武蔵小杉の新設校・川崎市立小杉小学校の校歌が公開、児童作詞と市内出身川﨑龍氏作曲により完成
【Reporter:はつしも】
2019年4月に「川崎市立小杉小学校」が開校し、その初年度が後半にさしかっています。
初年度ならではのプロセスとして、同校の「校歌」が6年生児童たちの手によって作詞され、完成版が11月に公開されましたので、ご紹介したいと思います。
■川崎市立小杉小学校
■同校の正門前の掲示
川崎市立小杉小学校は、武蔵小杉駅周辺の再開発による急激な児童数の増加に対応するために設立されました。
同校の敷地はかつて日本医科大学新丸子キャンパスがあった場所で、地権者は現在も日本医科大学のまま、川崎市が33年間の定期借地権を得て小学校を設置しています。
同校の校舎はきれいなデザインで、教室と廊下・広場スペースをシームレスにするなど従来型のイメージを覆す校舎になっています。
校舎の内容は2019/3/23エントリでご紹介をしておりますので、ご参照ください。
小杉小学校の校歌は、4月の開校時点においては用意されていませんでした。
あらかじめ用意した校歌をお仕着せにするのではなく、児童たちが実際に小杉小学校に通いながら、ふさわしい校歌を自分たちの手で作っていくことになったわけです。
入学後の5月頃から、6年生の「総合的な学習」の時間を使って、校歌の歌詞作りが進められてきました。
そして10月には作曲家の川﨑龍氏のメロディに合わせた歌詞が完成し、11月に同小学校のウェブサイト、および校門前で一般に公開される運びとなったものです。
■川崎市立小杉小学校の校歌(PDF)
http://www.keins.city.kawasaki.jp/2/ke212001/osirase/koukahyoukai.pdf
川崎市立小杉小学校の校歌全文は、上記のPDFをご参照ください。
1番、2番で構成された、歌いやすそうな校歌です。
■人工芝の校庭
小杉小学校を外から見た時に最も特徴的に目に留まるのが、校庭が人工芝であるということです。
これは児童の安全向上ということも勿論ありますが、校庭から砂塵が舞って、周辺環境に大きな影響を与えてしまうことを防止することも目的としています。
それならほかの小学校も同じではないかという話になりますが、これは「ずっと昔からあった」小学校と、住宅街として成熟したところに「あとから作る」現代社会の小学校では、建設にあたって周辺地域で求められる配慮や合意形成のレベルが異なるということでしょう。
小杉小学校の校歌の冒頭は「さわやかな緑の庭」というフレーズから始まります。
これは小杉小学校ならではの、人工芝の校庭を表現したものと思われます。
■木材を活かした校舎
■木材を活かした校舎の絵
小杉小学校の校舎は、木材を活かしたつくりになっています。
これらの木材は、北海道のメジロカバ、秋田県・宮城県・埼玉県・神奈川県・宮崎県のスギ、群馬県のヒノキ・スギ、徳島県のヒノキなどが使われています。
このたび完成した校歌の中にも、「木の温もり」と、校舎の特徴が盛り込まれていました。
なお、作曲を行った川﨑 龍氏は、川崎市出身です。
東京藝術大学在学中からTVアニメやCMなどの音楽を手掛けてきたほか、⾼嶋ちさ⼦さん、沖仁さん、須川展也さんなどのアーテイストに作曲・編曲も提供しているということです。
メロディーはウェブサイトには掲載されていませんが、小杉小学校の児童の皆さんが、さっそく校内の催し等で歌っていることと思います。
【関連リンク】
・川崎市立小杉小学校 ウェブサイト
・川﨑龍 twitter
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
・2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
・2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
・2016/3/23エントリ 川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続
・2016/11/21エントリ 日本医科大学跡地「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の学校名募集が本日スタート:川崎市教育委員会が12月27日まで受付、2017年度中に正式決定へ
・2016/12/1エントリ 2019年度開校「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の新学区4案が発表、西丸子小・中原小・上丸子小・今井小が学区変更対象候補に。2017年度中に学区決定へ
・2017/2/26エントリ 日本医科大学新丸子キャンパスの解体がほぼ完了、仮囲いが撤去され新設小学校・公園建設予定の約13,000平米の更地がお目見え
・2017/3/3エントリ 「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の名称公募結果が発表:「小杉小学校」が最多応募、「こすぎ小学校」「杉の子小学校」が続く/教室は壁を作らずオープンスペースと一体化
・2017/3/7エントリ 「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の通学区案が新たに4案提示、いずれも既存住宅街の対象範囲縮小・小杉町3丁目はタワーマンションのみが対象に
・2017/5/7エントリ 武蔵小杉駅周辺地区新設小学校の学区が2案に絞り込み、既存住宅街への影響を抑制/名称は「小杉小学校」「こすぎ小学校」が最終候補に
・2017/9/9エントリ 武蔵小杉新設小の校名は「川崎市立小杉小学校」、学区は「小杉町2・3丁目」が最終案に決定、2019年4月開校時の新5・6年生とその兄弟には転校免除の特例適用へ
・2018/3/6エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」の仮囲いに上丸子小・西丸子小・今井小・中原中の皆さんによる「コスギをつなぐ」メッセージが登場
・2018/10/11エントリ 武蔵小杉の新設校「川崎市立小杉小学校」の校舎がお目見え、2019年4月開校に向けた準備が進む
・2018/12/28エントリ 川崎市立小杉小学校北側の「こすぎ公園」3,105平米が供用開始、2つの広場と多目的トイレを設けボール遊びも可能に
・2019/3/6エントリ 2019年4月開校を控え「川崎市立小杉小学校」が完成、校庭には人工芝を敷設
・2019/3/23エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」竣工式が本日開催、従来イメージを覆す最新校舎を一挙公開!
