目黒線延伸後の平日と副都心線
本日、目黒線が日吉まで延伸されてから初めての平日となりました。
武蔵小杉始発の並び方については、2008/6/21エントリで取り上げ
ましたが、ホームの様子も多少変わりました。
■朝ラッシュ時の武蔵小杉駅・目黒線上りホーム
始発待ちの行列でなくても、それなりの人ごみにはなりますね。
基本的に並ぶためのラインは電車1本分で、その隣に武蔵小杉始発
専用の黄色いラインがあるわけですが、
■武蔵小杉駅の目黒線上りホーム
そうは言っても通常の行列が白いラインの電車1本分(3列)で足りる
わけではないので、当駅始発待ちでなくても実質的には隣の当駅
始発の黄色いラインにもなんとなく並び、白いラインの行列が電車に
吸い込まれたら左に移動する、ということになりそうです。
ただ、それでも全体的にホームの行列は減って、混雑が軽減されて
いると思いました。その代わり、武蔵小杉駅に到着する目黒線の
電車は、すでに乗客でぎっしりの状態で入線してきますが・・・。
■武蔵小杉駅の電光掲示板
武蔵小杉駅の電光掲示板も稼動し、日吉駅行きが表示されています
ね。こちらは前回のエントリでコメントもいただきましたが、表示領域が
小さくなってちょっと見づらくなったと思います。
ところで。
目黒線の日吉延伸は2駅分延びるだけのことですので、特段トラブルも
なく運行されているようですが、個人的に気になるのは連日遅延続きの
東京メトロ副都心線ですね。開業以来毎日遅れている状態なのですが、
何しろ6月14日の開業から本日23日にいたるまで、
10分以上遅延しなかった日が休日も含めて1日もありません。
■東京メトロ公式サイト 副都心線遅延証明書履歴
http://www.tokyometro.jp/delay/history/fukutoshin.html
副都心線は2012年度には東急東横線との相互直通運転を予定しており、
このまま改善されないようですと東横線にこの常態化した遅延が波及する
ことになります。
東武線・西武線・有楽町線・副都心線が相互に乗り入れする複雑な運行
形態が原因のようですが、それによって東横線のダイヤが乱れる頻度が
高まるのは、武蔵小杉周辺のユーザーにとってはいただけないですね。
東横線は路線全長が首都圏の私鉄の中では短い方で、同じ東急でも
田園都市線に比べると遅延は少ない路線です。副都心線との直通による
利便性の向上が東京急行電鉄や東京メトロからはうたわれていますが、
このままですと必ずしも歓迎すべきことだけでもなくなってしまいます。
(そもそも渋谷始発でなくなるデメリットもありますが)
まだ2012年度の直通までは4年ありますから、複雑な運行の見直しや
習熟度の向上など、改善をしていってもらいたいですね。
【関連リンク】
2007/6/21エントリ 目黒線の延伸延期の時期が決定
2008/4/22エントリ 6月22日 目黒線日吉延伸、武蔵小杉始発は残留へ
2008/6/12エントリ 東横線・目黒線新ダイヤ公表
2008/6/21エントリ 目黒線延伸後、武蔵小杉始発の並び方
東京急行電鉄 公式サイト
東京メトロ 公式サイト