川崎市立小杉小学校北側の「こすぎ公園」3,105平米が供用開始、2つの広場と多目的トイレを設けボール遊びも可能に
【Reporter:はつしも】
川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパス跡地に「川崎市立小杉小学校」と、隣接の街区公園の整備工事を進めてきました。
2019年4月の小杉小学校開校に先立って、隣接公園が「こすぎ公園」として12月26日に供用開始になりました。
同公園では周囲にフェンスをめぐらした広場を設けるなどして「ボール遊び」が禁止されておらず、周辺地域でも貴重な子どもたちのスペースとなりそうです。
■供用開始になった「こすぎ公園」
川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地を33年間の定期借地権により賃借し、南側に「川崎市立小杉小学校」、北側に「こすぎ公園」を配置しました。
「こすぎ公園」は3,105㎡とこの近辺では大きめの規模を有しています。
現地の利用案内には、禁止事項として明記されているのは「犬のはなしがい」「きけんなあそびやよその人にめいがくがかかること」の2点であり、「ボール遊びをする時はまわりに気をつけながらあそびましょう。」とあります。
つまり一定の配慮のもとで、ボール遊びは許容されているということになります。
「こすぎ公園」は、「遊具の広場」と、フェンスに囲まれた「広場」の2つのゾーンに分かれています。
まずは「遊具の広場」から見ていきましょう。
■ブランコ
■滑り台
■鉄棒
■砂場
■乗り物
■ベンチ
「遊具の広場」には、ブランコ、滑り台、鉄棒、砂場、乗り物と、一通りの遊具がそろっています。
ご両親が見守ることができるベンチも、公園の中央に設置してありました。
それでは続いて、フェンスに囲まれた「広場」です。
■フェンスに囲まれた「広場」
「川崎市立小杉小学校」「こすぎ公園」の周囲では、歩道の拡幅も行われています。
その歩道の内側にフェンスがありまして、「こすぎ公園」の敷地の半分ほどを使って「広場」が設けられていました。
■大人向けのストレッチ器具
こちらのフェンスに囲まれた広場には、大人向けのストレッチ器具が2点設置されているほかは、基本的に何もない「広場」となっています。
道路からこの広場への入口はクランク状になっていて、ボールが転がり出ていかない構造でした。
ふたつの広場にはそれぞれの用途が明示してあるわけではありませんが、おそらくはこちらが小学生などの「ボール遊び」を想定しているエリアではないでしょうか。
小さい子を中心とした「遊具の広場」との住み分けが行われることになりそうです。
最近は「ボール遊び禁止」の公園がたいへん多くなりまして、子どものサッカー遊びなどもできる場所がないというのが実状です。
そんな中では、「こすぎ公園」は希少な公園ですね。
■「こすぎ公園」の多目的トイレ
■多目的トイレのおむつ交換台とベビーシート
また、「こすぎ公園」には多目的トイレも設置されています。
このトイレにはおむつ交換台とベビーシートが設置されているほか、中で警報ボタンを押すと建屋の上部についているパトランプが点滅するなど、安全にも配慮がなされていました。
武蔵小杉周辺でこの規模の公園が新設されるのは、同様に武蔵小杉再開発による「中丸子まるっこ公園」以来です。
まだ供用開始になったばかりであまり知られていませんが、2019年4月の「小杉小学校」開校も控えて、今後利用者も増えてくるのではないでしょうか。
【関連リンク】
・川崎市教育委員会 小杉駅周辺地区における小学校の新設について
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
・2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
・2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
・2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
・2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
・2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
・2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
・2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
・2015/12/3エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに
・2016/3/23エントリ 川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続
・2016/11/21エントリ 日本医科大学跡地「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の学校名募集が本日スタート:川崎市教育委員会が12月27日まで受付、2017年度中に正式決定へ
・2016/12/1エントリ 2019年度開校「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の新学区4案が発表、西丸子小・中原小・上丸子小・今井小が学区変更対象候補に。2017年度中に学区決定へ