2019年4月に「川崎市立小杉小学校」が開校し、その初年度が後半にさしかっています。
初年度ならではのプロセスとして、同校の「校歌」が6年生児童たちの手によって作詞され、完成版が11月に公開されましたので、ご紹介したいと思います。
■川崎市立小杉小学校
■同校の正門前の掲示
川崎市立小杉小学校は、武蔵小杉駅周辺の再開発による急激な児童数の増加に対応するために設立されました。
同校の敷地はかつて日本医科大学新丸子キャンパスがあった場所で、地権者は現在も日本医科大学のまま、川崎市が33年間の定期借地権を得て小学校を設置しています。
同校の校舎はきれいなデザインで、教室と廊下・広場スペースをシームレスにするなど従来型のイメージを覆す校舎になっています。
校舎の内容は2019/3/23エントリでご紹介をしておりますので、ご参照ください。
小杉小学校の校歌は、4月の開校時点においては用意されていませんでした。
あらかじめ用意した校歌をお仕着せにするのではなく、児童たちが実際に小杉小学校に通いながら、ふさわしい校歌を自分たちの手で作っていくことになったわけです。
入学後の5月頃から、6年生の「総合的な学習」の時間を使って、校歌の歌詞作りが進められてきました。
そして10月には作曲家の川﨑龍氏のメロディに合わせた歌詞が完成し、11月に同小学校のウェブサイト、および校門前で一般に公開される運びとなったものです。
■川崎市立小杉小学校の校歌(PDF)
http://www.keins.city.kawasaki.jp/2/ke212001/osirase/koukahyoukai.pdf
川崎市立小杉小学校の校歌全文は、上記のPDFをご参照ください。
1番、2番で構成された、歌いやすそうな校歌です。
■人工芝の校庭
小杉小学校を外から見た時に最も特徴的に目に留まるのが、校庭が人工芝であるということです。
これは児童の安全向上ということも勿論ありますが、校庭から砂塵が舞って、周辺環境に大きな影響を与えてしまうことを防止することも目的としています。
それならほかの小学校も同じではないかという話になりますが、これは「ずっと昔からあった」小学校と、住宅街として成熟したところに「あとから作る」現代社会の小学校では、建設にあたって周辺地域で求められる配慮や合意形成のレベルが異なるということでしょう。
小杉小学校の校歌の冒頭は「さわやかな緑の庭」というフレーズから始まります。
これは小杉小学校ならではの、人工芝の校庭を表現したものと思われます。
■木材を活かした校舎
■木材を活かした校舎の絵
小杉小学校の校舎は、木材を活かしたつくりになっています。
これらの木材は、北海道のメジロカバ、秋田県・宮城県・埼玉県・神奈川県・宮崎県のスギ、群馬県のヒノキ・スギ、徳島県のヒノキなどが使われています。
このたび完成した校歌の中にも、「木の温もり」と、校舎の特徴が盛り込まれていました。
なお、作曲を行った川﨑 龍氏は、川崎市出身です。
東京藝術大学在学中からTVアニメやCMなどの音楽を手掛けてきたほか、⾼嶋ちさ⼦さん、沖仁さん、須川展也さんなどのアーテイストに作曲・編曲も提供しているということです。
メロディーはウェブサイトには掲載されていませんが、小杉小学校の児童の皆さんが、さっそく校内の催し等で歌っていることと思います。
【関連リンク】
・川崎市立小杉小学校 ウェブサイト
・川﨑龍 twitter
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
・2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
・2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
・2016/3/23エントリ 川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続
・2016/11/21エントリ 日本医科大学跡地「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の学校名募集が本日スタート:川崎市教育委員会が12月27日まで受付、2017年度中に正式決定へ
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・2017/3/7エントリ 「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の通学区案が新たに4案提示、いずれも既存住宅街の対象範囲縮小・小杉町3丁目はタワーマンションのみが対象に
・2017/5/7エントリ 武蔵小杉駅周辺地区新設小学校の学区が2案に絞り込み、既存住宅街への影響を抑制/名称は「小杉小学校」「こすぎ小学校」が最終候補に
・2017/9/9エントリ 武蔵小杉新設小の校名は「川崎市立小杉小学校」、学区は「小杉町2・3丁目」が最終案に決定、2019年4月開校時の新5・6年生とその兄弟には転校免除の特例適用へ
・2018/3/6エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」の仮囲いに上丸子小・西丸子小・今井小・中原中の皆さんによる「コスギをつなぐ」メッセージが登場
・2018/10/11エントリ 武蔵小杉の新設校「川崎市立小杉小学校」の校舎がお目見え、2019年4月開校に向けた準備が進む
・2018/12/28エントリ 川崎市立小杉小学校北側の「こすぎ公園」3,105平米が供用開始、2つの広場と多目的トイレを設けボール遊びも可能に
・2019/3/6エントリ 2019年4月開校を控え「川崎市立小杉小学校」が完成、校庭には人工芝を敷設
・2019/3/23エントリ 2019年4月開校「川崎市立小杉小学校」竣工式が本日開催、従来イメージを覆す最新校舎を一挙公開!