武蔵小杉のアートフェス「コスギアート ラ・ファブリカ2020」最終日レポート:D.M.C.ダンスカンパニー好演、おもしろマスク作りなどワークショップにも賑わい
【Reporter:はつしも】
本日、武蔵小杉のアートフェス「コスギアート ラ・ファブリカ」の最終日が中原市民館で開催されました。
初日とは異なるワークショップも入れ替えで登場したほか、ステージプログラムでは、中原区の音楽とダンスの祭典「In Unity」などでも活躍する「D.M.C.ダンスカンパニー」などが好演しました。
■「コスギアート ラ・ファブリカ」の入口
本年度、武蔵小杉周辺の各種イベントはほぼ中止となり、一部がオンライン開催へとシフトしました。
そんな中開催にこぎつけたのが「コスギアート ラ・ファブリカ」です。
入場にあたっては連絡先の記入、検温、手の消毒、リストバンドの装着を行うなど、国のガイドラインにもとづいた対応がとられていました。
本イベントでは、武蔵小杉周辺で文化芸術活動を行う団体が集まり、本日まで2日間にわたってさまざまな体験型ワークショップやステージパフォーマンスを実施しました。
■「ダンサンブル」のコミカルなダンス
「ダンサンブル」は、二子新地や二子玉川河川敷等で活動するダンススクールです。
「コスギアート ラ・ファブリカ」では、60~70年代スウィングジャズにのせてコミカルで元気の出るダンスを見せてくれました。
■「D.M.C.ダンスカンパニー」
昨年に引き続き出演となったのが、武蔵小杉周辺で活動するダンススクール「D.M.C.ダンスカンパニー」です。
同スクールは「In Unity」など地域のイベントにも出演しており、本サイトでもご紹介しておりました。
「D.M.C.ダンスカンパニー」の特徴は、コンテンポラリーダンスをベースに、非常に高いクオリティと、毎回独自の世界観・ストーリーを持った作品を作り上げてくることです。
今回は高村光太郎の「雷獣」をテーマに、体全体を使い、豊かな表現力で神秘的な情景を作り出しました。
雷獣 高村光太郎
焔硝くさいのはいい。
空気をつんざく雷の太鼓にこをどりして、
天から落ちてそこら中をかけずりまはり、
きりきりと旗竿をかきむしって、
いち早く黒雲に身をかくすのはいい。
雷獣は何処に居る。
雷獣は天に居る。風の生れる処に居る。
山に轟くハッパの音の中に居る。
弾道を描く砲弾の中に居る。
鼠花火の中に居る。
牡丹の中に、柳の中に、薄の中に居る。
若い女の糸切歯のさきに居る。
さうして、どうかすると、
ほんとの詩人の皺の中に居る。
※高村光太郎は没後50年が経過し、著作権が消滅しています。
高村光太郎「雷獣」においては、躍動感ある雷獣の姿が描かれています。
D.M.Cダンスカンパニーの作品は少女性の付加など、独自のアレンジも加えられた演出でこれをそのまま再現したものではありませんが、意欲的なアプローチだったと思います。
■「絵描き屋みかん」のライブペインティング
今回、アート作品の多くは完成品が展示されていたのですが、「絵描き屋みかん」さんは、イベント期間中に仕上げる「ライブペインティング」を実施していました。
下絵をもとに、ビニールシートにうさぎや綺麗な花々が描かれています。
■絵描き屋みかんInstagram
絵描き屋みかんさんのInstagramには、完成した絵がアップされていました。
またこの絵は、中原区役所に飾られることになったそうですので、是非見てみたいと思います。
■みやこ染めオリジナルバッグ作り
■缶バッヂ・ヘアゴム作り
そして本日も、「みやこ染めオリジナルバッグ作り」「缶バッヂ・ヘアゴム作り」など各種ワークショップが開催されました。
世界で一つだけの、オリジナル作品づくりに子どもたちが熱中していました。
■クリアファイルでのフェイスシールドづくり
■ウォーズマン
■ドラえもん
こちらは、昨日もご紹介したクリアファイルでのフェイスシールドづくりです。
マジックで色を塗るだけでも、結構いろんなバリエーションが作れるものですね。
■おもしろマスク作り
■おもしろマスクコンテスト
リサイクル品を活用したおもしろマスク作りも、子どもたちがトライしていました。
イベントのフィナーレでは、参加者の皆さんによる「おもしろマスクコンテスト」が開催されました。
本サイトでは残念ながらそこまで見届けていませんが、ユニークな作品が集まったのではないでしょうか。
「コスギアート ラ・ファブリカ」のように、ものづくり・アートに気軽に触れられる機会があると楽しいと思います。
本サイトの2日分のエントリでご紹介できたのは、催しのごく一部です。
また来年以降も開催されるのではないかと思いますので、またお知らせしたいと思います。
【関連リンク】
・コスギアート ラ・ファブリカ ウェブサイト
・ダンサンブル note
・D.M.C.ダンスカンパニー Instagram
・絵描き屋みかん Instagram
・TOY BOX ウェブサイト
・かわさきシアターカンパニー ウェブサイト
・2013/2/16エントリ 「なかはらアクトストリート2013」「中原空襲展」開催レポート
・2019/9/11エントリ 武蔵小杉のアートの祭典「コスギアート ラ・ファブリカ」が9月16日(月祝)に中原市民館で初開催、多彩なワークショップが無料で展開
