武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2017年
07月19日

「武蔵小杉ビジョン」を作り、実現しよう。「街づくりミーティング」が中原区役所で8月6日(日)に開催、参加申込をWebで受付中

【Reporter:はつしも】

2017年8月6日(日)13:00~17:00に、中原区役所においてNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントによる「街づくりミーティング」が開催されます。

本ミーティングは地域住民の意見を集約して「武蔵小杉ビジョン」と「実現の道筋」を策定することを目的とした取り組みで、武蔵小杉周辺住民の方であればどなたでも参加できます。

地域住民が主体となってまちづくりを検討していくもので、ワークショップだけでなく、実行レベルまでの計画を作っていくのが特長です。

参加は事前登録制で、7月27日(木)までWeb受付を行っていますので、ご紹介します。

■「武蔵小杉ビジョン」を策定する「街づくりミーティング」
「武蔵小杉ビジョン」を策定する「街づくりミーティング」
※PDFファイルは【こちら】をクリックしてください。

■「街づくりミーティング」の開催概要
開催日時 2017年8月6日(日)13:00~17:00
会場 中原区役所5階 503会議室
定員 30名程度(先着順)
申込方法 下記の申し込みページから7月27日(木)までにお手続きください。
http://musashikosugi.or.jp/?page_id=11202
内容 目的●
地域住民の意見をとりまとめ「武蔵小杉ビジョン」と「実現の道筋」を策定します。

●目指す成果物●
1.武蔵小杉の「まちのビジョン」を定義します。
2.そのビジョンを実現するための「具体策」を立案します。
3.具体策を実行するための「役割分担およびリーダーとなるべき組織」を決めます。
(例:NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント、町内会、管理組合、行政、PTA、企業、商店街など)
4.上記の役割分担に基づき、必要な「資源」を特定します。
(ひと、もの、かね、じかん、情報など)
ファシリテーター ●野口 和雄●
(有)野口都市研究所代表取締役
(株)地域計画建築研究所シニアアドバイザー
都市プランナーとして自治体の条例づくりなど都市づくりの制度設計、計画づくり、再開発等に携わる。現在、横浜商科大学兼任講師、総務省外部専門家(地域力創造アドバイザー)、埼玉県景観アドバイザー、横浜市まちづくりコーディネイター、流山市まちづくり 相談員、練馬区まちづくり専門家、白井市まちづくり審議会会長、武蔵野市まちづくり委員会副委員長、流山市街づくり委員会委員等。著書多数。

野口和雄氏

●中埜 博●
パタンランゲージによるまちづくりの合意形成システムづくりを提唱し、建築設計やまちづくり、コミュニティーづくり、ワークショップ実施その他の実験的取り組みを実践中。
著書:1988年パタンランゲージによる住まいづくり(井上書院)、2013 年「ネイチャーオブオーダー」アレギザンダー著 監訳 翻訳出版(鹿島出版)
パタンランゲージを用いた企画・実施例:和歌山県白浜町の整備、実施計画、商店街再開発、公衆浴場「しらら湯」の設計、監理m谷中銀座通り商店街リニューアル計画

中埜博氏
全体スケジュール ●2017年8月6日●
【街づくりミーティング】地域住民の意見をとりまとめ「武蔵小杉ビジョン」と「 実現の道筋」 を策定します。
●2017年内●
【ビジョンの決定】武蔵小杉ビジョン・実現の道筋を確定します。
●2017年3月●
【計画策定】武蔵小杉ビジョン・実現の道筋に基づいて、各プレイヤーごとの実行スケジュール・予算等の中期計画を策定します。
主催 NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント

NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントは、武蔵小杉駅周辺の地域コミュニティの形成や安全・安心のまちづくりを推進するNPO法人です。

同法人は武蔵小杉再開発地区のマンションや武蔵小杉周辺の法人・個人が会員となり、さまざまな取り組みを進めています。

2017年3月から4月にかけて、同法人は会員向けに、「同法人に期待すること」などに関するアンケートを実施しました。
その結果として、まちづくりに関する多くの要望・意見が寄せられましたが、内容は非常に多岐にわたるものでした。
同法人だけで実現できることは限られており、商店街や企業、行政などを巻き込んでいく必要もありますし、「ヒト・モノ・カネ・情報」などの資源も必要となります。

