一般社団法人ビブリオポルトスの「絵本のまち・かわさき」2018年度活動が本日終了、3,307冊の絵本が集まり中原区の認可保育園など63か所に寄贈
【Reporter:はつしも】
本サイトでは、2018/7/30エントリや2018/11/26エントリにおいて、一般社団法人ビブリオポルトス代表理事の小松雄也さんによる「絵本のまち・かわさき」活動をご紹介しておりました。
一般社団法人ビブリオポルトスは、川崎市を中心に読書普及活動を行っている団体です。
その一環として取り組まれてきた「絵本のまち・かわさき」は、地域の皆さんから絵本の寄贈をつのり、中原区の認可保育園を中心に届けていくという活動でした。
ご紹介してから約半年が経過しまして、本サイトをご覧になった方からこの間にたいへん多くの絵本の寄贈がありました。
寄贈された本は合計3,307冊、300名近くの方からのご協力がありました。
これらの絵本は中原区の認可外保育所40か所、わくわくプラザ12か所、こども文化センター6か所など、合計63か所の施設に届けられました。
当初の目標は1,000冊の寄贈を行うことでしたから、3倍以上の絵本が集まったことになります。
このたび、「絵本のまち・かわさき」は本日2019年1月31日をもって2018年度の活動に区切りをつけ、また2019年7月ごろに活動を再開することとなりました。
代表理事の小松雄也さんから、これまでの活動報告がありましたので、ご紹介します。
■「絵本のまち・かわさき」の活動報告概要
■絵本の寄贈先一覧
■自転車で絵本を運ぶ小松雄也さん
■「なかはら子ども未来フェスタ」での寄贈受付
「絵本のまち・かわさき」活動は、毎年7月から10月末までの読書週間を1タームとして毎年実施される予定です。
今年は初年度限定ということで、期間を延長して小松さんが1月末まで絵本を届け続けました。
寄贈先は2018年度に新設された認可保育園を皮切りに、絵本の寄贈ニーズのあった保育園に順次届けられていきました。
小松さんは自転車で中原区内を回り、絵本を引き取るとともに各所への寄贈活動を続けてきました。
■「絵本サンタ」
12月には、地域子育て支援センターおおと、みやうち、新丸子や井田こども文化センターにおいて、小松さんが「絵本サンタ」に扮した寄贈イベントが開催されました。
ここでは絵本の寄贈とあわせて、「読み聞かせサンタ」も行われ、子どもたちが絵本を楽しみました。
これらの「絵本のまち・かわさき」活動が評価されたことで、一般社団法人ビブリオポルトスは、川崎市教育委員会より「読書活動優秀団体」として表彰を受けました。
■集まった絵本
小松さんによると、 この活動の目的の一つは「絵本は消耗品」であることの喚起でもあるのだそうです。
人気が高い絵本ほど消耗は激しく、修理が必要な場合も多く、名作は何冊あっても足りていないということです。
小松さんは今後は自身を介さずとも、地域の保育園に協力の輪が広がっていくことを期待されています。
もちろん、個々人がバラバラと連日コンタクトをとってきたり、寄贈する絵本の質も無秩序になるようなことになると、受け入れ側の負担も生じてしまいます。
寄贈したい側の意向よりも必ず受け入れ側のニーズを第一に考えることが大切ですし、小松さんの活動の中では、園児がお昼寝をする「午睡」の時間帯(13時ごろ)に合わせるなどされたそうです。
このあたり、十分な配慮は必要と思われます。
■新設が進む中原区の認可保育所
中原区では、2019年4月にも10か所の認可保育所の新設が予定されています。
限られた予算の中、絵本の需要は引き続き高水準を維持することが予想されています。
前述の通り、小松さんの「絵本のまち・かわさき」活動は今後も7月~10月末の4か月間、毎年継続をしていく予定です。
またこれ以外の読書活動も推進されることと思いますので、ご関心ある方は一般社団法人ビブリオポルトスのウェブサイトや小松さんのSNS等をご参照ください。
【関連リンク】
・一般社団法人ビブリオポルトス ウェブサイト
・「読書のまち・かわさき」と社会起業家 小松雄也の活動記録
・2013/12/18エントリ 中原図書館で「ビブリオバトル入門&体験講座」が2013年12月21日(土)開催
・2014/1/7エントリ 中原図書館の「ビブリオバトル入門&体験講座」開催レポート
・2015/1/27エントリ 影絵巻とビブリオバトルのコラボイベント。「おと絵がたり&絵本ビブリオ」が中原図書館で2月7日(土)開催
・2015/11/12エントリ 「川崎フロンターレと本を読もう!」事業の「おすすめ本ガチンコバトル!」が11月30日まで投票募集中、抽選でホームゲームチケットとサイン本をプレゼント