・2019/9/16エントリ 武蔵小杉のアートの祭典「コスギアート ラ・ファブリカ」初開催レポート:中原市民館の体験型企画に賑わい
・2020/9/6エントリ 武蔵小杉のアートフェス「コスギアート ラ・ファブリカ」が9/20・21開催、コロナに負けず「おもしろマスク作り」など体験型企画満載
・2020/9/20エントリ 武蔵小杉のアートフェス「コスギアート ラ・ファブリカ2020」初日レポート:西中原中合唱部特別出演、9/21まで中原市民館でワークショップ開催
本日、武蔵小杉のアートフェス「コスギアート ラ・ファブリカ」の最終日が中原市民館で開催されました。
初日とは異なるワークショップも入れ替えで登場したほか、ステージプログラムでは、中原区の音楽とダンスの祭典「In Unity」などでも活躍する「D.M.C.ダンスカンパニー」などが好演しました。
■「コスギアート ラ・ファブリカ」の入口
本年度、武蔵小杉周辺の各種イベントはほぼ中止となり、一部がオンライン開催へとシフトしました。
そんな中開催にこぎつけたのが「コスギアート ラ・ファブリカ」です。
入場にあたっては連絡先の記入、検温、手の消毒、リストバンドの装着を行うなど、国のガイドラインにもとづいた対応がとられていました。
本イベントでは、武蔵小杉周辺で文化芸術活動を行う団体が集まり、本日まで2日間にわたってさまざまな体験型ワークショップやステージパフォーマンスを実施しました。
■「ダンサンブル」のコミカルなダンス
「ダンサンブル」は、二子新地や二子玉川河川敷等で活動するダンススクールです。
「コスギアート ラ・ファブリカ」では、60~70年代スウィングジャズにのせてコミカルで元気の出るダンスを見せてくれました。
■「D.M.C.ダンスカンパニー」
昨年に引き続き出演となったのが、武蔵小杉周辺で活動するダンススクール「D.M.C.ダンスカンパニー」です。
同スクールは「In Unity」など地域のイベントにも出演しており、本サイトでもご紹介しておりました。
「D.M.C.ダンスカンパニー」の特徴は、コンテンポラリーダンスをベースに、非常に高いクオリティと、毎回独自の世界観・ストーリーを持った作品を作り上げてくることです。
今回は高村光太郎の「雷獣」をテーマに、体全体を使い、豊かな表現力で神秘的な情景を作り出しました。
雷獣 高村光太郎
焔硝くさいのはいい。
空気をつんざく雷の太鼓にこをどりして、
天から落ちてそこら中をかけずりまはり、
きりきりと旗竿をかきむしって、
いち早く黒雲に身をかくすのはいい。
雷獣は何処に居る。
雷獣は天に居る。風の生れる処に居る。
山に轟くハッパの音の中に居る。
弾道を描く砲弾の中に居る。
鼠花火の中に居る。
牡丹の中に、柳の中に、薄の中に居る。
若い女の糸切歯のさきに居る。
さうして、どうかすると、
ほんとの詩人の皺の中に居る。
※高村光太郎は没後50年が経過し、著作権が消滅しています。
高村光太郎「雷獣」においては、躍動感ある雷獣の姿が描かれています。
D.M.Cダンスカンパニーの作品は少女性の付加など、独自のアレンジも加えられた演出でこれをそのまま再現したものではありませんが、意欲的なアプローチだったと思います。
■「絵描き屋みかん」のライブペインティング
今回、アート作品の多くは完成品が展示されていたのですが、「絵描き屋みかん」さんは、イベント期間中に仕上げる「ライブペインティング」を実施していました。
下絵をもとに、ビニールシートにうさぎや綺麗な花々が描かれています。
■絵描き屋みかんInstagram
絵描き屋みかんさんのInstagramには、完成した絵がアップされていました。
またこの絵は、中原区役所に飾られることになったそうですので、是非見てみたいと思います。
■みやこ染めオリジナルバッグ作り
■缶バッヂ・ヘアゴム作り
そして本日も、「みやこ染めオリジナルバッグ作り」「缶バッヂ・ヘアゴム作り」など各種ワークショップが開催されました。
世界で一つだけの、オリジナル作品づくりに子どもたちが熱中していました。
■クリアファイルでのフェイスシールドづくり
■ウォーズマン
■ドラえもん
こちらは、昨日もご紹介したクリアファイルでのフェイスシールドづくりです。
マジックで色を塗るだけでも、結構いろんなバリエーションが作れるものですね。
■おもしろマスク作り
■おもしろマスクコンテスト
リサイクル品を活用したおもしろマスク作りも、子どもたちがトライしていました。
イベントのフィナーレでは、参加者の皆さんによる「おもしろマスクコンテスト」が開催されました。
本サイトでは残念ながらそこまで見届けていませんが、ユニークな作品が集まったのではないでしょうか。
「コスギアート ラ・ファブリカ」のように、ものづくり・アートに気軽に触れられる機会があると楽しいと思います。
本サイトの2日分のエントリでご紹介できたのは、催しのごく一部です。
また来年以降も開催されるのではないかと思いますので、またお知らせしたいと思います。
【関連リンク】
・コスギアート ラ・ファブリカ ウェブサイト
・ダンサンブル note
・D.M.C.ダンスカンパニー Instagram
・絵描き屋みかん Instagram
・TOY BOX ウェブサイト
・かわさきシアターカンパニー ウェブサイト
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