武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2021年
12月20日

JR東日本・東急電鉄が2022年3月12日ダイヤ改正を発表、コロナ禍反映し南武線・横須賀線・東横線が減便、武蔵小杉発着の成田エクスプレス・踊り子も縮小

【Reporter:はつしも】

JR東日本と東急電鉄が、2022年3月12日のダイヤ改正を発表しました。
利便性を高める施策の一方で、昨今のコロナ禍による需要減を反映して「減便」傾向が鮮明となっています。

本エントリでは、両者のダイヤ改正のうち、武蔵小杉駅で運行される南武線・横須賀線・東横線・目黒線の内容についてお伝えします。

まずJR東日本においては、南武線・横須賀線で朝ラッシュ時の減便が行われるほか、武蔵小杉に乗り入れる「踊り子5号・18号」は土休日の臨時列車となります。
また成田エクスプレス17号・36号の大船~東京間が運転取りやめとなることで、武蔵小杉発着の成田エクスプレスも減便になります。

一方、南武線においては土休日の快速電車運転時間帯が1時間延長されることになりました。

東急電鉄においては、東横線・目黒線において一部上り優等列車の所要時間を短縮し、速達性を向上させる一方、東横線日中時間帯の減便を行います。

■JR東日本・東急電鉄の武蔵小杉駅関連ダイヤ改正等概要
JR特急電車 ●成田エクスプレス17号(武蔵小杉発10:11成田空港行)・36号(武蔵小杉発17:40大船行)の大船~東京間運転取りやめ
※武蔵小杉発着減便
●踊り子5号(新宿発伊豆急下田行、武蔵小杉9:45発)・18号(伊豆急下田発池袋行、武蔵小杉18:37発)を土休日の臨時列車に変更
※平日の武蔵小杉発着廃止
JR南武線 ●ピーク時間帯の減便(現行1時間25本⇒24本)
●土休日快速電車の運転時間帯を1時間延長
JR横須賀線 ●ピーク時間帯の減便(現行1時間11本⇒10本)
●新型車両を追加投入
東急東横線 ●日中時間帯の渋谷~菊名間各駅停車を減便(現行10本⇒8本)
●日中上り特急を横浜~渋谷間で時短(現行28分⇒27分)
目黒線 ●朝ラッシュ上り急行1本を日吉~目黒間で時短(現行21分⇒18分)
●日中上り急行を武蔵小杉~目黒間で時短(現行14分⇒13分)

■武蔵小杉駅に発着する「踊り子」
武蔵小杉駅に入線する踊り子

まず、JRの特急電車については、成田エクスプレスが上下1本ずつ、大船~東京間の運転をとりやめるともに、武蔵小杉に毎日停車する「踊り子」上下1本ずつが土日休の臨時列車となります。

出張・旅行の需要がコロナ禍により急速に縮小したことによるものでしょう。

■南武線
JR南武線武蔵小杉駅ホーム

またJR南武線・横須賀線もそれぞれ朝ラッシュピーク時間帯に1本ずつ減便を行います。
これらはラッシュ時ですから、普段乗っている電車がなくなる影響が一定程度ありそうです。

■南武線の快速電車運転時間帯延長
南武線快速電車の運転時間帯延長

一方、南武線では土休日快速電車の運転時間帯拡大も行われます。
上記のように川崎発9:51、15:51、16:11、登戸発9:35、9:55、10:15に新たに快速電車が設定されることになります。

■東急東横線・目黒線
東横線・目黒線

また東急東横線も各駅停車を減便しますが、こちらは日中時間帯です。

一方で東横線・目黒線ともに特急電車・急行電車のラッシュ時の速達性が向上します。
目黒線では奥沢駅の通過待ち設備が完成したことにより、朝ラッシュ時の急行が日吉~目黒間で3分短縮されるのは大きいですね。


それにしても、鉄道会社は長年にわたってラッシュ対策のために投資を行ってきたものの、新型コロナウイルスにより一気に生活様式が変貌してしまいました。

コロナ禍が去ったとしても、完全に元のような通勤・出張需要がもどってくることはないのでしょう。

それに対応して短期的にはダイヤ改正で減便しつつ、中長期的には事業そのものを大きく見直していくことになるものと思います。

【関連リンク】
JR東日本横浜支社 ニュースリリース 2022年3月ダイヤ改正について(PDF)
東急電鉄ニュースリリース 2022年3月12日(土) 東横線・目黒線・田園都市線など 東急線5路線でダイヤ改正を実施

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