川崎市が「Colors,Future! いろいろブックフェア」を展開、来春リニューアル準備中の「屋台のある本屋 新城劇場」が1月27日(土)まで「よりみちブックス」を開店中
【Reporter:たちばな】
2017年4月1日に、武蔵新城駅前に古本屋を軸にしたコミュニティスペース「屋台のある本屋 新城劇場」が実験的にオープンしました。
読書会・朝ごはん会などのイベント開催のほか、本を販売する「屋台」を小ブロックごとに貸し出す取り組みなどを展開していましたが、実験期間を終えて同年9月30日をもって一旦営業終了となっていました。
「新城劇場」は、来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンを予定しています。
それに先立って、同店では川崎市シティプロモーション室の事業「Colors,Future! いろいろブックフェア」の一環として、1月27日(土)まで「よりみちブックス」の名称でブックフェアを開催していますので、ご紹介します。
■「屋台のある本屋 新城劇場」(よりみちブックス)
「屋台のある本屋 新城劇場」は、JR武蔵新城駅の駅前一等地にあります。
ガラス張りの明るい店内の中に、いくつかの本棚が並んでいます。
川崎市の報道発表資料では「よりみちブックス」が名称になっていますが、お店の看板は従来通り「屋台のある本屋 新城劇場」です。
■ブックフェア企画①「Colors,Future!ブックセレクション」
今回のブックフェアの企画の一つが、「Colors,Future!ブックセレクション」(上記写真中央のタワー)です。
ここでは多様性・つながりを共通テーマとして、幅広い本をレコメンド(おすすめ)しています。
■ブックフェア企画②「つながり絵本の展示」
もうひとつの企画が、「つながり絵本の展示」です。
テーマに沿ってご近所さん、知り合いから募った「次世代に届けたい絵本」をメッセージ付きで展示しています。
この中には、かわさきFMの番組「まるラジ」メンバーが選んだ絵本の展示も行われていました。
なお、この企画はどなたでも「次世代に届けたい絵本」を持参して参加ができるということです。
詳細につきましては、店舗にてご確認ください。
■ブックフェア企画③「キットパスでお絵かき」
そしてもうひとつの企画は、「キットパスでお絵かき」です。
絵本を読んでイメージした絵を、「新城劇場」のウインドウに大きく描くワークショップが最終日、1月27日(土)13:30~15:00に開催されます。
このワークショップは無料で、予約等も不要で当日参加できます。
現在描かれているのは、人気の高い絵本「スイミー」の世界です。
■従来からの「新城劇場」の本
その他、従来より「新城劇場」で取り扱っていた古本も本棚に並んでいました。
こちらはコミュニティスペースらしく、まちづくりやソーシャルデザイン関係の書籍が多く並んでいます。
本の量は多くありませんが、言ってみればセレクトショップのようなものです。
まちづくりなどに関心のある方なら、楽しめるのではないでしょうか。
このセレクトは、新潟で「ツルハシブックス」などユニークな書店を立ち上げてきた西田卓司さんの手によるもので、「10代に読んでほしい本」をひとつのコンセプトにしているということです。
■「新城劇場」のリニューアル模型
冒頭に申しあげた通り、「新城劇場」(よりみちブックス)は1月27日(土)をもって終了し、
来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンします。
その完成模型が、店内に展示してありました。
「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」では、従来の古本のセレクトショップは「よりみちブックス」コーナーとして残しつつ、作家のてづくり品を販売できる「物販レンタルボックス」、読書やラジオ収録など多目的な「ちいさいおうちスタジオ」、川崎さんの野菜や果物を使ったクレープ・ジェラートを販売する「Rivegee」が加わります。
ざっくり申し上げれば、コミュニティ機能を有した地産地消ブックカフェということになろうかと思います。
■武蔵新城駅前の店舗
ここまで読んでいただいて、「そんなコンセプトの書店をよく駅前で?」とお思いになった方も多いのではないかと思います。
この場所は駅前の利便性の高い場所ですから、ビルオーナーとしてはより収益性の高いテナントを誘致することも可能なはずです。
一方「新城劇場」は、あくまでも「人と本」「人と人」が出会うコミュニティスペースで、大きな売上が立つようなお店ではありません。
実はこれはビルオーナーの方ご自身が「こういうコンセプトでやってみたいと」前述の西田さんと協力して始められたもので、ビルの賃料相場や、利益等は完全に度外視されているそうです。
