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2018年
12月07日

等々力陸上競技場の2018年最終戦。高円宮杯最終節「川崎フロンターレU-18対東京ヴェルディユース戦」が12月9日(日)13時キックオフ

【Reporter:はつしも】

川崎フロンターレアカデミー(育成チーム)の「U-18」が参戦する「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ」の最終節(東京ヴェルディユース戦)が、2018年12月9日(日)13:00キックオフで等々力陸上競技場において開催されます。

J1リーグのトップチームの試合は12月1日に終了していますので、等々力陸上競技場でフロンターレの応援ができる本年最後の試合ということになります。

※開催情報の詳細はエントリ末尾の関連リンクをご参照ください。

■最終節が行われる等々力陸上競技場
等々力陸上競技場 

川崎フロンターレのトップチームの下部には、U-18(18歳以下)、U-15(15歳以下)などのアカデミーが組織され、各年代の優秀な選手がトップチームを目指して育成されています。

「U-18」が参戦する大きな大会のひとつが「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ」であり、無料で観戦が可能です。

普段の練習や試合は等々力第1サッカー場などで行われているのですが、プリンスリーグの最終節は昨年に引き続き等々力陸上競技場で開催されました。
 
■プレミアリーグ昇格戦出場をかけた2017年の最終節・前橋育英高校戦
プレミアリーグ昇格戦出場をかけた前橋育英高校戦 

「高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ」の上には、「プレミアリーグ」という上位リーグが存在します。
プレミアリーグに昇格するための参入戦に出場するためには、勝ち点が3位以内に入っている必要があります。

2017シーズンにおいては、前節時点で川崎フロンターレU-18は4位であり、参入戦出場は最終節の結果にかかっていました。
最終節の対戦相手は首位の前橋育英高校であり、この日も接戦となりました。

開始早々、3分に村田聖樹選手のゴールにより先制するものの、後半に同点に追いつかれました。
後半ロスタイムも時間がなくなり、ラストワンプレーの川崎フロンターレのコーナーキックとなったところでゴールキーパーも含め全員がゴール前に上がります。

そして最後はゴールキーパーの早坂勇希選手がこぼれ球を詰めて決勝ゴールを決めるという、あまりにも劇的な展開でした。
早坂選手は、おそらくゴールキーパーとしては公式戦初ゴールということであったかと思います。

他チームの結果により、川崎フロンターレU-18は得失点差で4位に終わり、残念ながらプレミアリーグ参入戦は出場がかないませんでしたが、たいへん熱い試合を観戦できました。

■劇的な勝利を喜ぶボールボーイのアカデミー生
劇的な勝利を喜ぶボールボーイのアカデミー生

「U-18」の試合のボールボーイや、グッズ販売スタッフなどはアカデミー生の子どもたちがつとめています。

最後の劇的な勝利を、まだ幼いアカデミー生たちも喜んでいました。

■来場者数「1,010人」
来場者数1,010人

■サポーターの皆さん
サポーターの皆さん

試合後半には、「本日の来場者数」も「1,010人」と発表されていました。
普段サポーターが集まるGゾーン、バックスタンドを中心に、たいへん大きな声援が「U-18」に寄せられていました。

先日、中村憲剛選手が報道ステーションに出演し、トップチームでも「かつては3,000人くらいしか入らない時期もあった」ことをインタビューでお話されていました。

そう思うと、「U-18」の試合で千人超えは、なかなかの数字のように思えました。

トップチームの応援と同様に、サポーターの皆さんによる応援歌が展開されます。
また選手ひとりひとりの応援歌はさすがにありませんが、好プレーなどに対して選手の名前を呼びかけるのは変わりません。

もちろんトップチームと比較はできませんけれども、いつもの応援の一体感は得ることができますし、入場無料ですので、個人的には「U-18」の観戦もありではないかと思います。

■ふろん太君も登場
ふろん太君も登場

そしてもちろん、ふろん太君も登場します。
2016年はカブレラもいたのですが、2017年のときは来ていなかったようです。

■勝利を祝う「VAI LA DE FRONTALE」
勝利を祝う「VAI LA DE FRONTALE」

勝利の際、みんなで肩を組んでジャンプしながら歌う応援歌「VAI LA DE FRONTALE」も全く同じです。

高校生ですから、トップチームより少し小柄ですね。

■今年で卒業となる3年生の挨拶
今期で卒業となる3年生の挨拶

今年で引退となる3年生の挨拶

最後に、今年で卒業となる3年生の挨拶がありました。
川崎フロンターレの下部組織であっても、全員がトップチームに入れるわけではありません。

今後大学などでサッカーを続けるにあたっての意気込みや、これまでのサポーターの応援に対する感謝の思いなどを一人ずつお話されていました。

涙する選手の姿も見受けられ、それだけ全力を投じてきたということかと思います。

直接トップチーム昇格でなくても、大学などで経験を積んで、また川崎フロンターレで活躍してくれる選手がここから現れることも期待されます。

■U-18時代の田中碧選手(2016年のプリンスリーグ最終節)
現在はトップチームに昇格した田中碧選手 

■2018シーズンにプロデビューした田中碧選手(9/18札幌戦)
ついにピッチに立った田中碧選手 

■初のベンチ入りを果たした宮代大聖選手
宮代大聖選手 

■同じく「U-18」出身の安藤駿介選手、三好康児選手、板倉滉選手
チャリティートークショー 

■三好康児選手はレンタル移籍先のコンサドーレ札幌を退団へ
三好康児選手 

「川崎フロンターレU-18」出身といえば、最近では田中碧選手、宮代大聖選手、三好康児選手、板倉滉選手などが昇格をしています。
このうち宮代選手は現在もU-18所属ですが、トップチームの試合にも出場できる2種登録選手としてプロ契約を行っています。

2018シーズンは三好選手は期間限定でコンサドーレ札幌へレンタル移籍、板倉選手はベガルタ仙台へレンタル移籍となりました。
しかしながら三好選手はフロンターレに戻る意思が強く、1年で札幌を退団することが決定的になっています。

板倉選手についても生え抜き選手として、また成長して戻ってくることを期待するサポーターが多いようです。


さて、これからのお正月といえば、「全国高校サッカー選手権大会」の印象が強いですね。

同大会は高校の部活サッカーの大会ですけれども、「川崎フロンターレU-18」のようなユースチームの選手たちの姿も、一度見てみてもよいと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ウェブサイト U-18を見に行こう!「12/9東京ヴェルディユース戦」について
高円宮杯 U-18サッカープリンスリーグ関東 ウェブサイト
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