川崎市と民間企業等連携で「多摩川シェアサイクル社会実験」を実施、丸子橋~二子新地間で「ハローサイクリング」のポート7か所を供用開始
【Reporter:はつしも】
川崎市では、地域の活性化や放置自転車の抑制などの課題に対応するため、シェアサイクルの実証実験を進めています。
この一環として、「多摩川シェアサイクル社会実験」事業として、多摩川サイクリングロードの丸子橋~二子新地間7か所にシェアサイクルのサイクルポートが2019年2月1日に設置されました。
このサイクルポートはセブンイレブンやグランツリー武蔵小杉に導入されている「ハローサイクリング」が仕組みを提供するもので、既存のサイクルポートとの相互利用が可能です。
■「多摩川シェアサイクル社会実験」によるサイクルポート設置場所
※川崎市報道発表資料より
川崎市は、武蔵小杉周辺だけでなく、市内各地域での実証実験を進めています。
このうち「登戸・向ヶ丘遊園駅周辺エリア」と「大師河原エリア」は川崎市が主体となって「川崎市シェアサイクル実証実験」を行います。
両エリアでの取り組みは民間事業者を「Open Street株式会社」(「ハローサイクリング」サービス提供会社)に定め、3月中旬以降に実証実験をスタートする計画です。
一方、「丸子橋~二子新地間」の多摩川サイクリングロードでは、川崎市と連携し、有識者・民間企業等で構成された「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」が主体となって「多摩川シェアサイクル社会実験」を行います。 実証実験の期間は2019年2 月1 日(金)から12 月27 日(金)までの11か月ほどで、この期間に多摩川サイクリングロード7か所に「ハローサイクリング」のサイクルポートを設置し、利用動向等を検証するものとしています。
今回ご紹介するのは、上記のうち後者、「丸子橋~二子新地間」の「多摩川シェアサイクル社会実験」です。
■「多摩川シェアサイクル社会実験」の概要
■丸子橋そばのサイクルポート
こちらは、今回多摩川サイクリングロードに設置されたサイクルポートのうち、丸子橋そばのポートです。
これらのサイクルポートは、自転車を借りて利用したのち、別の場所のサイクルポートに返却することが可能です。
サイクルポートがすべて埋まっていると返却ができませんから、基本的にポートはいくつか空いた状態がデフォルトになっています。
ただし、自転車の返却が特定のサイクルポートに集中すると、満車になる可能性もありますし、貸出が集中して返却されてくる自転車がないと、自転車がポートからなくなる場合もあります。
そのため、「ハローサイクリング」のウェブサイトやスマートフォンアプリでは、各サイクルポートの「貸出可能数」「返却可能台数」がリアルタイムで確認できるようになっています。
■「ハローサイクリング」のシェアサイクル
■電動アシストの操作パネル
「ハローサイクリング」のシェアサイクルは、2019/12/14エントリでご紹介した、グランツリー武蔵小杉やセブンイレブンに導入されているものと基本的に同一仕様です。
電動アシストがついていまして、坂道や、多摩川サイクリングロードの向かい風でも楽に運転することができます。
利用方法は、まずはウェブで会員登録し、利用したいステーションで予約を行います。
そのうえで、現地のシェアサイクルの操作パネルで暗証番号を入力し、ロックを解除します。
■シェアサイクルの操作パネル
また、この操作パネルでnanacoやSuica、PASMOなどのICカードを登録すると、次回以降は予約なしで、現地でICカードをかざすと利用できるようになります。
前述の通り、使い終わったのちは他のサイクルポートでも(空きがあれば)返却が可能です。
■サービス名「ダイチャリ」の表示
なお、この自転車にはグランツリー武蔵小杉と同様、「ハローサイクリング」ではなく「ダイチャリ」というサービス名が表示されていますが、同一のサービスです。
「ハローサイクリング」が基盤となるサービス名で、それを各事業者が「ダイチャリ powered by ハローサイクリング」といった形式で提供しているもののようです。
■武蔵小杉周辺のサイクルポート(赤)と新設されたサイクルポート(青)
前回エントリでは、活用例として東横線や目黒線などが動かなくなった際、東急池上線の「石川台駅」のサイクルポートで自転車を借りて、武蔵小杉のサイクルポートで返却するといった用途をご紹介しました。
今回、多摩川サイクリングロード各所にサイクルポートが設置されたことで、またいろいろ用途が広がるような気がいたします。
例えば、サイクリングは往復の走行距離を勘案して体力配分をする必要がありますが、丸子橋から多摩川上流のかなり遠方までサイクリングし、街中のセブンイレブンなどで返却して南武線で帰ってくる、という使い方もあるかもしれません。
多摩川は休日のスポーツなど多くの方が利用されていますし、そんな皆さんの「ちょっとした移動」など、利便性が高まるとよいと思います。
【関連リンク】
・セブンイレブンウェブサイト ハローサイクリング 利用方法
・ダイチャリ(ハローサイクリング)ウェブサイト
・ハローサイクリング ウェブサイト
・ハローサイクリング ステーションマップ
・2016/3/12エントリ 東京から武蔵小杉への、隠れた帰宅ルート。東急池上線・雪が谷大塚駅から丸子橋まで徒歩16分
・2018/12/14エントリ グランツリー武蔵小杉でレンタサイクルサービス「ハローサイクリング」が提供開始、セブンイレブン各店で拡大中
川崎市では、地域の活性化や放置自転車の抑制などの課題に対応するため、シェアサイクルの実証実験を進めています。
この一環として、「多摩川シェアサイクル社会実験」事業として、多摩川サイクリングロードの丸子橋~二子新地間7か所にシェアサイクルのサイクルポートが2019年2月1日に設置されました。