武蔵小杉でもさまざまな地域活動、イベントを展開するのに「場所がない」という声を聞きますが、このようにビルオーナーの方が協力されるのは、たいへんありがたいことですね。
昨年の「社会実験」を経て、「新城劇場」改め「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」がどのような発展をしていくか、楽しみにしております。
「新城劇場」または「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」の情報は、facebookページなどに掲載されています。
なお、遠方ですのでイメージギャップがないように念のためおことわりしておきますが、単に本屋に行きたいだけであれば、武蔵小杉からわざわざ出向かなくても良いと思います。
蔵書量は限られていますし、紀伊國屋書店武蔵小杉店でも、ソーシャル系の本棚は比較的充実しています。
新しいまちづくりの取り組みやコミュニティに触れてみたい方でしたら、訪問してみると面白いのではないでしょうか。
■元住吉の個性ある古書店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」
そういえば、2017/1/31エントリでは、元住吉のサブカル系に強い古本・中古CDのお店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」をご紹介しました。
大型書店も良いですが、こういった個性のある古書店も楽しいと思います。
■「いろいろブックフェア」(新城劇場)の開催概要
■マップ
【関連リンク】
・まるラジ ウェブサイト
・ツルハシブックス ウェブサイト
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:書店 屋台のある本屋 新城劇場
・2017/1/31エントリ 元住吉の、遊び心のある古本と中古CD・自主制作CDのお店。「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」
2017年4月1日に、武蔵新城駅前に古本屋を軸にしたコミュニティスペース「屋台のある本屋 新城劇場」が実験的にオープンしました。
読書会・朝ごはん会などのイベント開催のほか、本を販売する「屋台」を小ブロックごとに貸し出す取り組みなどを展開していましたが、実験期間を終えて同年9月30日をもって一旦営業終了となっていました。
「新城劇場」は、来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンを予定しています。
それに先立って、同店では川崎市シティプロモーション室の事業「Colors,Future! いろいろブックフェア」の一環として、1月27日(土)まで「よりみちブックス」の名称でブックフェアを開催していますので、ご紹介します。
■「屋台のある本屋 新城劇場」(よりみちブックス)
「屋台のある本屋 新城劇場」は、JR武蔵新城駅の駅前一等地にあります。
ガラス張りの明るい店内の中に、いくつかの本棚が並んでいます。
川崎市の報道発表資料では「よりみちブックス」が名称になっていますが、お店の看板は従来通り「屋台のある本屋 新城劇場」です。
■ブックフェア企画①「Colors,Future!ブックセレクション」
今回のブックフェアの企画の一つが、「Colors,Future!ブックセレクション」(上記写真中央のタワー)です。
ここでは多様性・つながりを共通テーマとして、幅広い本をレコメンド(おすすめ)しています。
■ブックフェア企画②「つながり絵本の展示」
もうひとつの企画が、「つながり絵本の展示」です。
テーマに沿ってご近所さん、知り合いから募った「次世代に届けたい絵本」をメッセージ付きで展示しています。
この中には、かわさきFMの番組「まるラジ」メンバーが選んだ絵本の展示も行われていました。
なお、この企画はどなたでも「次世代に届けたい絵本」を持参して参加ができるということです。
詳細につきましては、店舗にてご確認ください。
■ブックフェア企画③「キットパスでお絵かき」
そしてもうひとつの企画は、「キットパスでお絵かき」です。
絵本を読んでイメージした絵を、「新城劇場」のウインドウに大きく描くワークショップが最終日、1月27日(土)13:30~15:00に開催されます。
このワークショップは無料で、予約等も不要で当日参加できます。
現在描かれているのは、人気の高い絵本「スイミー」の世界です。
■従来からの「新城劇場」の本
その他、従来より「新城劇場」で取り扱っていた古本も本棚に並んでいました。
こちらはコミュニティスペースらしく、まちづくりやソーシャルデザイン関係の書籍が多く並んでいます。
本の量は多くありませんが、言ってみればセレクトショップのようなものです。
