井田病院再編整備Ⅳ期事業:井田山の斜面防護と歩道整備で市民健康の森からのショートカットが開通
【Reporter:はつしも】
川崎市では、川崎市立井田病院の再編整備事業の一環として、井田山の斜面防護工事と歩道の整備を進めてきました。
その経過については本サイトでもお伝えしてきましたが、当初の住民説明会から10年を経て2019年11月1日、ついに斜面防護と歩道が完成しました。
今回はこの歩道をご紹介したいと思います。
■川崎市立井田病院(Ⅰ期・Ⅱ期工事)
■同病院の駐車場棟(Ⅲ期工事)
■ロータリー(Ⅲ期工事)
川崎市による井田病院再編整備事業は、2009年から事業がスタートしています。
事業はⅠ期~Ⅳ期に分かれ、Ⅰ・Ⅱ期工事では地上7階建ての病院新棟が建設されました。
続くⅢ期工事では駐車場棟および院内保育所・ロータリーが整備されています。
そして今回ご紹介するのが、Ⅳ期工事の斜面防護および歩道です。
■井田山斜面防護および歩道整備マップ
■防護および歩道整備前の斜面(Ⅳ期工事・作業中)
■完成した斜面防護と歩道(Ⅳ期工事)
斜面防護と歩道の整備については、2008年に実施された住民説明会ではもっと早く完成する予定でした。
しかしながら施工上、土砂の搬出経路に問題があることが判明し、斜面上部の井田病院敷地を工事に活用することで2009年に計画変更が行なわれました。
その計画ではⅢ期工事の「駐車場棟」が完成しないことには、斜面防護工事が着手できません。
駐車場棟が2017年7月に完成したのちに斜面防護工事が着手され、2019年11月1日に完成と、大幅にスケジュールが遅れつつも現在に至るというわけです。
工事完成により、ご覧の通り、斜面の崩落を防ぐ防護壁がコンクリートで固められるとともに、歩道が整備されました。
これにより、井田山の下(市民健康の森)から、井田山の上(川崎市立井田病院付近)まで階段で登ることができるようになりました。
■斜面付きの階段
この歩道は平坦な部分は少なく、大部分が階段になっています。
階段の脇にはスロープもあり、一応自転車などを押して上ることもできなくはないのですが、勾配がかなりきついため成人男性でも正直おすすめはできません。
(お子さんなどが途中で自転車の重みに負けて滑ったり転倒したりすると、たいへん危険です。)
途中、写真左側から雑草がかなり伸びてきて、スロープがなかば塞がれているようなところもありました。
基本的には歩行者のための通路、と考えてよいと思います。
■井田病院再編整備計画図(川崎市発表資料より)
■引き続き第Ⅳ期工事で進められる敷地内西側エリア
井田病院再編整備事業では、第Ⅳ期工事において2020年度(令和2年度)に引き続き敷地内西側エリアの緑地の整備が進められる計画です。
長年にわたって進められてきた事業も、いよいよ終わりが見えてきました。
【関連リンク】
・川崎市立井田病院 ウェブサイト
(井田山関連)
・2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
・2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
・2012/5/1エントリ 井田山(3)井田病院の新棟が本日開院
・2013/6/1エントリ 井田山(4):中原区市民健康の森と、ホタル の放流
・2014/5/30エントリ 井田山のホタル観賞会「ヒカリノモリへ」が 2014年6月5日(木)まで開催中
・2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医 療・救急医療などを機能強化
・2016/3/7エントリ 川崎市バスが4月1日の井田方面大幅増便ダイ ヤ・「小杉駅入口グランツリー前」バス停新設を発表、井田病院行無料シャトルバス は3月31日廃止
・2016/6/10エントリ 井田山・中原区市民健康の森のホタル観賞会 「ヒカリノモリ」が本日6月10日(金)から12日(日)まで開催
・2016/8/16エントリ 井田山周辺の別世界。アイザック・ニュートン生家のりんごの木を継承する、新日鉄先端技術研究所跡地の分譲住宅街「さくらが丘Isaac日吉」を歩く
・2016/12/10エントリ 井田山(5):東京都心と、武蔵小杉・新川崎の高層ビル群を一望する。隠れたパノラマスポット「井田伊勢台公園」
・2018/7/24エントリ 川崎市立井田病院再整備事業・Ⅲ期工事で完成、ロータリー・立体駐車場と院内保育園
・2018/8/16エントリ 井田病院再整備Ⅲ期工事完成に続き井田山の斜面防護工事が着手、「中原区市民健康の森」の歩道も整備へ
川崎市では、川崎市立井田病院の再編整備事業の一環として、井田山の斜面防護工事と歩道の整備を進めてきました。
その経過については本サイトでもお伝えしてきましたが、当初の住民説明会から10年を経て2019年11月1日、ついに斜面防護と歩道が完成しました。
今回はこの歩道をご紹介したいと思います。
■川崎市立井田病院(Ⅰ期・Ⅱ期工事)
■同病院の駐車場棟(Ⅲ期工事)
■ロータリー(Ⅲ期工事)
川崎市による井田病院再編整備事業は、2009年から事業がスタートしています。
事業はⅠ期~Ⅳ期に分かれ、Ⅰ・Ⅱ期工事では地上7階建ての病院新棟が建設されました。
続くⅢ期工事では駐車場棟および院内保育所・ロータリーが整備されています。
そして今回ご紹介するのが、Ⅳ期工事の斜面防護および歩道です。
■井田山斜面防護および歩道整備マップ
■防護および歩道整備前の斜面(Ⅳ期工事・作業中)
■完成した斜面防護と歩道(Ⅳ期工事)
斜面防護と歩道の整備については、2008年に実施された住民説明会ではもっと早く完成する予定でした。
しかしながら施工上、土砂の搬出経路に問題があることが判明し、斜面上部の井田病院敷地を工事に活用することで2009年に計画変更が行なわれました。
その計画ではⅢ期工事の「駐車場棟」が完成しないことには、斜面防護工事が着手できません。
駐車場棟が2017年7月に完成したのちに斜面防護工事が着手され、2019年11月1日に完成と、大幅にスケジュールが遅れつつも現在に至るというわけです。
工事完成により、ご覧の通り、斜面の崩落を防ぐ防護壁がコンクリートで固められるとともに、歩道が整備されました。
これにより、井田山の下(市民健康の森)から、井田山の上(川崎市立井田病院付近)まで階段で登ることができるようになりました。
■斜面付きの階段
この歩道は平坦な部分は少なく、大部分が階段になっています。
階段の脇にはスロープもあり、一応自転車などを押して上ることもできなくはないのですが、勾配がかなりきついため成人男性でも正直おすすめはできません。
(お子さんなどが途中で自転車の重みに負けて滑ったり転倒したりすると、たいへん危険です。)
途中、写真左側から雑草がかなり伸びてきて、スロープがなかば塞がれているようなところもありました。
基本的には歩行者のための通路、と考えてよいと思います。
■井田病院再編整備計画図(川崎市発表資料より)
■引き続き第Ⅳ期工事で進められる敷地内西側エリア
井田病院再編整備事業では、第Ⅳ期工事において2020年度(令和2年度)に引き続き敷地内西側エリアの緑地の整備が進められる計画です。
長年にわたって進められてきた事業も、いよいよ終わりが見えてきました。
【関連リンク】
・川崎市立井田病院 ウェブサイト
(井田山関連)
・2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
・2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
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