武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2008年
09月16日

陶花楽工房で、陶芸体験

hatsushimo.gif

2008/8/26エントリタウンガイドでご紹介している法政通り商店街の
陶芸教室、陶花楽工房(とうからこうぼう)陶芸体験をしてみました。
これは、教室の雰囲気を知りたい方や、「全くの初心者でも大丈夫
かしら・・・」という方のために、ちょっとした入門編として用意されている
コースです。

■陶花楽工房 陶芸体験
http://tokarakobo.com/trial.html

■陶花楽工房 外観
陶花楽工房 外観

陶芸体験を受けるには、事前予約が必要になります。電話でもメール
でもかまいませんが、人数が10人を超える場合はあらかじめご相談
されると良いと思います。
(連絡先はエントリ下部をご参照ください)

さて、それでは松原先生にご指導いただきつつ体験開始です。

■粘土と釉薬選び(白土と赤土)
粘土選び

まず最初に、粘土を選びます。左が白土、右が赤土です。
陶芸は「釉薬」と呼ばれる液体を塗って焼くことによって色を出します
が、ベースとなる土の色によって、仕上がりは違ってきます。

■粘土と釉薬選び(色見本)
色見本

これは前回のエントリでも陶花楽工房のマークとしてご紹介した
ものですが、実はさまざまな釉薬で焼いた色見本だったんですね。
2列一組になっていて、左が白土で焼いたもの、右が赤土で焼いた
ものになっています。

この実際の仕上がりを参考にして、「この色がいい!」土と釉薬の
組み合わせ
を選びます。色の出方は必ずしも見本と全く同じでは
ないため、都度松原先生がアドバイスしてくださいます。

体験とは言っても、陶芸の完成品を作るわけですので、「どんなもの
を作りたいのか」
イメージを持っていくとよいと思います。私が今回
作りたいと思ったのは、小さめの湯飲み茶碗でしたので、松原先生に
大体のイメージを伝えます。

■ザ・粘土
ザ・粘土

ここで、今しがた選択した粘土の登場です。その名もザ・粘土。一回
の陶芸体験で使用するのはこの一袋、1キロになります。

■粘土を切り分け
粘土を切り分け

まずは底の部分ということで、約6分の1ほどの粘土を切り出します。
これは、作るものによって変わってくると思います。

■ろくろで粘土を延ばし、丸く切る
底を丸く切る

切り出した粘土を両手でお団子にしたのち、ろくろの上で丸く延ばし
ます。掌底で軽く叩いて、1センチ程度にします。ほどよく延びたら
ろくろを回して、そこにへらを当てていくと、クルクルクルっと粘土が
丸く切れていきます。

■切った粘土を取り除く
切った粘土を取り除く

切った粘土を取り除くと、湯飲み茶碗の底ができました。
さて、ここから壁を立ち上げていくわけですが・・・。

■ひも作り
ひも作り

粘土をひも状にして輪を作り、それを先ほど作った底の部分に載せ
ていきます。輪を載せたら、外側と内側両方の粘土を指で伸ばし、
馴染ませます。

これは、基礎コースで最初に習得することになる技法で、「ひも作り」
と呼ばれるものです。

■ひも作りで積み上げる
ひも作りで積み上げる

このひも作りを繰り返して、自分がイメージしている高さまで積み
上げます。

■縁をカット
縁をカット

納得のいく高さになったら、不ぞろいになっている縁をカットして、
高さを整えます。なお、焼き上がりは14%程度小さくなりますので、
それも勘案する必要があります。
(収縮率は土の種類によっても異なるものと思います)

■セム皮で縁を整える
縁をセム皮で整える

しめったセム皮を使って、縁を整え、飲みやすいようにちょっと細く
します。このほか、内側・外側もスポンジ等をあててろくろを回し、
きれいに整えます。

■ろくろを回す動画


こちらは縁を整えるときの動画ですが、ろくろを回すのは松原先生に
手伝っていただいています。

■コテで丸みをつける
コテを使って広げる

今回、私がイメージしたのは丸みのある湯のみ茶碗でしたので、
コテを内側からあててろくろを回し、丸みを付けました。思ったより
柔軟に形が変わっていきます。

■造形完成
造形完成

最後に底の部分を針金でカットして、ろくろから取り外して完成です。
陶芸体験は2時間半で、物にもよると思いますが2つくらいは作れる
のではないでしょうか?

このあとは、最初に選んだ釉薬を使って、陶花楽工房の方が仕上げ
てくださいます。仕上がりまでは大体3週間とのことで、どんな感じに
なるのか、楽しみです。

私も陶芸は初めてでしたが、自分で想像していたよりはそれなりの
かたちになり、嬉しいものです。基礎的な作り方のためか、一つ目は
松原先生にひとつひとつ教えていただきながら作るのですが、ふたつ
目は忘れてしまった部分を教えていただくくらいで、大方記憶に従っ
て作ることができました。

ああ、これは、「自分の世界に入る」快感・・・。

ものづくりに没頭する時間って、結構くせになりますよね。短時間
での陶芸体験でしたが、これははまるかも・・・というのが実感でした。
1,050円で気軽に体験できますので、ご興味のある方にはお勧め
です。

完成品ができましたら、またご報告させていただきます。

■生徒さんの製作中の作品
陶花楽工房の生徒さんの作品

■陶花楽工房 連絡先
電話:044-722-3993
メール:tokarakobo@yahoo.co.jp

■陶花楽工房 マップ
陶花楽工房 マップ

【関連リンク】
陶花楽工房 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:各種スクール 陶花楽工房
2008/8/26エントリ 法政通りの陶芸教室「陶花楽工房」

Comment(1)