このサイクルポートはセブンイレブンやグランツリー武蔵小杉に導入されている「ハローサイクリング」が仕組みを提供するもので、既存のサイクルポートとの相互利用が可能です。
■「多摩川シェアサイクル社会実験」によるサイクルポート設置場所
※川崎市報道発表資料より
川崎市は、武蔵小杉周辺だけでなく、市内各地域での実証実験を進めています。
このうち「登戸・向ヶ丘遊園駅周辺エリア」と「大師河原エリア」は川崎市が主体となって「川崎市シェアサイクル実証実験」を行います。
両エリアでの取り組みは民間事業者を「Open Street株式会社」(「ハローサイクリング」サービス提供会社)に定め、3月中旬以降に実証実験をスタートする計画です。
一方、「丸子橋~二子新地間」の多摩川サイクリングロードでは、川崎市と連携し、有識者・民間企業等で構成された「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」が主体となって「多摩川シェアサイクル社会実験」を行います。 実証実験の期間は2019年2 月1 日(金)から12 月27 日(金)までの11か月ほどで、この期間に多摩川サイクリングロード7か所に「ハローサイクリング」のサイクルポートを設置し、利用動向等を検証するものとしています。
今回ご紹介するのは、上記のうち後者、「丸子橋~二子新地間」の「多摩川シェアサイクル社会実験」です。
■「多摩川シェアサイクル社会実験」の概要
実施主体 | クリエイティブ・シティ・コンソーシアム |
運営主体 | OpenStreet 株式会社 |
内容 | ●OpenStreet 株式会社シェアサイクル「ハロー・サイクリング」を活用した自転車の貸出 ●シェアサイクルを通じたサイクリングコース利用のマナー啓発 |
期間 | 2019年2 月1 日(金)から12 月27 日(金)まで |
サイクルポート設置数 | 中原区丸子橋付近など全7 箇所(前掲マップ参照) |
利用方法 | ウェブサイトから無料会員登録後、ご利用いただけます。詳細はホームページで御確認ください。 http://www.hellocycling.jp/ |
料金 | 60 円/15 分、1,000 円/1 日 |
Web | ●川崎市報道発表資料 川崎市シェアサイクル実証実験が始まります ●ハローサイクリング ウェブサイト |
■丸子橋そばのサイクルポート
こちらは、今回多摩川サイクリングロードに設置されたサイクルポートのうち、丸子橋そばのポートです。
これらのサイクルポートは、自転車を借りて利用したのち、別の場所のサイクルポートに返却することが可能です。
サイクルポートがすべて埋まっていると返却ができませんから、基本的にポートはいくつか空いた状態がデフォルトになっています。
ただし、自転車の返却が特定のサイクルポートに集中すると、満車になる可能性もありますし、貸出が集中して返却されてくる自転車がないと、自転車がポートからなくなる場合もあります。
そのため、「ハローサイクリング」のウェブサイトやスマートフォンアプリでは、各サイクルポートの「貸出可能数」「返却可能台数」がリアルタイムで確認できるようになっています。
■「ハローサイクリング」のシェアサイクル
■電動アシストの操作パネル
「ハローサイクリング」のシェアサイクルは、2019/12/14エントリでご紹介した、グランツリー武蔵小杉やセブンイレブンに導入されているものと基本的に同一仕様です。
電動アシストがついていまして、坂道や、多摩川サイクリングロードの向かい風でも楽に運転することができます。
利用方法は、まずはウェブで会員登録し、利用したいステーションで予約を行います。
そのうえで、現地のシェアサイクルの操作パネルで暗証番号を入力し、ロックを解除します。
■シェアサイクルの操作パネル
また、この操作パネルでnanacoやSuica、PASMOなどのICカードを登録すると、次回以降は予約なしで、現地でICカードをかざすと利用できるようになります。
前述の通り、使い終わったのちは他のサイクルポートでも(空きがあれば)返却が可能です。
■サービス名「ダイチャリ」の表示
なお、この自転車にはグランツリー武蔵小杉と同様、「ハローサイクリング」ではなく「ダイチャリ」というサービス名が表示されていますが、同一のサービスです。
「ハローサイクリング」が基盤となるサービス名で、それを各事業者が「ダイチャリ powered by ハローサイクリング」といった形式で提供しているもののようです。
■武蔵小杉周辺のサイクルポート(赤)と新設されたサイクルポート(青)
前回エントリでは、活用例として東横線や目黒線などが動かなくなった際、東急池上線の「石川台駅」のサイクルポートで自転車を借りて、武蔵小杉のサイクルポートで返却するといった用途をご紹介しました。
今回、多摩川サイクリングロード各所にサイクルポートが設置されたことで、またいろいろ用途が広がるような気がいたします。
例えば、サイクリングは往復の走行距離を勘案して体力配分をする必要がありますが、丸子橋から多摩川上流のかなり遠方までサイクリングし、街中のセブンイレブンなどで返却して南武線で帰ってくる、という使い方もあるかもしれません。
多摩川は休日のスポーツなど多くの方が利用されていますし、そんな皆さんの「ちょっとした移動」など、利便性が高まるとよいと思います。
【関連リンク】
・セブンイレブンウェブサイト ハローサイクリング 利用方法
・ダイチャリ(ハローサイクリング)ウェブサイト
・ハローサイクリング ウェブサイト
・ハローサイクリング ステーションマップ
・2016/3/12エントリ 東京から武蔵小杉への、隠れた帰宅ルート。東急池上線・雪が谷大塚駅から丸子橋まで徒歩16分
・2018/12/14エントリ グランツリー武蔵小杉でレンタサイクルサービス「ハローサイクリング」が提供開始、セブンイレブン各店で拡大中