多摩川土手・等々力緑地北側で河津桜に続いて「神代曙」「大島桜」「淡墨桜」が開花
【Reporter:はつしも】
本サイトではこれまでに、多摩川土手の「河津桜」を中心にご紹介してまいりました。
今回はそれ以外の「神代曙(ジンダイアケボノ)」「大島桜(オオシマザクラ)」「淡墨桜(ウスズミザクラ)」をご紹介したいと思います。
■多摩川土手・等々力緑地北側の桜ゾーン
多摩川の土手には、「かわさき多摩川ふれあいロード」が整備されています。
正式名称は多摩川サイクリングコースですが、歩行者優先の遊歩道であるにもかかわらず自転車優先のイメージが先行し、安全面での懸念が指摘されたことから2020年2月4日にこのような愛称が制定されました。
ふれあいロードのうち等々力緑地北側のゾーンには、500mほどの間にさまざまな種類の桜が植えられています。
これまでにご紹介してきた「河津桜」、おなじみの「八重桜」に加えて植えられているのが「神代曙」「大島桜」「薄墨桜」です。
■「神代曙」
比較的ソメイヨシノに近い色合いだったのが、「神代曙」です。
ただし花弁の中央から外側に向かってグラデーションがあるのが、また違う魅力になっています。
「神代曙」の発祥は、今から50年以上前に遡ります。
1912年にワシントンD.C.にソメイヨシノが贈られたのち、現地での交配により「Akebono(曙)」と呼ばれる品種が誕生しました。
これを1965年に東京都の神代植物園で接ぎ木して育てたところ、そのうち1本がもともとの「Akebono」とは異なる品種であることが発見されました。
これを原木とし、新たに登録された品種が「神代植物園のAkebono」=「神代曙」となったわけです。
開花時期はソメイヨシノよりも微妙に早く、前倒しのお花見に好適です。
■「大島桜」
そして白い花弁が特徴的なのが、「大島桜」です。
大島桜は伊豆大島などに多く自生する品種で、それが名前のもとになっています。
現地の説明札にも書いてありましたが、大島桜の香りの良い葉は桜餅によく使われているのだそうです。
またソメイヨシノなどの、多くの園芸品種を生み出しました。
■「淡墨桜」(エドヒガンザクラ)
そして最後は「淡墨桜」です。
こちらも白色ですが、花弁の中央が緑がかった大島桜に対して、こちらは中央が赤みを帯びています。
「淡墨桜」は基本的には岐阜県本巣市の淡墨公園にある一本桜を指す固有名詞で、樹齢1,500年をこえるエドヒガンザクラの古木とされています。
散り際には淡墨色に変わることから、それが名前の由来になっています。
ここに植えられているのはその淡墨桜に由来する桜、ということで、品種名としてはエドヒガンザクラと思われます。
■パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンの「エドヒガンザクラ」
2020/3/20エントリでは、パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンの公開空地に植えられているものをご紹介いたしました。
花弁を見ると、おおよそ同じ品種と思われます。
多摩川土手に植えられた木々はまだ若く、2000年頃から地域の有志の方が植えていったものなのだそうです。
これからソメイヨシノが満開になり、そのあとに八重桜も咲いてきますから、2月頃の河津桜から始まって長期間お花見が楽しめます。
時期ごとに見ごろの桜が変わりますので、お好きな時期に訪れてみてください。
■花が散って葉桜になった河津桜
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:生活情報:公園・公開空地 多摩川緑地
・2016/2/27エントリ 江川せせらぎ遊歩道の河津桜が見頃に:鳥の蜜の吸い方2種と、大きなお雛様登場
・2017/2/24エントリ ひと足先に、武蔵小杉で春気分。多摩川土手・等々力緑地北側の河津桜が見ごろに
・2018/3/1エントリ 二ヶ領用水・南武沿線道路南側の「河津桜」ライトアップ
・2018/4/15エントリ 等々力緑地の彩り豊かな花壇と、多摩川土手の八重桜