・2015/12/17エントリ 年末年始、武蔵小杉で読書イベントが集中開催。12/19「こすぎ朝学」12/20「ビブリオバトル」1/16「こすぎナイトキャンパス」1/22「ブックトークカフェ」
・2018/3/21エントリ 川崎市で読書活動を推進、一般社団法人ビブリオポルトスの小松雄也さんが市内養護施設・こども文化センターに本を寄贈するクラウドファンディングを実施中
・2018/6/4エントリ 川崎市で読書活動を推進、一般社団法人ビブリオポルトスの小松雄也さんがクラウドファンディングにより児童養護施設・新日本学園に110冊の選書を寄贈
・2018/6/28エントリ 日本最大、川崎市総合体育大会16連覇の公立中学校「西中原中学校」と、創立70周年大同窓会
・2018/7/30エントリ 川崎市で読書普及活動を推進、一般社団法人ビブリオポルトスと中原区が「絵本のまち、かわさき」運動を展開、絵本の寄贈を募り市内の保育園につなぐ
・2018/11/26エントリ 「第13回なかはら子ども未来フェスタ」開催レポート:保育所への絵本寄贈活動「絵本のまち・かわさき」に314冊の絵本が集まる
本サイトでは、2018/7/30エントリや2018/11/26エントリにおいて、一般社団法人ビブリオポルトス代表理事の小松雄也さんによる「絵本のまち・かわさき」活動をご紹介しておりました。
一般社団法人ビブリオポルトスは、川崎市を中心に読書普及活動を行っている団体です。
その一環として取り組まれてきた「絵本のまち・かわさき」は、地域の皆さんから絵本の寄贈をつのり、中原区の認可保育園を中心に届けていくという活動でした。
ご紹介してから約半年が経過しまして、本サイトをご覧になった方からこの間にたいへん多くの絵本の寄贈がありました。
寄贈された本は合計3,307冊、300名近くの方からのご協力がありました。
これらの絵本は中原区の認可外保育所40か所、わくわくプラザ12か所、こども文化センター6か所など、合計63か所の施設に届けられました。
当初の目標は1,000冊の寄贈を行うことでしたから、3倍以上の絵本が集まったことになります。
このたび、「絵本のまち・かわさき」は本日2019年1月31日をもって2018年度の活動に区切りをつけ、また2019年7月ごろに活動を再開することとなりました。
代表理事の小松雄也さんから、これまでの活動報告がありましたので、ご紹介します。
■「絵本のまち・かわさき」の活動報告概要
活動期間 | 2018年7月4日~2019年1月31日 |
活動内容 | 地域の皆さんから絵本の寄贈を募り、中原区の認可保育園を中心に届ける。 |
寄贈冊数 | 3,307冊 |
寄贈先 | 中原区の下記施設(63か所)に寄贈を行いました。 ●認可保育所40か所 ●認可外保育所1か所 ●わくわくプラザ12か所 ●こども文化センター6か所 ●地域子育て支援センター3か所 ●木月こどもキッチン |
メッセージ | 「絵本のまち、かわさき」運動は2018年7月~10月末の読書週間までを1タームとして毎年実施する予定ですが、今年は初年度限定で1月末まで絵本を届け続けました。 半年近くの間、地元である川崎市を中心に地域の皆様にご協力をいただきました。この度は、皆様の温かいご支援を本当にありがとうございます!! |
Web | 一般社団法人ビブリオポルトス |
■絵本の寄贈先一覧
2018年度新規開設園 | 2018年4月新規開設の9園すべてに寄贈を行いました。 ●第2武蔵小杉コスモス保育園 ●レイモンド元住吉保育園 ●ぶれあ保育園・武蔵中原 ●武蔵小杉雲母保育園 ●みらいく木月園 ●あいみー平間保育園 ●ひまわりほいくえん ●木月ほほえみ保育園 ●ニチイキッズひらま保育園 |
2017年度新規開設園 | 2017年4月新規開設の7園のうち、「絵本が足りていない」と回答のあった5園に寄贈を行いました。 ●武蔵小杉コスモス保育園 ●しらゆり宮内保育園 ●にじいろ保育園武蔵中原 ●武蔵小杉おおぞら保育園 ●エクセレント武蔵新城保育園 |
2016年度新規開設園 | 2016年4月新規開設の6園のうち、4園に寄贈を行いました。 ●ポポラー川崎武蔵小杉園 ●茶々むさしこすぎ保育園 ●心花(こはな)保育園 ●ぶどうの実平間園 |
その他の認可保育園 | 以下、新規開設以外の認可保育園にも寄贈を行いました。 ●らいらっく保育園 ●平間保育園 ●平間乳児保育園 ●茶々なかまち保育園 ●茶々いまい保育園 ●にじいろ保育園武蔵新城 ●すみれ保育園 ●木月保育園 ●多摩保育園 ●中丸子保育園 ●まなびの森保育園向河原 ●ごうじ保育園 ●さくらの木保育園 ●さくらの木乳児保育園 ●武蔵中原もりのこ保育園 ●しらゆり中原保育園 ●みやうち保育園 ●ももの里保育園 ●まんまる保育園 ●こすぎっこ保育園 ●せせらぎ保育園 ●まるこ保育園 |
