中原消防団住吉分団の「住吉東器具置場」が公有地に拡張移転、女性団員受け入れにも配慮した施設に
【Reporter:はつしも】
中原消防団住吉分団の「住吉東器具置場」が木月4丁目に新たに整備されました。
シャッターには川崎市消防局のキャラクター「太助(たすけ)」が、大きく描かれています。
この器具置場は市ノ坪の東海旅客鉄道所有地から公有地の移転であり、公有地への移転により安定的な運営体制を確立するものです。
また従来よりも施設を拡張して防災力を高めるともに、女性トイレを設置することで女性の消防団員の受け入れにも配慮した施設となっています。
■中原消防団の「住吉東器具置場」
「消防団」とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関です。
火災や大規模災害発生時に地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員として位置づけられています。
地域における消防・防災のリーダーとして平時から地域に密着し、コミュニティの維持をはかる組織でもあることから、消防団では各地域に「班」を設置し、班ごとの施設や器具を保有しています。
■「中原消防団」の組織構成(2020年4月1日現在)
中原消防団では、条例で定められた定足数249名に対して、2020年4月1日現在で210名が活動されています。
そのうち「住吉分団」が最多の52名で、「住吉東班」「住吉西班」に分かれています。
今回器具置場が完成したのは「住吉東班」です。
■住吉東班の用具置場(正面から)
消防団の器具置場には、単に物置きとしての機能だけでなく、災害発生時には消防団員が集結する拠点として使われるほか、平時には消防団の会議や器材等の手入れなどでも活用されています。
器具置場は川崎市内に50か所以上あり、そのうち3割程度が借地に建てられている状態です。
土地が借地ですと、地権者の急な意向により移転を余儀なくされたり、消防団の活用に支障が生じる可能性があります。
そのため川崎市消防局では、安定的な運営が可能な公有地等への移転を推進してきました。
しかしながら従来、住吉分団の器具置場のひとつは、東海旅客鉄道株式会社が所有する市ノ坪の土地に建てられていました。
この建物は手狭であったことから、中原消防団から川崎市に対して、2015年5月に移転改築の要望がありました。
その後関係局との調整を経て、今回の木月4丁目の公有地への移転が実現したわけです。
冒頭にご紹介した通り、今回の移転により従来よりも建築面積が拡張され、大規模災害時には人員や器材等の一括管理が可能となりました。
また女性用トイレが設置され、女性の消防団員の受け入れに配慮した施設にもなっています。
■シャッターに描かれた「太助」
住吉東器具置場のシャッターには、川崎市消防局のマスコットキャラクター「太助」が大きく描かれています。
親しみのあるデザインですし、このようにわかりやすいビジュアルによって、「この建物が消防施設である」ことが認知しやすくなる効果もありそうです。
現在、首都圏においては、将来的に大規模な震災などの災害発生が想定されており、各地域での防災力を高めることが求められています。
そんな中で各地の消防団は常設の「消防署」ではカバーしきれない領域を担っています。
今後一層重要性が高まってくるでしょうし、非常時に十分な活動ができるための体制整備も必要と思われます。
■地域イベント「なかはら子ども未来フェスタ」での「太助」
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 中原消防団
・川崎市中原消防団大戸分団 Facebookページ
(中原消防団関連)
・2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
・2016/4/22エントリ 夜の東住吉小学校で、中原消防団が消防ホースの巻き取り訓練を実施
・2017/6/5エントリ 「第46回中原消防団消防大会」が等々力緑地で開催、中原区の各分団が救助・出動・消火の技を競い合う
・2019/1/6エントリ 「平成31年中原地区消防出初式」が等々力緑地で開催、消防航空隊ヘリ「そよかぜ2号」も登場
(太助関連)
・2013/11/11エントリ 川崎市消防局の「太助」が、武蔵小杉駅前を歩く
・2016/11/26エントリ 「第11回なかはら子ども未来フェスタ」開催レポート:ふろん太くん・太助・ロジーちゃんなどが中原区役所に集結
中原消防団住吉分団の「住吉東器具置場」が木月4丁目に新たに整備されました。
シャッターには川崎市消防局のキャラクター「太助(たすけ)」が、大きく描かれています。