・2019/3/16エントリ 二ヶ領用水の桜模様。「河津桜」「寒緋桜」の花弁と、総合自治会館近くのソメイヨシノ「桜のトンネル」伐採 ・2020/2/23エントリ 歩行者優先「多摩川サイクリングコース」の誤解を払拭する愛称が「かわさき多摩川ふれあいロード」に決定、等々力緑地北側では河津桜が見頃に
・2020/3/19エントリ 武蔵小杉のソメイヨシノが開花、「第43回こすぎ名物花見市」「富士通フェスティバル春まつり川崎2020」「第35回中原桃まつり」は中止に
・2020/3/21エントリ 等々力緑地・フロンパークのしだれ桜が見頃に、薄紅・白の2色が鮮やか
本サイトではこれまでに、多摩川土手の「河津桜」を中心にご紹介してまいりました。
今回はそれ以外の「神代曙(ジンダイアケボノ)」「大島桜(オオシマザクラ)」「淡墨桜(ウスズミザクラ)」をご紹介したいと思います。
■多摩川土手・等々力緑地北側の桜ゾーン
多摩川の土手には、「かわさき多摩川ふれあいロード」が整備されています。
正式名称は多摩川サイクリングコースですが、歩行者優先の遊歩道であるにもかかわらず自転車優先のイメージが先行し、安全面での懸念が指摘されたことから2020年2月4日にこのような愛称が制定されました。
ふれあいロードのうち等々力緑地北側のゾーンには、500mほどの間にさまざまな種類の桜が植えられています。
これまでにご紹介してきた「河津桜」、おなじみの「八重桜」に加えて植えられているのが「神代曙」「大島桜」「薄墨桜」です。
■「神代曙」
比較的ソメイヨシノに近い色合いだったのが、「神代曙」です。
ただし花弁の中央から外側に向かってグラデーションがあるのが、また違う魅力になっています。
「神代曙」の発祥は、今から50年以上前に遡ります。
1912年にワシントンD.C.にソメイヨシノが贈られたのち、現地での交配により「Akebono(曙)」と呼ばれる品種が誕生しました。
これを1965年に東京都の神代植物園で接ぎ木して育てたところ、そのうち1本がもともとの「Akebono」とは異なる品種であることが発見されました。
これを原木とし、新たに登録された品種が「神代植物園のAkebono」=「神代曙」となったわけです。
開花時期はソメイヨシノよりも微妙に早く、前倒しのお花見に好適です。
■「大島桜」
そして白い花弁が特徴的なのが、「大島桜」です。
大島桜は伊豆大島などに多く自生する品種で、それが名前のもとになっています。
現地の説明札にも書いてありましたが、大島桜の香りの良い葉は桜餅によく使われているのだそうです。
またソメイヨシノなどの、多くの園芸品種を生み出しました。
■「淡墨桜」(エドヒガンザクラ)
そして最後は「淡墨桜」です。
こちらも白色ですが、花弁の中央が緑がかった大島桜に対して、こちらは中央が赤みを帯びています。
「淡墨桜」は基本的には岐阜県本巣市の淡墨公園にある一本桜を指す固有名詞で、樹齢1,500年をこえるエドヒガンザクラの古木とされています。
散り際には淡墨色に変わることから、それが名前の由来になっています。
ここに植えられているのはその淡墨桜に由来する桜、ということで、品種名としてはエドヒガンザクラと思われます。
■パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンの「エドヒガンザクラ」
2020/3/20エントリでは、パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンの公開空地に植えられているものをご紹介いたしました。
花弁を見ると、おおよそ同じ品種と思われます。
多摩川土手に植えられた木々はまだ若く、2000年頃から地域の有志の方が植えていったものなのだそうです。
これからソメイヨシノが満開になり、そのあとに八重桜も咲いてきますから、2月頃の河津桜から始まって長期間お花見が楽しめます。
時期ごとに見ごろの桜が変わりますので、お好きな時期に訪れてみてください。
■花が散って葉桜になった河津桜
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