法政大学大学院生が武蔵小杉・新丸子住民の居住評価・コミュニティ・防災の「地域ウェルビーイング(幸福度)」意識調査実施、川崎市に政策提言へ
【Reporter:はつしも】
法政大学大学院政策創造研究科・上山研究室の山中佳彦さん・下川富雄さんが、「地域ウェルビーイング(幸福)」研究の一環として、武蔵小杉・新丸子周辺住民を対象にしたアンケート調査を実施しています。
本調査は再開発エリア内外の「居住評価(住みやすさ)」「コミュニティ形成」「防災」に関して居住者の皆さんの評価・意識を調査することで、川崎市への政策提言につなげるものとしています。
■法政大学大学院の山中佳彦さん(右)、下川富雄(左)さん
山中佳彦さんは、これまでにNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの理事として「コスギフェスタ」座長を務めるなど、地域の盛り上げやコミュニティ形成に関わってきました。
そんな中でさまざまな課題につきあたり、地域住民としての草の根活動に加えて、行政の政策を動かしていくことの必要性も認識したといいます。
このたび、同じく法政大学政策創造研究科の下川富雄さんとともに、武蔵小杉・新丸子住民の皆さんを対象にしたアンケートを実施されています。
この地区を選定するにあたった理由について、上述のように「武蔵小杉住民としての課題認識」に加えて、山中さんは下記のように説明されています。
「戦後日本において、経済成長を背景に1980年代までは都市への人口集積が進み、都心からスプレッドアウトする形で衛星都市群が形成されました。(いわゆるドーナツ化現象) それが90年代にはいってから、総合設計制度を活用した居住用超高層建築(タワーマンション)が都心部に開発され、それが人口の都心回帰のきっかけとなっています。 武蔵小杉の再開発はまさにそのような背景で行われた典型的な人口都心回帰事例のひとつであり、またその急激な人口移動は地域の住環境とコミュニティ構造を大きく変えつつあります。私自身がまちづくりに関与した経験もある武蔵小杉のコミュニティ実態をいまいちど客観的に捉えるべく、このエリアを選定しました。」
また今回のアンケートは、世帯主だけでなく家族ひとりずつの回答を求めています。
世帯主が10分程度、世帯主以外は6分程度で終わる内容ですが、一定の工数増があっても個別に回答をお願いする理由についても、山中さんは説明してくださいました。
「直近の研究ではコミュニティは有意ある情報の伝達ネットワークであるという捉え方がなされています。伝統的な集落共同体的な地縁組織(いまの町内会)だけでなく、趣味のサークルやネット空間における各種SNSを通じたグルーピングなど、その姿は時代とテクノロジーに応じて変化し続けています。年代やライフスタイル、活動する場所によってひとりひとりのコミュニティは異なるものであるという仮説に基づき、ご家族おひとりひとりに回答をお願いしています。 」
アンケートの概要は、以下の通りです。
■「地域ウェルビーイング(幸福度)」に関するアンケートの実施概要
■アンケート回答画面
アンケートはチェックボックス中心で、スマートフォンでも比較的サクサク回答が可能です。
前述の通り世帯主10分、世帯主以外6分程度で終わります。
山中さんからは、武蔵小杉・新丸子周辺の住民の皆さんへのメッセージをお寄せいただきました。
「今回のアンケート調査は武蔵小杉再開発エリアの居住評価を客観的に行い、地域コミュニティと防災の実態を明らにし、さらに住みよい街にするため川崎市に政策提言基礎とすることを目的にしています。 メールアドレスをご提供いただいたかたには抽選でクオカードを差し上げるチャンスもあります。 どうぞ、ご家族ご友人とアンケートへのご回答をお願いいたします。よりよい街を、みなさまのご意見により実現していきましょう。」
本サイトをご覧になっている武蔵小杉・新丸子周辺(範囲は厳密ではなく、元住吉や武蔵中原など周辺地域であればOKです)の方であれば、どなたでも回答できます。
クオカード抽選に参加されたい方でもメールアドレスの提供のみで回答できますので、趣旨に賛同される方、協力しても良いなとお感じの方は回答してみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・法政大学大学院 政策創造研究科 ウェブサイト
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(前編)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(後編)
法政大学大学院政策創造研究科・上山研究室の山中佳彦さん・下川富雄さんが、「地域ウェルビーイング(幸福)」研究の一環として、武蔵小杉・新丸子周辺住民を対象にしたアンケート調査を実施しています。
本調査は再開発エリア内外の「居住評価(住みやすさ)」「コミュニティ形成」「防災」に関して居住者の皆さんの評価・意識を調査することで、川崎市への政策提言につなげるものとしています。
■法政大学大学院の山中佳彦さん(右)、下川富雄(左)さん