まちづくりなどに関心のある方なら、楽しめるのではないでしょうか。
このセレクトは、新潟で「ツルハシブックス」などユニークな書店を立ち上げてきた西田卓司さんの手によるもので、「10代に読んでほしい本」をひとつのコンセプトにしているということです。
■「新城劇場」のリニューアル模型
冒頭に申しあげた通り、「新城劇場」(よりみちブックス)は1月27日(土)をもって終了し、
来春に「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」としてリニューアルオープンします。
その完成模型が、店内に展示してありました。
「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」では、従来の古本のセレクトショップは「よりみちブックス」コーナーとして残しつつ、作家のてづくり品を販売できる「物販レンタルボックス」、読書やラジオ収録など多目的な「ちいさいおうちスタジオ」、川崎さんの野菜や果物を使ったクレープ・ジェラートを販売する「Rivegee」が加わります。
ざっくり申し上げれば、コミュニティ機能を有した地産地消ブックカフェということになろうかと思います。
■武蔵新城駅前の店舗
ここまで読んでいただいて、「そんなコンセプトの書店をよく駅前で?」とお思いになった方も多いのではないかと思います。
この場所は駅前の利便性の高い場所ですから、ビルオーナーとしてはより収益性の高いテナントを誘致することも可能なはずです。
一方「新城劇場」は、あくまでも「人と本」「人と人」が出会うコミュニティスペースで、大きな売上が立つようなお店ではありません。
実はこれはビルオーナーの方ご自身が「こういうコンセプトでやってみたいと」前述の西田さんと協力して始められたもので、ビルの賃料相場や、利益等は完全に度外視されているそうです。
武蔵小杉でもさまざまな地域活動、イベントを展開するのに「場所がない」という声を聞きますが、このようにビルオーナーの方が協力されるのは、たいへんありがたいことですね。
昨年の「社会実験」を経て、「新城劇場」改め「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」がどのような発展をしていくか、楽しみにしております。
「新城劇場」または「Book&Cafe stand Shinjo Gekijo」の情報は、facebookページなどに掲載されています。
なお、遠方ですのでイメージギャップがないように念のためおことわりしておきますが、単に本屋に行きたいだけであれば、武蔵小杉からわざわざ出向かなくても良いと思います。
蔵書量は限られていますし、紀伊國屋書店武蔵小杉店でも、ソーシャル系の本棚は比較的充実しています。
新しいまちづくりの取り組みやコミュニティに触れてみたい方でしたら、訪問してみると面白いのではないでしょうか。
■元住吉の個性ある古書店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」
そういえば、2017/1/31エントリでは、元住吉のサブカル系に強い古本・中古CDのお店「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」をご紹介しました。
大型書店も良いですが、こういった個性のある古書店も楽しいと思います。
■「いろいろブックフェア」(新城劇場)の開催概要
開催日時 | 2018年1月21日(日)~27日(土)11:00~20:00 |
会場 | 「新城劇場」(よりみちブックス)中原区上新城2-9-1 |
内容 | ●「Colors,Future!ブックセレクション」 よりみちブックスのテーマは多様性、つながり、メッセージ。 絵本からマンガまで、大人も楽しめる幅広い選書が特徴。 ●「つながり絵本の展示」 テーマに沿ってご近所さん、知り合いから募った「次世代に届けたい絵本」をメッセージ付きで展示 かわさきFM「まるラジ」メンバーが選んだ絵本の展示もあります。 ●「キットパスでお絵かき」 絵本を題材にして、店舗正面のショーウィンドウにキットパスでお絵かき。 |
Web | ●川崎市ウェブサイト Colors,Future!いろいろブックフェア 本でつながる川崎の多様性~次世代へのメッセージ~ ●新城劇場 facebookページ ●Book&Cafe stand Shinjo Gekijo facebookページ |
■マップ
【関連リンク】
・まるラジ ウェブサイト
・ツルハシブックス ウェブサイト
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:書店 屋台のある本屋 新城劇場
・2017/1/31エントリ 元住吉の、遊び心のある古本と中古CD・自主制作CDのお店。「dekotto bokotto(凸っと凹っと)」