わくわくプラザ | 寄贈していただいた本の中に小学生向けの「絵本」も数多くありましたため、それらは川崎市の放課後児童クラブ「わくわくプラザ」のうち希望のあった12か所に寄贈させていただきました。 ●上丸子小わくわくプラザ ●東住吉小わくわくプラザ ●今井小わくわくプラザ ●井田小わくわくプラザ ●下小田中わくわくプラザ ●平間小わくわくプラザ ●下河原わくわくプラザ ●苅宿小わくわくプラザ ●大戸小わくわくプラザ ●大谷戸わくわくプラザ ●宮内小わくわくプラザ ●中原わくわくプラザ |
こども文化センター | また、わくわくプラザに加えて、6か所のこども文化センターにも届けることができました。 ●小杉っこスペース ●新丸子こども文化センター ●井田こども文化センター ●平間こども文化センター ●大戸こども文化センター ●宮内こども文化センター |
地域子育て支援センター | 上記のほか、地域子育て支援センターにも「絵本サンタ」として12月に絵本を届けました。 ●地域子育て支援センターおおと ●地域子育て支援センターみやうち ●地域子育て支援センターしんまるこ |
こども食堂 | 「木月キッチン」が運営するこども食堂にも絵本を届けました。 ●木月こどもキッチン |
認可外保育所 | 認可外保育所にも絵本を届けました。 ●アットキッズ中原 |
■自転車で絵本を運ぶ小松雄也さん
■「なかはら子ども未来フェスタ」での寄贈受付
「絵本のまち・かわさき」活動は、毎年7月から10月末までの読書週間を1タームとして毎年実施される予定です。
今年は初年度限定ということで、期間を延長して小松さんが1月末まで絵本を届け続けました。
寄贈先は2018年度に新設された認可保育園を皮切りに、絵本の寄贈ニーズのあった保育園に順次届けられていきました。
小松さんは自転車で中原区内を回り、絵本を引き取るとともに各所への寄贈活動を続けてきました。
■「絵本サンタ」
12月には、地域子育て支援センターおおと、みやうち、新丸子や井田こども文化センターにおいて、小松さんが「絵本サンタ」に扮した寄贈イベントが開催されました。
ここでは絵本の寄贈とあわせて、「読み聞かせサンタ」も行われ、子どもたちが絵本を楽しみました。
これらの「絵本のまち・かわさき」活動が評価されたことで、一般社団法人ビブリオポルトスは、川崎市教育委員会より「読書活動優秀団体」として表彰を受けました。
■集まった絵本
小松さんによると、 この活動の目的の一つは「絵本は消耗品」であることの喚起でもあるのだそうです。
人気が高い絵本ほど消耗は激しく、修理が必要な場合も多く、名作は何冊あっても足りていないということです。
小松さんは今後は自身を介さずとも、地域の保育園に協力の輪が広がっていくことを期待されています。
もちろん、個々人がバラバラと連日コンタクトをとってきたり、寄贈する絵本の質も無秩序になるようなことになると、受け入れ側の負担も生じてしまいます。
寄贈したい側の意向よりも必ず受け入れ側のニーズを第一に考えることが大切ですし、小松さんの活動の中では、園児がお昼寝をする「午睡」の時間帯(13時ごろ)に合わせるなどされたそうです。
このあたり、十分な配慮は必要と思われます。
■新設が進む中原区の認可保育所
中原区では、2019年4月にも10か所の認可保育所の新設が予定されています。
限られた予算の中、絵本の需要は引き続き高水準を維持することが予想されています。
前述の通り、小松さんの「絵本のまち・かわさき」活動は今後も7月~10月末の4か月間、毎年継続をしていく予定です。
またこれ以外の読書活動も推進されることと思いますので、ご関心ある方は一般社団法人ビブリオポルトスのウェブサイトや小松さんのSNS等をご参照ください。
【関連リンク】
・一般社団法人ビブリオポルトス ウェブサイト
・「読書のまち・かわさき」と社会起業家 小松雄也の活動記録
・2013/12/18エントリ 中原図書館で「ビブリオバトル入門&体験講座」が2013年12月21日(土)開催
・2014/1/7エントリ 中原図書館の「ビブリオバトル入門&体験講座」開催レポート
・2015/1/27エントリ 影絵巻とビブリオバトルのコラボイベント。「おと絵がたり&絵本ビブリオ」が中原図書館で2月7日(土)開催
・2015/11/12エントリ 「川崎フロンターレと本を読もう!」事業の「おすすめ本ガチンコバトル!」が11月30日まで投票募集中、抽選でホームゲームチケットとサイン本をプレゼント
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