山中佳彦さんは、これまでにNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの理事として「コスギフェスタ」座長を務めるなど、地域の盛り上げやコミュニティ形成に関わってきました。
そんな中でさまざまな課題につきあたり、地域住民としての草の根活動に加えて、行政の政策を動かしていくことの必要性も認識したといいます。
このたび、同じく法政大学政策創造研究科の下川富雄さんとともに、武蔵小杉・新丸子住民の皆さんを対象にしたアンケートを実施されています。
この地区を選定するにあたった理由について、上述のように「武蔵小杉住民としての課題認識」に加えて、山中さんは下記のように説明されています。
「戦後日本において、経済成長を背景に1980年代までは都市への人口集積が進み、都心からスプレッドアウトする形で衛星都市群が形成されました。(いわゆるドーナツ化現象) それが90年代にはいってから、総合設計制度を活用した居住用超高層建築(タワーマンション)が都心部に開発され、それが人口の都心回帰のきっかけとなっています。 武蔵小杉の再開発はまさにそのような背景で行われた典型的な人口都心回帰事例のひとつであり、またその急激な人口移動は地域の住環境とコミュニティ構造を大きく変えつつあります。私自身がまちづくりに関与した経験もある武蔵小杉のコミュニティ実態をいまいちど客観的に捉えるべく、このエリアを選定しました。」
また今回のアンケートは、世帯主だけでなく家族ひとりずつの回答を求めています。
世帯主が10分程度、世帯主以外は6分程度で終わる内容ですが、一定の工数増があっても個別に回答をお願いする理由についても、山中さんは説明してくださいました。
「直近の研究ではコミュニティは有意ある情報の伝達ネットワークであるという捉え方がなされています。伝統的な集落共同体的な地縁組織(いまの町内会)だけでなく、趣味のサークルやネット空間における各種SNSを通じたグルーピングなど、その姿は時代とテクノロジーに応じて変化し続けています。年代やライフスタイル、活動する場所によってひとりひとりのコミュニティは異なるものであるという仮説に基づき、ご家族おひとりひとりに回答をお願いしています。 」
アンケートの概要は、以下の通りです。
■「地域ウェルビーイング(幸福度)」に関するアンケートの実施概要
対象 | 対象:武蔵小杉、新丸子の再開発エリアおよび、近隣にお住まいの方 |
目的 | 目的:再開発エリア内外の居住者の現状認識を次の各テーマにおいて把握し、政策提言の基礎とする |
内容 | (1) 居住評価:住んでいてよかったこと。改善できること。 (2) コミュニティ形成実態:ご家族の個人ごとに、どのようなコミュニティに属しているか。また、どのようなコミュニティやパブリック (公共)スペースがあると良いと思うか。 (3) 防災意識:どのような自助努力を行っているか、共助・公助には何を求めるか。2019年台風19号に関する意識調査も含みます。 |
特典 | メールアドレスをご提供いただける方には抽選にてクオカードを下記要領にてプレゼントいたします。 ●クオカード1万円:1名様 ●クオカード 2,000円:10名様 ※厳正なる抽選のうえ、発表は後日に当選者様ご本人にメールにてご連絡を差し上げます。(2022年5月頃) |
期間 | 2022年1月末まで(予定) |
実施方法 | 下記URLより、アンケートの入力フォームにお進みください。お手数ですがご家族お一人ひとりごとにご回答を頂きます。 |
Web | ●アンケートフォーム |
問い合わせ先 | 法政大学大学院政策創造研究科 上山研究室 山中佳彦 090-4958-5401 |
■アンケート回答画面
アンケートはチェックボックス中心で、スマートフォンでも比較的サクサク回答が可能です。
前述の通り世帯主10分、世帯主以外6分程度で終わります。
山中さんからは、武蔵小杉・新丸子周辺の住民の皆さんへのメッセージをお寄せいただきました。
「今回のアンケート調査は武蔵小杉再開発エリアの居住評価を客観的に行い、地域コミュニティと防災の実態を明らにし、さらに住みよい街にするため川崎市に政策提言基礎とすることを目的にしています。 メールアドレスをご提供いただいたかたには抽選でクオカードを差し上げるチャンスもあります。 どうぞ、ご家族ご友人とアンケートへのご回答をお願いいたします。よりよい街を、みなさまのご意見により実現していきましょう。」
本サイトをご覧になっている武蔵小杉・新丸子周辺(範囲は厳密ではなく、元住吉や武蔵中原など周辺地域であればOKです)の方であれば、どなたでも回答できます。
クオカード抽選に参加されたい方でもメールアドレスの提供のみで回答できますので、趣旨に賛同される方、協力しても良いなとお感じの方は回答してみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・法政大学大学院 政策創造研究科 ウェブサイト
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(前編)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(後編)