そこでどのような意見から着手すべきか、またその具体的な実現方法について引き続き地域住民の皆様と検討を行うために企画されたのが、今回の「街づくりミーティング」です。

■ファシリテーターの野口和雄氏・中埜博氏
ファシリテーターの野口和雄氏・中埜博氏

「街づくりミーティング」は地域住民の皆さんが主体ですが、より議論を深めていくためには、専門的なノウハウを持ったファシリテーターも大切です。

今回は都市プランナーの野口和雄氏、まちづくりの合意形成システムづくりを提唱する中埜博氏が招聘され、ガイド役をつとめます。

全体の流れとしては、8月6日の「街づくりミーティング」で「武蔵小杉ビジョン」「実現の道筋」に関する意見を取りまとめ、年内にビジョンを確定させます。
そののちに、案件ごとの実行スケジュールや予算等も含めた中期計画を2018年3月までに策定するものとしています。

■参加申し込みにあたっての事前アンケート項目
Q1 .あなたの考える「武蔵小杉ビジョン」
(例)「いつまでも健康でいられる街、やりたいことができる街」など

Q2 実現してほしい具体策
上記ビジョンに関連ないものでもOK です(複数回答可)
(例)マンション内外のコミュニティ形成、駅前イルミネーションなど

Q3 具体策の主体
上記の施策・事業を誰が行うべきか、もしご意見があればお書きください


「街づくりミーティング」への参加は、前掲のWebフォームから手続きを行う形になっています。
記載項目の中には、上記のような事前アンケートがあります。

実現したいことがありましたら、ここでエントリーしておくとよいでしょう。

■住民の要望で実現した「コアパークイルミネーション」
住民の要望で実現した「コアパークイルミネーション」

■武蔵小杉の一大イベントに成長した「コスギフェスタ」
武蔵小杉の一大イベントに成長した「コスギフェスタ」

■一般社団法人に発展した「プラスケア」の「暮らしの保健室」
一般社団法人に発展した「プラスケア」
※写真提供:一般社団法人プラスケア

アンケートの回答事例にもありますが、武蔵小杉駅前で昨年実施された「コアパークイルミネーション」は、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントが商店街と協力して住民の声を実現につなげたものでした。

今では武蔵小杉の一大イベントにもなった「コスギフェスタ」も、住民の皆さんがゼロからつくりあげたもので、最初から後ろ盾や土台があったわけではありません。
本サイトでもご紹介した通り、昨年の「コスギんピック」は、慶應義塾大学の学生たちの「運動会で地域の交流を深めたい」という思いからスタートしました。

また、武蔵小杉で健康相談の取り組みを行う一般社団法人プラスケアの「暮らしの保健室」も、当初はNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントのワークショップからスタートし、現在では一般社団法人として独立するに至っています。

それぞれに「これをやりたい」という思いを持った人がいて、その実現をNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントが支援をしてきたかたちです。

■発展する武蔵小杉
発展する武蔵小杉

武蔵小杉周辺は再開発によって大きく発展をしてきましたが、当然ながら地域住民のニーズがすべて満たされているわけではありません。
建物などのハードだけでなく、ソフト面も含めて「こうだったら良いのに」という要望をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

さきほどの事例ではイベント関連が中心になりましたが、イベントだけでなく、毎日の生活に密着したニーズもあるはずです。

すべてが実現できるものではないと思いますが、何かしらまちづくりに関して思うところのある方は、この機会に幅広い方と対話をしてみてはいかがかと思います。
前進するためのヒントが出てくるかもしれませんし、まちづくりに関心を持つ皆さんと交流を深めるだけでも刺激になるでしょう。

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント ウェブサイト
2016/9/21エントリ 武蔵小杉の「ひと」(11):慶應義塾大学「Joint」代表、コスギフェスタ2016の地域運動会「コスギんピック」発起人・大和田樹さん
2016/12/4エントリ 「1st こすぎコアパークイルミネーション」点灯式がふろん太君参加で本日実施、法政二中・高男女混声合唱部のミニコンサートも開催
2017/5/23エントリ 武蔵小杉の健康プロジェクト「+Care Project」が街の医療相談スポット「暮らしの保健室」を「idacafe」などに開設、5月24日(水)は「化粧外来」もスタート

Comment(1)