武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2021年
05月15日

川崎市5/9~15発表新型コロナ感染者数は4か月ぶり単日100人越え含む516人で6週連続増加、陽性率15.3%に上昇し「ステージ4」継続

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年5月9日(日)~5月15日(土)の週間データを集計しました。
まず、累計および週間のサマリーは、下記の通りです。   

■2021年5月15日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は516人(前週比64人増、重症者2人)と増加ペースが加速しました。
区別では多摩区が83人で最多となり、川崎区・中原区・高津区も高水準で推移しました。

前週はGWがあったため、検査人数と感染者数については反動増の要因もあったかと思います。

ただ、陽性率は前週比4ptアップの15.3%に上昇し、引き続き新型コロナウイルス感染症対策分科会が定義する「ステージ4」基準の10%を上回っています。

また入院患者及び重症患者の病床利用率も35~40%で、引き続き「ステージ3」基準の20%を上回っています。

入院者数は106人(前週比2人増)、自宅療養者数は628人(同86人増)、宿泊施設療養者数は206人(同44人増)といずれも増加しました。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比64人増の516人
となりました。
4月10日締めの週からこれで6週連続の増加です。

新規感染者の症状の内訳は無症状55人、軽症450人、中等症9人、重症は2人です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数が前週比64名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染経路が辿れない「不明」の比率が、徐々に上昇しています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り5,788人で、前週比1,571人増です。
これはGW中に検査数減少したものの反動増の要素があったように思います。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは5月11日発表分の「5月3日(月)~5月9日(日)集計データ」で、陽性率は15.3%でした。

これは「ステージ4」基準の10%を引き続き上回っており、今週の感染者数の増加要因ともなりました。

また入院患者病床使用率・重症患者病床使用率は35~40%で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は106人(前週比2人増)、自宅療養者数は628人(同86人増)、宿泊施設療養者数は206人(同44人増)となっています。

また今週は死亡者が2人増加しました。

入院者数は2人増加にとどまりましたが、宿泊施設および自宅の療養者が大きく増加しました。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1ポイント上昇しました。
一方、ピーク時は90%近くが「治療終了」だったものが、徐々に下がって今回は80.7%になっています。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
今週は多摩区が93人と大きく増加し最多となりました。

また川崎区・中原区・高津区も高水準にあり、前週で中原区を集計以来初めて上回り、区別2位になった高津区は今週も少し差を広げました。

日本全体を見ると、各地で緊急事態宣言の延長や範囲拡大が行われており、残念ながら新型コロナウイルスの感染状況はよくなっていません。

神奈川県の「まん延防止重点措置」の適用も現段階では効果がまだ見えていないところで、GWの増減影響を過ぎた来週の集計も注視が必要です。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
2021/4/24エントリ 川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え
2021/5/1エントリ 川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る
2021/5/8エントリ 川崎市5/2~8発表新型コロナウイルス感染者数はGW中検査数減も5週連続増加、高津区が累計で中原区上回り川崎区に次ぐ2位に

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