸品のチャリティ販売など、さまざまなお店が並んでいました。
■「NPOを応援しよう!」
さて、さまざまなボランティア・市民活動団体の組織形態のひとつに、NPO(特定非営利活動法人)というかたちがあります。
川崎市および「ごえん楽市」では、NPO活動の応援も行っています。
川崎市などの数多くのキャラクターが、NPOサポーターとしてパネルに集結していました。
■NPO応援キャラクター「かにゃお」
NPO応援パネルの前に登場した「かにゃお」は神奈川県のキャラクターで、まち歩きが好きな魚食系男子ねこです。
NPO支援や企業の社会貢献活動などが仕事で、神奈川県内の「いいこと」をねこなりに見つけ、ねこなりに結びつけ、ねこなりに発信する「いいにゃクリエイター」です。
■NPO応援のエコバッグ
こちらは「ごえん楽市」でいただいたエコバッグです。
NPO応援キャラクターがシルエットになっていますが、それぞれのキャラクターの名前が、シルエットだけでどのくらいおわかりになるでしょうか。
■「エコちゃんず」
NPO応援キャラクターのひとつ、「エコちゃんず」も「ごえん楽市」の会場に来てくれました。
川崎市の地図を背景に、記念撮影です。
「ごえん楽市」では、およそ80団体の活動が紹介されています。
全体を振り返ってみますと、対象または主体がシニア層中心の活動が多く見受けられました。
比較的若い世代の活動は、近年はソーシャルメディアなどを活用するのが一般的になっており、積極的な情報発信を行っている団体が多いです。
しかしながら、「ごえん楽市」に出てきているシニア層のボランティア団体は、ウェブサイトなどもなく、今回のような機会に初めて知る団体が多いです。
これから、武蔵小杉も高齢化社会に向かっていきます。
また今は若い方も、いずれは高齢者となります。
ネットには情報が出ていないボランティア団体・市民活動団体の活動も、なるべくご紹介してまいりたいと思います。
【関連リンク】
・かわさき市民活動センター かわさきボランティア・市民活動フェア
・2014/2/12エントリ 平成25年度「かわさきボランティア・市民活動フェア」開催レポート
・2016/1/30エントリ 「かわさきボランティア・市民活動フェア『ごえん楽市』」開催レポート:ふろん太くんなどマスコットキャラクター多数登場