この器具置場は市ノ坪の東海旅客鉄道所有地から公有地の移転であり、公有地への移転により安定的な運営体制を確立するものです。
また従来よりも施設を拡張して防災力を高めるともに、女性トイレを設置することで女性の消防団員の受け入れにも配慮した施設となっています。
■中原消防団の「住吉東器具置場」
「消防団」とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関です。
火災や大規模災害発生時に地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員として位置づけられています。
地域における消防・防災のリーダーとして平時から地域に密着し、コミュニティの維持をはかる組織でもあることから、消防団では各地域に「班」を設置し、班ごとの施設や器具を保有しています。
■「中原消防団」の組織構成(2020年4月1日現在)
本部・分団 | 団員数 | 班ごとの所在地 |
本部 | 15 | 新丸子東3-1175-1 中原消防署内 |
中原分団 | 39 | 小杉班:小杉御殿町1-940-15 宮内班:宮内2-26-39 |
大戸分団 | 42 | 上小田中班:上小田中3-3-19 下小田中班:下小田中2-9-3 |
住吉分団 | 52 | 住吉西班:木月祇園町17-5 住吉東班:木月4-14-5 |
玉川分団 | 30 | 平間班:北谷町75-1 下沼部班:下沼部1745 |
丸子分団 | 32 | 新丸子東1-821 |
中原消防団では、条例で定められた定足数249名に対して、2020年4月1日現在で210名が活動されています。
そのうち「住吉分団」が最多の52名で、「住吉東班」「住吉西班」に分かれています。
今回器具置場が完成したのは「住吉東班」です。
■住吉東班の用具置場(正面から)
消防団の器具置場には、単に物置きとしての機能だけでなく、災害発生時には消防団員が集結する拠点として使われるほか、平時には消防団の会議や器材等の手入れなどでも活用されています。
器具置場は川崎市内に50か所以上あり、そのうち3割程度が借地に建てられている状態です。
土地が借地ですと、地権者の急な意向により移転を余儀なくされたり、消防団の活用に支障が生じる可能性があります。
そのため川崎市消防局では、安定的な運営が可能な公有地等への移転を推進してきました。
しかしながら従来、住吉分団の器具置場のひとつは、東海旅客鉄道株式会社が所有する市ノ坪の土地に建てられていました。
この建物は手狭であったことから、中原消防団から川崎市に対して、2015年5月に移転改築の要望がありました。
その後関係局との調整を経て、今回の木月4丁目の公有地への移転が実現したわけです。
冒頭にご紹介した通り、今回の移転により従来よりも建築面積が拡張され、大規模災害時には人員や器材等の一括管理が可能となりました。
また女性用トイレが設置され、女性の消防団員の受け入れに配慮した施設にもなっています。
■シャッターに描かれた「太助」
住吉東器具置場のシャッターには、川崎市消防局のマスコットキャラクター「太助」が大きく描かれています。
親しみのあるデザインですし、このようにわかりやすいビジュアルによって、「この建物が消防施設である」ことが認知しやすくなる効果もありそうです。
現在、首都圏においては、将来的に大規模な震災などの災害発生が想定されており、各地域での防災力を高めることが求められています。
そんな中で各地の消防団は常設の「消防署」ではカバーしきれない領域を担っています。
今後一層重要性が高まってくるでしょうし、非常時に十分な活動ができるための体制整備も必要と思われます。
■地域イベント「なかはら子ども未来フェスタ」での「太助」
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 中原消防団
・川崎市中原消防団大戸分団 Facebookページ
(中原消防団関連)
・2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
・2016/4/22エントリ 夜の東住吉小学校で、中原消防団が消防ホースの巻き取り訓練を実施
・2017/6/5エントリ 「第46回中原消防団消防大会」が等々力緑地で開催、中原区の各分団が救助・出動・消火の技を競い合う
・2019/1/6エントリ 「平成31年中原地区消防出初式」が等々力緑地で開催、消防航空隊ヘリ「そよかぜ2号」も登場
(太助関連)
・2013/11/11エントリ 川崎市消防局の「太助」が、武蔵小杉駅前を歩く
・2016/11/26エントリ 「第11回なかはら子ども未来フェスタ」開催レポート:ふろん太くん・太助・ロジーちゃんなどが中原区役所に集結