・2017/2/26エントリ 日本医科大学新丸子キャンパスの解体がほぼ完了、仮囲いが撤去され新設小学校・公園建設予定の約13,000平米の更地がお目見え
・2017/3/3エントリ 「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の名称公募結果が発表:「小杉小学校」が最多応募、「こすぎ小学校」「杉の子小学校」が続く/教室は壁を作らずオープンスペースと一体化
・2017/3/7エントリ 「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の通学区案が新たに4案提示、いずれも既存住宅街の対象範囲縮小・小杉町3丁目はタワーマンションのみが対象に
・2017/5/7エントリ 武蔵小杉駅周辺地区新設小学校の学区が2案に絞り込み、既存住宅街への影響を抑制/名称は「小杉小学校」「こすぎ小学校」が最終候補に
・2017/9/9エントリ 武蔵小杉新設小の校名は「川崎市立小杉小学校」、学区は「小杉町2・3丁目」が最終案に決定、2019年4月開校時の新5・6年生とその兄弟には転校免除の特例適用へ
・2018/3/6エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」の仮囲いに上丸子小・西丸子小・今井小・中原中の皆さんによる「コスギをつなぐ」メッセージが登場
・2018/10/11エントリ 武蔵小杉の新設校「川崎市立小杉小学校」の校舎がお目見え、2019年4月開校に向けた準備が進む
川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパス跡地に「川崎市立小杉小学校」と、隣接の街区公園の整備工事を進めてきました。
2019年4月の小杉小学校開校に先立って、隣接公園が「こすぎ公園」として12月26日に供用開始になりました。
同公園では周囲にフェンスをめぐらした広場を設けるなどして「ボール遊び」が禁止されておらず、周辺地域でも貴重な子どもたちのスペースとなりそうです。
■供用開始になった「こすぎ公園」
川崎市は、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地を33年間の定期借地権により賃借し、南側に「川崎市立小杉小学校」、北側に「こすぎ公園」を配置しました。
「こすぎ公園」は3,105㎡とこの近辺では大きめの規模を有しています。
現地の利用案内には、禁止事項として明記されているのは「犬のはなしがい」「きけんなあそびやよその人にめいがくがかかること」の2点であり、「ボール遊びをする時はまわりに気をつけながらあそびましょう。」とあります。
つまり一定の配慮のもとで、ボール遊びは許容されているということになります。
「こすぎ公園」は、「遊具の広場」と、フェンスに囲まれた「広場」の2つのゾーンに分かれています。
まずは「遊具の広場」から見ていきましょう。
■ブランコ
■滑り台
■鉄棒
■砂場
■乗り物
■ベンチ
「遊具の広場」には、ブランコ、滑り台、鉄棒、砂場、乗り物と、一通りの遊具がそろっています。
ご両親が見守ることができるベンチも、公園の中央に設置してありました。
それでは続いて、フェンスに囲まれた「広場」です。
■フェンスに囲まれた「広場」
「川崎市立小杉小学校」「こすぎ公園」の周囲では、歩道の拡幅も行われています。
その歩道の内側にフェンスがありまして、「こすぎ公園」の敷地の半分ほどを使って「広場」が設けられていました。
■大人向けのストレッチ器具
こちらのフェンスに囲まれた広場には、大人向けのストレッチ器具が2点設置されているほかは、基本的に何もない「広場」となっています。
道路からこの広場への入口はクランク状になっていて、ボールが転がり出ていかない構造でした。
ふたつの広場にはそれぞれの用途が明示してあるわけではありませんが、おそらくはこちらが小学生などの「ボール遊び」を想定しているエリアではないでしょうか。
小さい子を中心とした「遊具の広場」との住み分けが行われることになりそうです。
最近は「ボール遊び禁止」の公園がたいへん多くなりまして、子どものサッカー遊びなどもできる場所がないというのが実状です。
そんな中では、「こすぎ公園」は希少な公園ですね。
■「こすぎ公園」の多目的トイレ
■多目的トイレのおむつ交換台とベビーシート
また、「こすぎ公園」には多目的トイレも設置されています。
このトイレにはおむつ交換台とベビーシートが設置されているほか、中で警報ボタンを押すと建屋の上部についているパトランプが点滅するなど、安全にも配慮がなされていました。
武蔵小杉周辺でこの規模の公園が新設されるのは、同様に武蔵小杉再開発による「中丸子まるっこ公園」以来です。
まだ供用開始になったばかりであまり知られていませんが、2019年4月の「小杉小学校」開校も控えて、今後利用者も増えてくるのではないでしょうか。
【関連リンク】
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・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
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・2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
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